電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

『神腿』The Mar's Villa メモ

2010-12-27 06:43:47 | 未整理
寸評:
ジョン・リュウ主演の足・足・足の映画。高飛VSジョン・リュウ。やっぱり格好いいですね。(滝の上の対決は何なんだろう・・。)神腿というと別人のドリアン・タン(レオン・タン)ように思えますが、もう一人の自称(爆、神腿かな。でも真面目に演技しています。

情報:
いま本数の多い79年関係を洗っていますが、
HKMDBでは79年説もあるようなんですが、
台湾で77年に公開されているようなので77年の作品と思われます。
(『密宗神腿』と微妙に変更)
雑誌記事では銀色世界のNo91('77ー7月号)に新作紹介が掲載。

The Mar's Villa って・・・主人公の何かにまつわるお話なのかも。(役名は馬天浪だそうです。)

画像:



出演者:共演のタン・パオユン(唐寶雲)は、倉田保昭の「激怒の鉄拳」などに出演してた台湾の女優さん。どちらかというと文芸片ばかり。紅一点でしたが、よくまぁジョン・リュウと共演できましたね。


会社:大華影業はいくつかの作品を製作。(丁重)


ソフト:USA盤のDVDが発売済。


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続報

2009-10-02 11:02:44 | 未整理
復旧しました。(18時頃までサーバー障害が発生していた模様です)
※一部情報が欠落している可能性があります。ご了承下さいませ。
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Blind Fist of Bruce

2009-07-24 01:48:55 | 未整理
"Blind fist of Bruce"(「風拳鬼手への道」。こちらの字の方が見慣れてますが)の独盤DVD。ドイツ語の16:9(アナモーフィック)と、特典に英語Verも入ってマス。

今まで見ていたのがTVサイズの画面だったので違いは一目瞭然。色も良い。
(画像参照)
仕様の豪華さでは海外のソフトに頼るしかありません。
(コレクションしてみるのも楽しいですね)

ドイツのDVDということで特典にはドイツのロビーカードも収録されていました。
こういったギャラリーをみせるというのは本当にうれしいですね。ボーとみてしまいます(笑)。(また明日もギャラリー付きのDVDなどを・・。)

この映画、ショボいと言えばショボいのですが、やっぱり好きなんですよね~。
オープニングタイトルの前にカットされたシーンがあったのも知らなかったので
全体的に満足できるソフトでした。


まぁ、昔からよく見ていたカンフー映画の数々。1本1本を大切に保存していつでも良い状態のソフトを見られる環境にしたいものです。


オープニングクレジット(上:独盤DVD、下:TVサイズ)



本編開始直後(上:独盤DVD、下:TVサイズ)




ラストバトル(上:独盤DVD、下:TVサイズ)下はホーチョンドーが見えない(苦笑
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『ストリートファイター レジェンドオブチュンリー』

2009-03-08 12:48:55 | 未整理
日本製のゲームがまた映画化されましたね。『ストリートファイター レジェンドオブチュンリー』です。(2/28公開)※ネタバレあり

チュンリーといえば、中国の格闘家のはずですが、彼女が主役となりこれがハリウッド映画になるとどんなものになるのか。またなぜ彼女が格闘家になったのかストーリーも気になるところ。
ポスターを見るとチュンリー役のクリスティン・クルックの表情がアジア系には見えなかったので、最後までどれだけ違和感を覚えずにいられるか、実際に見るまではそんな感覚を持っていましたー(ということで、またいつものように事前になるべく情報を耳に入れないようにしてました。)

そういえば格ゲー・ブームの火付け役、ストⅡが登場してから随分と年数が経ちますが、このタイミングで再映画化とはどんな事情があるのか気になってました。ヴァンダム主演『ストリートファイター』(94)の公開当時は見たい洋画の数が多すぎてあまり興味が持てずにビデオスルーでした。

ところで映画が先か、ゲームが先かわからないものも増えてきましたが、昨年出版されたシネマゲーム完全読本「ゲームになった映画たち」には、セガサターン用のソフト「ストリートファイターリアルバトルオンフィルム」が紹介されてました。94年版の方は言ってみれば"映画になったゲームたち"の映画でしたけど、これは“映画”をゲームにしたというまさに逆パターンだったんですね。

