ハロウィンの土曜日、名古屋まで出掛けました。
母に頼まれた用事をすませ、デートの待ち合わまでの数時間
ふと思いついて名古屋ボストン美術館に寄ってきました。














![]() 【名古屋ボストン美術館の入り口にて】 | 1999年、米国ボストン美術館の 姉妹館として開館した名古屋ボストン美術館は 米国ボストン美術館所蔵の優れたコレクションを 恒常的にわが国に紹介する唯一の施設です。 名古屋ボストン美術館自身は資料の収集・保有はせず 展示資料はすべてボストン美術館から借り受ける システムとなっています。 言い換えれば、日本にいながらにして ボストン美術館の収蔵品を目にすることの出来る 場所となっています。 |
![]() 【米国ボストン美術館と同じデザインの円柱】 | ![]() 名古屋ボストン美術館が入居する金山南ビルは 他にホテル グランコート名古屋、名古屋都市センター 公共駐車場、金山南パークという4つの施設から構成される 複合ビルです。 名古屋ボストン美術館の部分は、同じビル内にありながら アトリウム(吹抜け)を介在させることにより 美術館の管理運営、防災・防犯に役立つ構造となっています。 美術館のところどころには、米国ボストン美術館を連想させる 円柱が立てられています。 |














今回見に行った展覧会はこちら→ 「-愛と美の女神-ヴィーナス」

《マルスとヴィーナス》(部分)
ニコラ・プッサン(フランス)、1630年頃














![]() 《アフロディーテ頭部、通称「バートレットの頭部」》 ギリシア、紀元前330年頃、大理石 | 愛と美の女神ヴィーナスの名は、美女の代名詞として使われることもあるほど、日本でもよく知られています。 ヴィーナスはそもそもギリシア神話ではアフロディーテと呼ばれ美しい女神として数々の場面に登場し、神々や人間たちの愛や情事を 左右するとともに、自身恋多き女神でもありました。彼女は、愛や美を司る女神として古代ギリシア人、ローマ人から篤い信仰を受けていました。その一方、女神の姿は愛と美の象徴として、絵画に彫刻に、あるいは工芸品などに繰り返し取り上げられ、名作を生み出す原動力ともなりました。それはルネサンス以降も変わることなく、現代にまで続いています。この女神が司る愛も美も私たちの人生に欠かせないものであり、いつの世も私たちを魅惑し続けていることの証でしょう。 本展では、米国ボストン美術館が所蔵する古代から現代まで5000年にわたる作品135点によってヴィーナスにまつわる神話や信仰を紐解きながら、この女神の姿を辿り、彼女の素顔に迫ります。 《パンフレットより》 |
神の名前として一般に知られている「ヴィーナス」はローマ神話中の名前で
もともとのギリシア神話では「アフロディーテ」と言うのだそうです。
儚げな微笑みに魅せられます。
遠い昔の人たちの、賛美の声が聞こえてくるようです。
駅に隣接した美術館では、こんな風にちょっと足を運べば
贅沢な時間を過ごすことが出来るのですね。

135点のうち、現代のヴィーナスは抽象画であったり
体重100kg以上あるかと思えるような女性であったり・・・
これは、美しいと思えるものが変化してきているのか
はたまた風刺になっているのか
いずれにせよ、美しいと思うものは素直に表現した方が
受け取る側にとっては、心地がいいような気がします。















【ミュージアムショップ】
ヴィーナスといえば、この曲を思い浮かべてしまうのです。















【ハロウィンのこの日は、町のあちこちで仮装した人に出会いました。】

