そしてふっと交差点の向こうを見ると・・・
ケンタッキーの店の前に誰か居る・・・

あ~カーネルさん、っておや?
店の入り口で先頭にて並んでいます。
どうやら目の前に「たまごタルト」をじ~~~~っと見ています。
さくら?それにしてもめっちゃ義理堅いなぁ・・・カーネルさん

「ふるらんさん、魔法使いって信じます?」
「そうね、信じてますよ。メルヘンとかじゃなくても、妖精さんが居るのだから妖精さんを使える魔法使いさんが居てもおかしくないと思うし」
「あ~よかった」
彼女がそれからいろんなお話をしてくれました。
なぜかというと、年に数回夢の中に魔法使いが出てくるから。
結構「前世は魔女と言われました」といわれる女性が多いこのごろ。
いろんな生まれ変わりさんが居てもおかしくないかな?と思っている私です。
しかし、彼女の後ろに立っているのは・・・魔法使いさんではなくて・・・どうしても・・・に見えるし・・・
ヒプノセラピーをしまいた。
彼女が前世が魔法使いだったのか知りたかったので。
すると・・・・
時代は平安時代。
「お屋敷に出入りする人の気配を感じながら・・・でも自分は屋敷の後ろに暮らしています」と言いました。
そして急に彼女が子供の時代に戻って・・・
「私は拾われて・・・ある屋敷の奉公をして・・・あ、今のお屋敷に行きました」と言いました。
そして・・・
あるお部屋の前の廊下に座って待っていると男性が入ってきたので、頭を下げて待っていたそうです。
合図があるまで頭を上げてはいけない世界ですので。
頭を上げると一人の男性が座っていました。
そして「~~の巫女だな」の一言で終わりました。
「その後私は・・・いろいろなことを上の女の人に教えてもらい、そして数ヶ月に一度、あの男性に指導を受けたようです」と言いました。
続けて・・
「手が違う」と数度注意を受けています」と言いました。
聞くと
「右は・・・。左は・・・。手の意味がわからないと駄目だよ、と男性に注意を受けています」と言いました。
(過去世に巫女といわれる方にその意味を聞いてみるとわかりますよ。巫女でも序列が凄くあるので、上になればなるほど手の意味が変わります)
「私は・・・お屋敷に使えていました。そして生○が来たとき、お屋敷を降りるように上から言われ、町に下りました。・・あ・・・・結婚したみたいです」と言いました。
本来はそのままお屋敷に使えたり、お屋敷の男性と一緒になったりするのですが・・・
「あの男性に・・気を使ってもらって、女の幸せをつかむようにと。理由を適当につけてもらって・・・私はお屋敷から出られるようにしてもらって・・・あ~~幸せになれるように・・・気を使ってもらって・・・・」
そして泣いていました。
家族を持ち、普通に暮らし・・・
「他の巫女さんたちは巫女の暮らしが忘れられずにお屋敷にすがったり、町に下りても巫女を名乗るから・・人生がおかしくなったようです。でも私は・・・約束を守り、素敵な男性と一緒になったのですね」と言いました。
確かに雅な世界から降りるのは・・大変です。
でもそれをすっぱりあきらめ、けじめをつけ、人生を作った彼女は幸せをつかみました。
あの当時、貴族の人たちはかなりの偏食でした。
農民が作るものを卑しいものとして食べませんでした。
だから・・野菜は食べない。
だからみんな短命だったのです。
彼女と一緒になった男性は今のご主人。
子供も今の子供です。
親は当時使えていたお屋敷の人。
「なんて幸せな・・・あ~愛されて人生を終わっていますわ・・」と言いました。
そして彼女は
「あ・・・思い出しました」と言って私にあの男性の名前を言いました。
彼女は今右利きです。
でも子供の時、左利きでなかり親に注意されたそうです。
「左手で~~~をせよ、そして右で~~を。天と地の間に~~~を描き、右手で~~を押さえ、そして左で~~~放つ・・・・(続く)」
彼女の夢に出てくる魔法使いの服装は・・白いブラウスに赤いスカート。
ふふふ、巫女さん、彼女に遠慮して・・魔法使いに変身してたのかな?(笑)