そして、オリジナルのストⅡの持つ独特の世界や雰囲気は好き(攻撃を防御するというのが素晴らしく、スローモーションの演出はたまらなかった)だったのですが、実際の本編は…これは、なかなか面白かったです。うまくゲームと映画を融合してあって映画的な作りを感じ、クリスティンのチュンリーも徐々に慣れ、ストーリーにも入り込み、あっという間に終盤に。(ちょっと物足りないほど)時間の経過を忘れてしまいました。
謎の人物・元役のロビン・ショウも私の好きな軽やかな動きを見せていてとても楽しめました。もちろん春麗の必殺技も登場して楽しませてくれます。(ストーリーに絡む意味を持ったアイテム、アクセサリーの演出というのは本来どこから来たものなのだろう?)

クリスティンもオランダ人の父とインドネシア出身の母親のハーフということでポスターには騙されましたが実際にはアジアっぽい部分も感じられる面持ちだったでしょうか。

あと、本編を見るまで知らなかったのですが、大御所の女優さんがゲスト出演してました。(『大酔侠』のあの人です!こんな配慮もうれしいですね)

またパンフによればスタッフにあのディオン・ラムを入れてたという事でアクションにも磨きが掛かってましたー。舞台が香港、バンコクなので、原作のゲームファンだけでなく香港映画ファンにも充分楽しめる作品と思います。(今回の映画化に関してもパンフを読めばスッキリ納得できました!)
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新官人我要

2008-03-29 23:51:47 | 未整理
ズバリこの映画は劇場公開されています。
そのときの題名は「新金瓶梅」。日野先生の本によれば、明の時代の娼婦と官史の卵の恋愛を描くポルノだそうです(日本語版)。
日野先生も当時見たのですね。

【邵氏】の「金瓶梅」が既に公開されていましたので当時の配給会社の東映は"新"を付けたのかも知れません。
有名なので「金瓶梅」については多分御存知の事と思います。
(昔、マンガ本もこっそり読みました。)

関係のない話ですが、私は興味が湧いたものならばどんな内容だろうと見るための努力は惜しまないですし、どんな映画なのか内容を知り、古いものが好きなので当時の製作者、関わった人々がどんな気持ちで参加し、どのようなストーリーで、どんな風に作り上げて行ったのかを理解したいのです。
もちろん映画を楽しむこと、それを最重要視しています。

暇さえあればもっと面白い映画を探したりして、見たことの無い映画が鑑賞出来たならば
大きな喜びを感じています。(もちろん言葉が分からないような敷居の高い仕様だったとしても)また、私は映画に点数を付けたりはしないです。


昨年「新官人我要」は香港盤VCDがリリースされました。
この情報を知って以前blog以前に記事を書いたとき、国内リリースなどおそらく無理でしょうし、機会があれば見てもいいかなぐらいでした。
しかし最近たまたま入手できましたので、折角ですのでご紹介してます^^。
(内緒の話ですが、今回は劇場公開という言葉、その誘惑にも負けました。)

主演の邵音音は玉棠春(又名:蘇三)を演じていました。


ところで原題が「新官人我要」なのですから結果的に邦題も「新金瓶梅」で正解だったと思います。観客は本当の故事など知らないのですから。
(なぜ「”新”官人我要」なのかは後述)
不思議なのは、なぜか嘉禾が権利を保有していたところにもあります。


ではどこが見所かと言いますと
ポイント(いままで個人的に気になっていた点)を整理して挙げておきます。

その1
日本公開されたほどのものか否か?

その2
本当は誰が出演しているのか?

その3
実際のタイトルは何か?また、"新"が本当につくのか?

その4
製作した香港の会社は?

その5
yesasiaではどうして買えないのか?

などなど、挙げれば切りがない感じ…。
(まだあるんですが伏せておきます。この映画のストーリーも正直あまり興味がありません。あしからず)


これがオープニング。


石天さんもご出演。(官史に仕える王新役)



そして、私のお気に入り俳優、于洋である(王金龍)。


(それにしても、これは・・・何たる映画なのですか!!)

