昨日を そして今日をありがとう

Demain il fera jour.
遠回りして歩きましょう 
素敵な景色に遇えるかも・・・

金木犀のお酒と楊貴妃~『キッチンから愛を込めて』~

2011-10-12 | キッチンから愛を込めて




コスモスの花が我が家の庭にも咲きました。

「貴方の好きな秋の花は何ですか?」と聞かれて

「コスモス」と答える人は多いのではないでしょうか。



そして、秋を代表する花の香りと言えば金木犀でしょう。



今年は、気候の影響か花着きの良いものが多かったそうです。

あまりに沢山の花が咲いたので、以前から気になっていた

「金木犀のお酒」を作ってみました。



金木犀のお酒」と言えば、 「桂花陳酒 (けいかちんしゅ)」です。
桂花(金木犀、キンモクセイ)の 花びらを摘み、その花弁とつぼみを
良質の白ワインに浸漬し、3年間熟成させたものなのだそうです。

作り方を色いろと調べてみましたが、白ワインを使ったものが無かったので
素人には無理なのかと思い、ホワイトリカーを使ったもので作っていました。

直ぐに淡い琥珀色へと変身し、そっと蓋を開けてみると
金木犀の花の香りはそのままのようです。



 楊貴妃も愛飲したと伝えられる伝統ある美酒「桂花陳酒」

古くは宮廷内でのみ製造されていたのだそうです。

なんと今から約1800年もの昔のお話です。

あまりの美しさに国が滅びたといわれる楊貴妃の美しさは

このお酒から生まれたのかも知れません。

   

ちょっとフルーティーな味わいをプラスしたくて

干し杏を入れてみました。



ところで、楊貴妃が密かに日本に渡っていたというお話をご存知ですか?

日本でも史実では殺されたことになっている義経が大陸に渡り
チンギス・ハンとして活躍したのではないかといわれているように

楊貴妃も殺されることは無く、日本に流れ着いていたというのです。

先日、中国のテレビ番組でその話が取り上げられ
驚いたことに、あの「山口百恵」さんが楊貴妃の子孫だと放送されたそうです。

山口百恵さんは、今でも中国での人気が高く
日本人らしくない顔立ちと、楊貴妃が流れ着いたとされている場所が
百恵さんの祖先が住んでいた場所だということ
そして、本人がそう発言しているとされ
その後も、その話を信じている中国人は多いのだとか。

その昔、中国から渡って来て
何故だか、花の咲く雄木だけしか日本には伝わらず

甘く人を酔わせるような香りを放ちながら
実をつけることのない「金木犀」。

楊貴妃という絶世の美女が、密かに日本に渡って来て

いたかもしれないというお話と共に
切ない想いが心を満たしていく、秋の一日でした。



お付き合いありがとうございました。


菜園日記~やっかいな竜~

2011-10-08 | 菜園日記
【畑に咲いた千日紅】



今日から三連休野方も多いかと思います。
何をして過ごしていらっしゃいますか?
日に日に秋色が濃くなり、畑仕事をするのにも最適な陽気となりました。


【里芋】

順調に育った里芋も私の身長を超え、180cmくらいに育ち
葉も少しずつ茶色になってきました。

下から見上げると、小人になった気分です♪

少しずつ掘り出して、お味噌汁の具や煮ころがしにしています。



白菜名人の叔父様に植えてもらった白菜も直径80cmほどに葉を広げています。

そんな我が家の菜園ですが、最近ちょっと問題が発生しています。



今年は何故かモグラが大発生して、畑を荒らして回っているようです。
モグラ・・・
漢字で「土の竜」と書くそうです。
掘った穴の形が竜の胴体のようだからなんでしょうね。

土の中の虫やミミズを食べるために、耕して柔らかくなった土の中を掘って回るのです。

竜といえば、中日ドラゴンズが今期引退の落合監督の花道を飾るべく
首位に浮上しました!!!!

ちょっと面白味の無くなって来ていたプロ野球ですが
気になるところになってきました。
頑張れドラゴンズ~!

