昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

イチョウの話と、一番多く使われた言葉・・・

2009-11-26 | 四季折々のひとりごと
【旧中山道脇の高札場の大イチョウ】

街の中をまっすぐに伸びる旧中山道が、小高い丘にさしかかるところに
大きなイチョウの木があります。
今年も黄金色に色付き、街を見下ろしています。

                                    
中生代ジュラ紀の頃には世界的に分布し、化石として発見される
「生きた化石」ともいわれています。
氷河期に殆どのイチョウ類が絶滅した中、唯一種類残ったのが
このイチョウだとされています。

イチョウは病害虫や大気汚染などの公害に強く街路樹などにもされています。

花言葉が「長寿」といわれるのも、そんなところから来ているのでしょうね。



                                    

京都の歴史的大火災、天明の大火(1788年)のときのこと、18万の家屋が焼失した
なか、本能寺境内の大きなイチョウの木の下に身を寄せた人々を
この大イチョウが勢いよく水を噴き上げ救ったという伝説が残っているのだそうです。
以来、この木は「火伏せのイチョウ」として大切に奉られるようになったそうです。
実際に、イチョウの木は樹皮の部分のコルク質が厚く耐火性を持っているといわれています。

そのため、昔は防火帯として植えられた事もあったそうです。

神社仏閣、そして学校にもイチョウの木が植えれているのは
そんな理由からなのでしょうね。



先日ラジオで「この10年間にインターネット上で最も多く使われた言葉」が発表されたといっていました。

3位は、オバマ(アメリカ大統領)。2位は、9月11日(同時多発テロ)。

そして1位だったのは「地球温暖化」なのだそうです。

氷河期も乗り越えてきたこのイチョウの木は、この温暖化のなかでも生き残ってくれるのでしょうか。

                                    
今日も訪問ありがとうございました!