運命とは・・不思議なもので・・
人なんんていつどうなるか・・と思ったら捨てたもんじゃないっていつも思うんですよ~
ふるらんの若い時にあったお話です。
看護○さんだったふるらんはたくさんの職員とたくさんの患者さんの中でお仕事をしていました。
日々忙しくて・・毎日疲れも取れなくて。
日々しんどいな~でもみんなもそうだし、みんなおかげで仕事が完了するし、だからいつもだれとでも仲良しでいようと思いました。
当然苦手な人もいます。でも、でも何とかして努力して仕事をしていました。
当然人間関係ですから・・ほかのスタッフ同士での争いもありました。
その時ふるらんはいつも
「同じ屋根の下で同じところからお給料をもらってみんな生活のためにお金をいただいているんだからお互いに寄り添って仕事を完了させようよ」とお互いを諭したものでした
しかし、これがお医者さんと看護師ならそうもいかず・・
看護師は医者のいうことは絶対に聞かないとならなくて・・・
そして看護師でもいつも先生にいじめられる人もいて・・・
「辞めたい、辞めたい」と苦しむ始末。
どうにもならないのが上下関係。
やはり医者にはかなわないのです
先生のミスなのに・・かぶるのはこっちになる場合もありましたよ。
で、ある20代後半の看護師さんがある先生にいじめられていました。
理由は「鼻にかかる」
看護師長が先生に進言しても聞く耳持たず。
医者は偉いという筋を通していました。
あまりにもいじめるので、その看護師さん、体とこころを痛め始めました。
そして看護師数人が彼女の家にお見舞いに行ったのです。
家に入るとパジャマのままの彼女でした。
「大丈夫?」と聞くと
「ええ・・なんとか・・」という言葉。
笑顔も薄く・・そして辞める覚悟をしていたようでした。
でも・・もう仕方ないですもの、そうなったら。
心が壊れる前に・・です。
そして彼女は仕事を辞めることになりました。
一人仕事を辞められると・・もう業務が大変です
お医者さんは特になんともないですけど。
で、辞めて一週間ぐらい過ぎた時、連絡が来ました。
「ちょっと気になる男性が現れたんだけど、見てもらえますか?」と。
ふるらんは片手間に占いも○視もしていたから、裏のお仕事として知る人ぞ知るふるらんになっていました。
それで、日を合わせて・・・
男性の写真と誕生日、そして・・・○視すると・・
「あら・・この人、結婚する人だわ」と
彼女も
「初めて会った時にそんな気がしたの。やっぱり合ってたんだわ」と喜びました。
ふるらん、○視の続きをして・・
「彼・・なんかお金持ちのおうちみたいな・・」というと
「まだ何も知らないの。お友達の紹介で一緒にお酒をして・・それで」
「それならまだわからないのね。でもきっといい人だから頑張ってね」と言って帰ってきました。
それから半年後、ナースステイションにほかの病棟の看護師さんが来て
「ちょっとちょっと~」とお話がわいていまして・・・聞くと
その看護師さん、ある政治家のパーティーのバイトに行ったそうで、その政治家の息子の横にあの辞めた看護師さんがいて、そしてなんと婚約者という紹介だったとか。
みんな一斉に「え~~~~~~~~~~~~
」
その息子はいずれ政治家になるというお話も出ているぐらいのできる人。
先輩の看護師さんが
「すごいわね~玉の輿じゃない」と言うともっと年配の看護師さんが
「それ以上よ。あの家系は相当のお金持ちだし、ものすごい発言権をもってるからね。だからあの彼女をいじめた先生、これから大変ね・・」と。
世の中にお医者さんより力のあるものは存在します。
それを忘れちゃいけないのよ。
自分が一番上だと思うのはこの建物の中だけ。
そとにでれば普通の人だし。
人はどんな職業でも平等だし、助け合って世の中の人のためになっているのだから。
そして・・・まもなく、あのお医者さんはどっか遠くへ・・左遷。
そして数ヵ月後、あの彼女は時期政治家の奥様になられ、大きな立派なおうちを立ててもらい、そこに彼と暮らし始めました。
ふるらんはみんなに「会ったことはナイショにしておくといいよ」と話してありました。
なぜなら・・それがわかると「悩んでいる」と思われてみんなから距離を取られることもあるから、それを避けるために「ナイショにしておいたほうがいいよ」といっていたのです。
ですから、結婚式も呼ばれませんでした。
本当に中の良かったお友達が数人出席して、次の日にふるらんに
「ふるらん、彼女からのことづけだけど、‘ふるらんに会ったら、私は弱い人のために彼と一緒に働くわ。そしてみんなを幸せにするから・・がんばるって伝えてね’と言ってたわよ」と教えてくれました
人はね、必ず幸せになれるのよ。
どんなにいじめられても、必ずその先にいいことがあるはずなのよ。
苦しくて自分を傷つけることや自分の存在を消すことはないのよ。
必ず、必ず・・未来を信じて
見えない未来だけど・・絶対頑張ったご褒美は貰えるから
ちなみに・・・彼女は普通の体型で普通の女性です。
とくに美人でもなく、特別ものすごいものを持っているわけではなく。
ほんの少しテンポが遅いだけ・・・
3980円のお手頃なバッグを買い、1980円のパンプスを見つけては
「安いのを見つけたのよ~」という感じですし、10000円のネックレスを見て
「う~ん、どうしよう・・」と考えていました。
カットはお店で、でもカラーは自分でして節約。
マニュキアは自力で時々
「はがれそう・・」とか言って上から直し、お弁当は昨日の残り物を詰め込み、ストッキングのリサイクル方法を必死に考え・・・
2年前の大きな失恋の時、めっちゃ泣いて・・・
「もう、恋なんてしない」と言っていて。
そして・・・病棟移動である先生にいじめられ・・・
苦しんで、悩んで・・・
その先に・・・・ものすごい玉の輿。
運命なんて・・・突然来るんですよ
もしかして「明日」かもしれないんですよ、ね?