親戚が集まっていましてね、久しぶりですね。
そんなに親戚たくさん集まっているのはあんまり‘見たことがない’ので
ふるらんの家は本家だったのでお彼岸やお盆やたくさん集まりました。
それでみんなが集まっているのですが・・おばあちゃんが居ない。
ふるらんを育ててくれたおばあちゃんが・・居ない。
う~んどこだろう・・と思ったら、あれ?あそこの家にいそう・・と思って少し離れた小さな家がありました。
その中にいると思う、と思って、おばあちゃんを探しに。
でも誰も一緒に行ってくれない。
親戚はみんなわいわいしているだけだし・・
でね、一人で行ったんですよ。すると家の中に布団が敷いてあって・・
だれも寝ていないけれど人の気配がするから。
「おばあちゃん」と呼んだら出てきてくれて・・
わ~~細くなってる・・
「おばあちゃんどうしたの?」と聞いたら
「さびしい、さびしい・・」を連続するので、ぎゅっと抱きしめてしてあげました。
だって・・いくら年を重ねていても一人の人間ですからね。
莫大な財産のところで生まれ、育ち、そして・・すべてを捨てておじいちゃんと結婚。その後の○労は・・戦争子育て・・を含めて大変だったと思う。
親戚のおじさん、おばさん達はわかっているとは思うけれど、でも子供の時にされたことをきっとまだ心にがっちり持っていて・・だからおばあちゃんのそばにこれないんだな・・と。
ぎゅ~~っと抱きしめて、おばあちゃんのぬくもりを感じ・・
やっぱり年を重ねている人の体温は・・こんな感じですものね。
友達がたくさんいても、子供がたくさんいても・・
こころの寂しさは埋められない。
やっぱり‘行動’をしてあげないと。
(だからふるらん家で意識がなくなる前にふるらんの名前を呼ぶ人が多い)
抱きしめていたらおばあちゃんがやっと落ち着いて・・・
よかった。
大丈夫、ちゃんとおばあちゃんの供養もきちんとしていくから。
ふるらんが生きている限りできることはちゃんとする

・・という話をしていたら、おばあちゃんが
「車に乗る」というので乗せていたら他の数人のおじさん、おばさんも乗ってきて・・
え~乗る時だけ来るの?とか思ったけれど、5人のりなのに6人ぐらい乗っていて・・それで発車。
おばさんやおじさんに
「ふるらんが乗る車じゃないよ」と言われ、
え?そうなの?と思ってすぐ窓を開けて・・
おばあちゃんが
「ちゃんと学校へ行くんだよ」という。
学校??
ん?・・あ~お寺のことかな?
お坊さんの事を田舎では「先生」と呼んでいたので。
うん、と返事をして窓からふるらんは空へ飛びました。
上から見ていると・・車は山の方へ行っていました。
(山の途中にお墓があります)
ふるらんは送電線に引っかからないように飛んで・・
都会の方へ飛んでいきました。
ちゃんと飛ばなきゃ・・と思いながら田畑を越えて・・
水田の様子を見て・・
伸びているわ~
今年もお米が食べれるわ~
ありがいわ~
あ~~電線の工事をされている人達が居るわ~
あ~~あかちゃんをつれて歩いている人や腰の曲がった人がゆっくり歩いているわ~~
あ~こっちじゃなくて・・
風の乗らなきゃ帰れないから・・
もっと胸を張って風を読まなきゃ・・・
飛べるわ~
昔より飛べるわ~~~~
あ~~街が見えてきた~~~~~
と思っていたら目が覚めました
帰宅か
・・ということで実家まで行ってきたみたいです(もう跡形もなく平地になっていますが)
昨日、「ビスコ」と聞こえていたので、一番大量に入っているのを買ってきました。
きっとご先祖様でお子様達のご希望だったと思います。
今日はおはぎを買ってきます