王金龍は裁判官となり判決を下します。



実はここからが本題。

この映画のオリジナルの「官人!我要」は何と陳誌華が監督なのです!(但し楊群と共同ですけどネ)
しかも時期は76年。あの「少林寺木人拳」の頃です。

羅維が直接呼んだのかは不明ながら、どうやら「官人!我要」がヒットして
その才能を見込んで羅維影業で3年もの契約を結んだらしい。
彼がこんな仕事もしていたとは驚くばかりです。

また、監督、撮影、音楽などのスタッフが「どうして?」と思うほど変更されているのです。

監督:楊群/陳誌華 ⇒ 楊群
撮影:陳清渠 ⇒ 張耀祖
音楽:周福良 ⇒ 顧嘉輝

特筆すべきなのは【嘉禾】で撮影師として活躍していた張耀祖に変更されていることです。
どういう訳か完全に陳誌華や陳清渠を消し去り、
スタッフを上記で一新、”新”として作り直したのではないのかと思います。(おそらくは楊群の手によって?)

また本編には「紅樓春上春」の監督で、最近個人的に気になっている俳優の金?(Gam Yam)が出ていた(但し、この情報はどこのサイトにも載っていなかった)ことで彼の出演は陳誌華との関係も推察され興味深い。

このVCD、残念ながらオリジナルではなかったのですが、
当時劇場で公開されたのは、まさにコレだったんですねぇ~。(・・と実感しました)
もしや香港でヒットしてしまったことが輸入された理由では?

上記のポイントも大体解決できましたのでよしとしておきましょう。


最後にちょっとだけあらすじ(?)を書いておきます。
この映画での修行僧は少林寺で、ある修行をするのです。
この房を管理する主僧は王莱。
(高温の床なんてソックリだし。)
この映画の場合そう解釈すればいいんですね。


鳳鳴影業公司作品
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一老一少一根釘

2007-11-11 21:05:26 | 未整理
この作品のビデオは、"El viejo maestro del kung fu"というタイトルのビデオで、購入時には、いつのどの作品であるか全く分かりませんでした。
以前、このタイトルは某M先生の御協力によりスペイン語であることが分かり、その後もいろいろと調査して原題が「一老~」であることに確証を持てました。
(M先生ありがとうございました。)
このスペイン語の意味は"年寄りのカンフーの先生"という意味で主演の袁小田を指すようです。

この作品は關正良の会社【龍國】製作で監督・脚本も兼任しています(81年公開)。
テーマとなっているのが気功、ツボで「太極元功」の鉄球も登場しておりました。見所は向華強のアクションだったと思います。

袁小田の映画を見ていると彼の子孫や弟子、京劇時代の関係者等の出演者が多く、例えば「風拳鬼手への道」には娘と孫も出演していたりと78年以降の袁小田出演作品には多かったと思います。(この作品にも袁龍駒という俳優が出演しています。)
10人とも15人とも言われる袁の家系についてはまだ謎の多い部分ではあります。

袁小田は1980年12月17日、惜しくも癌でこの世を去ってしまいました。
72歳でした。(遺作は「佛掌羅漢拳」)

70年代後半~80年の袁小田作品ですが、日本に入って来ている作品が多いのも事実です。
未公開では、
「怪拳怪招怪師傳」Peculiar Boxing Tricks and the Master
「酔猫師傅」Kung Fu Master Named Drunk Cat
「雙馬連環」Mystery of Chess Boxing
「怪拳小子」Drunken Arts and Crippled Fist
「老頭拳頭大饅頭」Wild Bunch of Kung Fu
などもあるようです。
これらは、こんな作品もあったのね・・的な見方でよいかと思います。


追伸
本日「怪拳怪招怪師傳」の情報を探していましたら、偶然こちらで古いポスターギャラリーのあるブログを発見しました。
「大酔侠」のレトロな物や郭南宏の「絶代金票王」等見かけないもの多かったです。
(64年の「秦香蓮」などはビビッてしまいました)
因みに郭南宏の古い武侠片は面白いと思います。早く「劍女幽魂」も見たいのですが・・。
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メガフォース

