こんにちは。お久しぶりです。管理人の醒龍です。
今回は、呉思遠(ウー・スーユエン)が
監督した作品も含め、製作にかかわった作品の中から、個人的にどうしてもはずせない作品をピックアップしてみました。
呉思遠については今までにブログでもいろいろ取り上げて書かせてもらいました。まぁ好きなんですよね。
たまに振り返ってみないとすぐ忘れてしまいますし(苦笑)、まずはこれら作品群を軽くおさらいしてみたいと思います。
呉思遠という人は、香港電影導演會の名誉会長でもありますが、有名な思遠影業公司(シーゾナル・フィルム)の創設者なのであります。
最近では「狼牙・ライジング・フィスト」や『功夫詠春』(国内未リリース)といった作品があります。
海外では苗字が呉ということでNG(エヌ・ジー)と呼ばれている人です。
当時は厳しい監督だったそうなんですが、
監督もやってたのにNGとは笑えるニックネームです!(モチ、NG連発してる・・という意味ではないでしょうね。念のため。)
肩書きはプロデューサーでOKだと思うのですが、一部では残念ながら映画監督としてしか認識されていない映画人。
(日本では”ウー・シーユエン”名義が一般的。)
過去、ジミー・ウォング、倉田保昭、チェン・シン、ブルース・リャン、王道、ジャッキー・チェンなど大物スターに注目して彼らの映画を作って来た人物です。
そして映画もヒットさせたのですから、功績はとても大きいですよね。
私も大好きな映画を数多く残してくれていますので本当に感謝しております。
※これ以降、NGと表記しました
(1)「吼えろ!ドラゴン、起て!ジャガー」(70)DVD発売
ジミーさんのポーズ。手がデカいなぁ(てか顔ちっちゃ)
ショウブラ時代にジミーさんと協力して作ったであろう作品。
廉価で出たDVDにはオリジナル・ポスターが!涙モノですね。
(2)『瘋狂殺手』(71)(未)
酷く画質の悪いDVDソフトでしたが、悪事を重ねる将軍の息子役。
ここで、武侠片も入れてみました。フォン・ツイフェン主演の
武侠片でショウブラの物とはちょっと違うんです。(これは以前紹介の記事を書きました)
(3)『蕩寇灘』(72)(未)
こちらが渡瀬恒彦みたいな面してる于洋です。
インタビューなんかでも割と名前が挙がってくる作品で
余程気合の入った作品だったのでしょう。
NGはその後、于洋を使って主演映画なんて考えなかったのか
それが実現することはなかった・・・。
それにしてもチェン・カンタイがNGに借りを返せたのかとても気になる(笑)。
(4)『餓虎狂龍』(72)(未)
倉田先生のキック&ランパフォーマンス!!
『蕩寇灘』で倉田先生を呼べなかったリベンジ的作品。中国人的には龍と虎
の関係というのは日本人が持てない感覚があるのしょうね。
私も理解している訳でもないんですが、この頃は不思議と強く感じるんですね。
(5)「帰って来たドラゴン」(74)劇場公開
ふたりのBAKUGEKI空中戰
これはまた近いうちに見直してみたいと思っています。
(またその時にでも・・・)
(6)『南拳北腿』(76)(未)
ジャッキーも韓国のココの石像の前で撮影してました!
NGが王道を代わりに拾ったような感じに見えますが・・。
まぁそれにしてもNGが黄正利をどこでファーストコンタクトを取ったのか
疑問に思います。
(7)『スネーキーモンキー蛇拳』(78)
先日の上映イベント、行きたかったネ!
『南拳北腿』から「蛇拳」までの動きというのがとても
興味深い時期ではあります。あの南拳北腿も今後、もう少しいろいろ
観ていきたい作品ですよね。
(8)「死亡の塔」(81)劇場公開
「ドクターモローの島」のポスターが。
そして、脂肪・・じゃなくて死亡の塔。(本当にIMEで日本語変換された(笑))
実はそろそろBDを入手したいなぁと思っているのです。新しいネタはもう無いのか!?
(9)「龍の忍者」(82)劇場公開
タイポーさん、お願いします!って何を(笑)。
御存知、龍の忍者です!私が高校生ぐらいまでは一番好きでした。どうして
日本人であるキャスト、スタッフはあまり語ってくれないのでしょうか。
(10)「激突!キング・オブ・カンフー」(82)ビデオ発売、DVD未発売
「先生~」(ヒゲ無し梁家仁さん)
袁和平版『霍元甲』であります。これはマジで泣けました。
梁家仁の顔つきが明らかに違います!霍元甲という人物の伝記ということの
意味が大きかったのでしょうか。倉田先生を先生にするなんて最高!
あと、以前こちらに記事を書きましたチャールズ・ヒョンの主演作『紮馬』(78)ですが・・・
意外にもNGが策劃やってたりとこれは何だろうなと思ってしまう。
そうすると、ロイ・ホランのデビュー作、BRUCE LEE'S SECRET(76)とも何か関係ありそうな予感はするのですが・・。
(おまけ)「宋家の三姉妹」(97)劇場公開
たまに文芸作品のプロデュースもやったりする。
この「宋家の三姉妹」は、中国の近代史を勉強する人に向いてる作品でありますね。
数年前のあの孫文ブームは何だったのか。来年はまた何かのブームが来てほしいと思いますね!