・・・おっと!話がそれました!・・・

土の中のドラゴンだなんてカッコいいけど、顔はかなり不細工です。
目は退化しているらしく、ぎゅっと目を瞑ったような顔をしています。

これじゃあ親指姫にプロポーズを断られちゃうはずです。

そんな土竜(モグラ)のせいで、植えたばかりの作物のが持ち上げられ
引っこ抜かれたようになって枯れそうになる被害が出ています。

直ぐに気付いて植えなおせば大丈夫なのですが
やはり生育に遅れが出ます。

そこで、ペットボトルを使った土竜よけの風車をにわかに作りました。



カタカタと音を立てて回り地面に振動を与えるので
モグラが嫌がり近づかなくなるとか。

捕まえる機械もあるそうですが、なかなか土竜も賢くて
捕まらないそうです。
かといって薬剤を散布するのも嫌ですよね。

効果があると嬉しいんですが、どうなのかな?



【大根】

土竜の被害に遭って植えなおした大根も1本を除いて、なんとか復活!

 

【ブロッコリー】

こちらは、青虫に狙われているブロッコリーです。
ちょっと気付くのが遅れたら、こんなに大きさに差が出てしまいました。
幼虫になる前の卵の段階で「テデトール」に限りますね。(笑)
毎日要注意です。



 

【小松菜】                  【ホウレン草】




木全体がオレンジ色に見えるほど沢山の花をつけた金木犀のいい香りが漂っています。

金木犀のお酒でも作ってみようかな?



昨日の夕空も金木犀色に染まっていました。




『モンマルトルからのラブレター』 に魅せられて・・・

2011-10-05 | 音楽,ラジオ
夕焼けに染まるエッフェル塔・・・

ちょと パリまで行ってきました。

写真に入れた詩は、エディト・ピアフも歌っている『パリの空の下』。




な~んて!
そんなはずはありません。
2階の窓枠にこの↓エッフェル塔の小さなオブジェを飾って
写真を撮ってみました。
ぐ~っと寄って撮ってみましたが、ちょっと本物っぽく見えたかな?



幼い頃、父がよく聞いていたレコードの中に
エディット・ピアフ イベット・ジローのものがありました。

英語もフランス語もどちらがどちらかなんてわかりもしなかった頃でしたが
独特なメロディーと歌声のシャンソンは記憶の片隅に残り続けました。



初めてパリの街を訪れたときも、この『パリの空の下』が
耳の奥でずっと生り続けていました。



パリの街を見守るように小高いモンマルトル丘の上に建てられた
純白の聖堂「サクレクール寺院」や 階段や坂の多いモンマルトルの丘の
路上で歌っていた女性の歌声に魅せられています。




【モンマルトルの街角で~La vie en rose~を歌うZAZ】

彼女の名前は、ZAZ(サーズ) 。

『モンマルトルからのラブレター』は
ここ3ヶ月ほど毎日聞き続けているお気に入りのアルバムです。




モンマルトルからのラブレター
日本盤のみボーナス・トラック2曲収録。

  フランスがそして世界が今、
  最も注目する歌姫、 ZAZ。
  21世紀のエディット・ピアフと
  形容される、心に響くヴォーカル。
  フランスで8週間連続アルバムチャート1位!
  80万枚を越える大ヒットALBUM。

※アルバムの試聴は 画像をクリック
するとお聞きいただけます。
リスペクトレコード



初めて彼女の歌声を聴いたのは、NHKの「Amazing Voice」と言う番組でした。
一瞬にしてハートを鷲掴みにされました。
 
1980年、フランス中部の都市トゥールに生まれ
いくつかのバンドを経てパリに移った彼女は
パリのキャバレーで一週間毎日5時間以上マイク無しで歌う日々を送ります
また同時期に、モンマルトルの路上でも歌い始めます。
路上で歌っていたこと、彼女もまたピアフと同じくハスキーボイス
だったことからいつの間にか「ピアフの再来」と言われるようになったそうです。

シャネルもリムジンもホテルリッツの部屋も
エッフェル塔をくれるって言ったていらないわ…と言う歌詞で始まる
大ヒットシングル「Je veux(私の欲しいもの)」も
その路上で広まり、そこからサクセス・ストーリーが始まりました。

