お盆お休みの間の一日、家族の中で、唯一美術館の好きな次男を無理矢理?誘い・・・
ずっと見に行きたいと思っていた愛知県立美術館で開催されていた展覧会
「生活と芸術-アーツ&クラフツ展~ウィリアム・モリスから民芸まで」に行ってきました。
【生活と芸術-アーツ&クラフツ展のポスター】 | 19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動「アーツ&クラフツ」。 その創始者で英国史上デザインに最も影響を与えた人物と言われ 「モダンデザインの父」と呼ばれたウィリアム・モリスの 足跡をたどりながら、彼を中心とするイギリスウィーン工房が ひときわ輝いたヨーロッパ、そして民芸運動が花開いた日本での 美しい作品からたどる展覧会です。 装飾芸術の殿堂、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館(V&A) との共同企画で、V&Aと国内の美術館などから家具、テーブルウェア ファブリック、服飾書籍やグラフィック・デザインなど約280点を 一堂に出品しています。 それに加えて、民芸を日本におけるアーツ&クラフツととらえ まずは柳宗悦が生み出した民芸の思想を 木喰仏をはじめとする収集品を通じて紹介しています。 実際に使用されていた作品を中心に集め再現を試みます。 そのほか黒田辰秋、富本憲吉、濱田庄司 河井寛次郎、黒田辰秋、バーナード・リーチ、芹沢介、棟方志功の 作品も紹介、合計約120点で構成されています。 |
【展覧会のパンフレット】
産業革命以来、見失われがちとなった手仕事の良さ、職人の技を見直し
自然界の花・植物・小動物をモチーフに創作した
パターンによるテキスタイルデザインは、生命感に溢れた美しさがあります。
そして伝統に美を再発見し、シンプルなライフスタイルを提案し続けた
「アーツ&クラフツ」が生み出した精神は、現代の生活に影響を与えています。
モリスや仲間たちが作り出した家具や壁紙、当時の最先端都市ウィーンの前衛的な家具やグラフィック・・・
モリスのデザインには自然を愛する思想が反映され、生活の中で生まれたデザインとして
100年たった今でも世界中の人に愛されているのです。
【モリスによるテキスタイルデザイン】
アーツ&クラフツの考えと試みは 出版や研究を通じて、瞬く間にヨーロッパやアメリカ、日本にも伝わります。 各地での歴史、文化、社会情勢の影響を 受けながら、多種多様な作品が生み出されていきました。 住宅を中心とする総合芸術の探究は、その後のモダン・デザインを生む源流の一つとなりました。 【「三国荘」(みくにそう)の再現展示】 | 【ウィリアム・モリスのテキスタイルより】 この展覧会での見所のひとつは柳宗悦らが 昭和初期に建てた「三国荘」(みくにそう)の 再現展示です。 柳の収集品や若き濱田庄司、黒田辰秋らの作品で 飾られた室内には、民芸の原点を見ることができます。 |
【美術館のある10fにある中庭】
そして、この日のランチは、ここ・・・
ウルフギャング・パック レストラン&カフェ
「スターシェフ」、「アメリカ料理を変えた料理人」
アカデミー賞公式シェフ」と呼ばれるウルフギャング・パック(Wolfgang Puck、-)。
ウルフギャング・パックの創造的な料理を
カジュアル・ダイニングの雰囲気と価格帯で楽しみめるレストランです。
【美術館の階に相応しく、モダンなインテリアの店内】
毎年恒例のアカデミー賞授賞式後のパーティーのケータリング総責任者を歴任するほか
テレビ出演や数々のチャリティ・オーガナイザーとして多忙な日々を送る。
2001年1月からフードネットワーク・チャンネルにてスタートした「ウルフギャング・パック」シリーズ(料理番組)も高視聴率を誇り、2002年にはエミー賞を受賞。
アメリカ料理業界での多大な功績が認められ、レストランのアカデミー賞といわれる
ジェイムズ・ビアド協会による最優秀シェフ賞ほか、多数受賞しています。
ランチの後は、早々に引き上げるつもりだったのですが
丁度いい機会だから、息子の誕生日(9月1日)のプレゼントを買おうということになりました。
渋々付き合ってくれていたのが、急に元気になり
散々、あっちこっち連れまわされました。
普段は一緒に買い物になど行かないのですが、スポンサーをおいていく訳には
いきませんからね~。
お蔭で、なれない靴を履いて行った私は足が痛くなり・・・
新しいサンダルを買う羽目になってしまいました。(汗)
今日もお付き合いくださってありがとう~!