2007-11-04 15:53:03 | 未整理
米アクション映画の名手、ハル・ニーダムの監督作品。

映画評論家の田沼雄一氏によれば“遊びの精神の極上品”だそうである。

ゴールデン・ハーベストのプレゼンツにより82年に制作され、数年前にもスパイクからもDVDが発売されていました。

映画の楽しみ方にはいくつかあると思います。沢山の選択肢があるなかで遠い昔を思い出して懐かしむ…。これが同じ世代の人もそうだと思うのですが思い浮かべれば顔が自然にほころんで来ます。

もう一つの楽しみ方は昔どうしても見ることの出来なかった映画を大人になって見てみるというもので、私の場合メガフォースについてはこれに当たります。

当時は事情(親が反対、兄弟が反対、お金がない等々)により劇場鑑賞できませんでした。

この秋期仮想現実鑑賞シリーズですが、必要アイテムは「メガフォース」パンフレットと日本で発売された映像ソフトのみ。(ホットコーヒーがあれば、より完璧です!)

開演前にチラッとパンフをのぞいちゃったりして(笑)



仮想映画劇場準備OK。いざ、鑑賞へ。

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霍元甲

2007-08-15 22:00:31 | 未整理
袁和平監督の「霍元甲」です。

今まで数多くの映画、ドラマで取り上げられて来ました武術家”霍元甲”。
この”霍元甲”の呼び方ですが、皆さん何と呼んでいるのでしょうか?
ブルース・リー「ドラゴン怒りの鉄拳」では”ホ・ユアンチア”、国内版ビデオの「激突!キング・オブ・カンフー」では”フォ・ユイカン”、先頃の「SPIRIT」では”フォ・ユァンジャ”(HUO YUAN JIA表記をそのままカナ変換、発音を無視した例)
・・・と、様々で今ひとつ日本での呼び方がFIXしていないのが残念です。
音読みで”カク・ゲンコウ”でもいいですし、今後もまだまだ話題になったり新作が出て来ると思いますので早く統一、定着する方向にむかって欲しいものですね。

この有名な武術家の少年期~青年時代を描いた物語が80年代はじめ、呉思遠の会社(思遠影業)で袁和平が監督、映画化しました。
原題もズバリ「霍元甲」で81年の黄元申のTVシリーズ「大侠霍元甲」よりも早く製作開始されました。
当初はこちらも「大侠霍元甲」として80年秋頃からスタートし、途中、袁和平側の事情(袁小田の逝去、「ツーフィンガー鷹」撮影等)や思遠影業の資金繰り悪化の噂など様々なトラブル、スケジュールの関係で撮影期間は長期化してしまったようです。
結局約1年かかって82年の早い時期に香港で公開されています。

この映画の助監督3人の中のひとりには趙鷺江の名も挙がっています。
同じ袁和平監督の「奇門遁甲」でも助監督を務めているようですが、彼は、邵氏⇒富國ほか独立系⇒羅維影業⇒袁和平作品という経路を辿っていてとても興味深い人物です。

また、前述の国内版ビデオですが調べてみますと80年代後半に発売となっていました。
東北新社が作って東映から出たこのビデオはブームからやや遅れての発売となりましたが、その後、東北新社から日本語吹替版が製作されオンエアされました。(これは日本においては埋もれてはならない事実ですのでここに記しておきます。)

この時のタイトルが「拳王伝説・燃えよファイター」で霍元甲が”拳王”として登場したこともあったのです(おそらく漫画「北斗の拳」の影響と思われます)。
”燃えよファイター”というサブタイトルもなかなかだと思いますし、主人公も確かに燃えてましたので納得のタイトルでした。この吹替版では霍元甲を”ホン・ヤンチャ”とまた違った呼称となっていました。