ブルース、フォーク、マヌーシュ・スウィング、ジャズなど多彩なサウンドと
一度聴いたら忘れられないボーカルと人生の機微を伝える歌詞は
心の奥まで沁みてきます。
収録曲は自作曲のほか、人気歌手のラファエルが3曲提供しています。

懐かしくて新しいZAZの『モンマルトルからのラブレター』にぞっこんです。



最後までおつきあいくださってありがとうございました。

 

しょうがな~い しょうがない♪ ~『キッチンから愛を込めて』~

2011-10-02 | キッチンから愛を込めて
今年も畑の隅に植えたコルチカム の花が咲きました。
球根を置いておくだけで花が咲くことで知られていますが
植えっぱなしでも、こうして毎年目を楽しませてくれます。
球根には、毒があるとも言われますから土の中に植えておいたほうがいいような気がします。



土の中の根っこが美味しくて健康にも良いのはこれ!

生姜です!
今年種を手に入れ損なってしまって作っていないといったら
叔父が届けてくれました。



重さ どど~んと約3,000g!
生姜を前にして
頭の中をこの曲がぐるぐるぐる・・・・

  

六文銭の歌・・・・

しょうがない 雨の日はしょうがない
しょうがない・・・・・

だから、しょうが たくさんあるんですってば!!

     

もう一度丁寧に洗い、汚れた部分を取り
先ずは、500g分で甘酢漬け=ガリを作りました。

  
後500gは薄い板状にして、冷凍庫へ~!



冷凍したま少しずつ追って使います。

  

そして、当分使う分を残し
後は、いつものようにジンジャーシロップと生姜糖を作りました。

ジンジャーシロップは炭酸で割れば、「自家製ジンジャエール」の出来上がりです。
うちの生姜糖は、薄切りではなく荒みじんに切ったものを使います。
このほうが繊維を気にせず食べられるので、お菓子のような感覚で食べられるのです。

      

驚くほど多くの効能のある生姜ですが
中でも、咳を沈める働きに注目です!

実は、一週間ほど前から少し風邪気味でアレルギー性の咳に悩まされていました。

そこで毎日ジンジャーシロップをお湯や紅茶で割ったものと生姜糖を食べてみました。

咳止めの薬はなかなか効かないのですが、今回は3日ほどで
殆ど咳がでなくなりまいした。

生姜の効能のお蔭でしょうか。

自然の力を侮る無かれですね。

皆様も気温の変化の激しい折、体調管理にはくれぐれもご注意くださいますよう。







最後までお付き合いありがとうございました

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※ジンジャーシロップの作り方はこちらを参照しました。

手作りジンジャーシロップ by はしごしゃ
http://cookpad.com/recipe/877009/

新生姜じゃなく根生姜でもこんなに綺麗なピンク色のシロップが出来ました。
感激!喉にピリッとくる爽快感。おまけに生姜糖も♪

■材料(約250cc)

生姜...150g
砂糖(上白糖使用)...150g
水...150cc
レモン汁...20cc

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※生姜糖の作り方はこちらを参照しました。

生姜糖 by はしごしゃ
http://cookpad.com/recipe/898450/

手作りのジンジャーシロップを作ると
こんなに素敵な副産物もできるんだよ。

■材料

レシピID :877009で作ったシロップの残りの生姜...
砂糖...30g
グラニュー糖...適宜


■つくりかた
[1] シロップを作った後鍋に残っている生姜に砂糖を加え
  弱火で水分を飛ばすように煮ていきます。焦がさないようにね
[2] 10分程煮ると鍋肌から砂糖が結晶しててくる。
  この様になったら火を止め、網等に重ならないように
  並べ風通しの良い所で乾かす
[3] グラニュー糖をまぶして出来上がり。
  乾かしただけの物を食べてみると市販の様な激甘と
  言うことはありません。心地良い甘さです
[4]

■メモ(コツ、ポイント)
 生姜糖はお魚の煮つけ、刻んで焼き菓子にと大活躍してくれそうです。

■このレシピの生い立ち
 ジンジャーシロップ作ると、まだまだ香りたっぷりな生姜が残ります。
 これを使って作りました。
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