この映画では霍家の四男であった主人公・霍元甲の少年時代を袁日初が演じ、そして青年時代は”癲螳螂”梁家仁が熱演しています。
また、倉田保昭が主人公の家庭教師(コウハオサン=江厚山。字は十郎)を演じています。倉田は「中華丈夫」に続いて中国功夫と日本武道との対決をテーマにした映画に出演しました。日本と中国を繋ぐ壮大なこのテーマには最も相応しい俳優であったと思います。
倉田が家庭教師になりすましてこっそり秘伝の霍家拳法を修得する側ら霍元甲にも拳法を教える倉田先生。得意の空手のような鍛錬を披露するシーンはかなりの見せ場ですね。
また、自分の正体を明かす場面で名刺をサッとナイフのように投げ、高飛の帽子に突き刺すシーンもユーモアに富んだ素晴らしい場面と思います。(この名刺の山口江十郎の名前に"ふりがな"が振ってあるのもご愛敬!)

時が経ちドラマは結末を迎えます。霍元甲はひょんなことから師匠の倉田と対決することになってしまいます。
このラストの梁家仁と倉田の顔の表情を見ていると別人のように変貌しており映画と言えども真剣勝負ということが伝わってきます。
二人を除いて誰もいない道場で、ついに生か死かの選択を強いられた師弟対決が始まりました。

長い激闘の末、道場から出てきたのは・・・、これはもう明白ですね。

ここでスローモーションとなり、以下のナレーションが入ります。
「つらい恩師との勝負は終わった。元甲にとって人生の転機となる戦いだった。人が無闇に無用な闘いをして血を流すのは武道の真の精神を理解していないからである。せめて中国に心身を鍛える善なる拳法を広めよう。元甲はこう決心し、流派を超えた拳法を提唱、精武道場を設立した。そして全国各地に道場を建立し、精武拳法を広く普及させたのである。英雄霍元甲は永遠に多くの人に愛されるだろう。」

伝説のファイター誕生の瞬間。それは悲しい結末でもあったのです。

(8/15修正)
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'71年の羅維監督

2007-02-27 23:33:17 | 未整理
'71年に入ってから【嘉禾】「鬼流星」「金旋風」と続いたあとの羅維監督作品と言えばこの人、李小龍の主演映画です。

7月から撮影開始した「唐山大兄」は、10/31から約3週間の公開で319萬HK$という大記録を打ち立てました(総合第1位)。

続く「精武門」(原名:大侠霍元甲)は、9月より開始、年末には撮影完了し翌年3月公開となりました。



(画像は「精武門」本編に出演中の成龍。)

「精武門」(国内盤)はこちら
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1971年からの嘉禾電影

2007-02-25 19:46:44 | 未整理
70年末までに【嘉禾】が発表していたのは「鬼怒川」「刀不留人」「獨臂刀大戰盲侠」「侠義雙雄」「天龍八將」「奪命金劍」の6本でした(發行含む)。
71年からは”嘉禾公主”(嘉禾の王女)苗可秀主演の「鬼流星」「金旋風」を羅維監督が2作同時に台湾で撮影を開始しています。

「鬼流星」は「神龍血掌」→「鬼影女流星」と何度か題名変更しており、これはジャンルとしては恐怖片になります。
当時の香港では恐怖映画が流行していました。例えば「鬼上身」という映画がヒットを記録しており、これが日本映画「秘録怪猫伝」で69年の大映映画でした(嘉禾配給)。

「金旋風」においても当時はヒゲのなかった馮淬帆の演技がどこか微笑ましく印象的でありました。石堅が二節棍(ヌンチャクではない)を使って謝賢に挑むなど見所も多いと思います。また、この時期【嘉禾】に加わっていた陳観泰のcameo出演シーンを探すといった楽しみ方もありますが、純粋に武侠片を楽しむべきでしょう。

この頃、前年から台湾でロケしていた黄楓監督の「奪命金劍」では、その原作者として【邵氏】「血符門」に引き続いて台湾の著名武侠小説作家である諸葛青雲を迎えていました。(未確認ですが「血符門」にも出演しているらしい。)
彼は「奪命金劍」のプロデュースも行っており映画の製作にも意欲を見せていました。

また、茅瑛や田俊はどうしていたかといいますと、羅熾監督のもとで「五雷轟頂」に取りかかっていたのでありました。


(画像は「鬼流星」ビデオパッケージ)
「鬼流星」台湾盤DVDはこちら(参考)。
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