最近、劇場での予告編にハマっているのですが、この「成龍拳」の予告はなかなかいいですね。
ただコピーがとってもキザで、最後の「散るか、成龍。」なんて言い回し、よく思いついたなぁと思いますね(笑。
(ラオウの声でおなじみの内海賢二氏がナレーション担当。)
意味なんてどうでもいいのでしょうけど、コピーというのはコピーライター(コレ最近あまり聞かなくなった。。)が考える、人を引きつける宣伝文句なのだからキザでも何でも“その気”にさせられればいいんじゃないかと思います。
脚本は先日の「キラードラゴン流星拳」と同じく古龍が書いていましたが、映画としての完成度は少々難ありだったか???
「龍拳」に続いて、東映の主題歌&独自オープニング戦略に乗ってはみたものの、あまりにも不評で正月公開が先送りになり、他の映画(ジミーさんの「ドラゴン特攻隊」!)に変更、その後のテレビ放送は一回だけという散々な結果に…。(年末に公開されなかったのは仇討ちが正月映画には合わないという理由ですが、この公開延期の理由については立川健二郎氏がキネ旬84年5月下旬号に記事を書いていましたのでそちらも参照してください。)まさに散ってしまった。。
そういえば、「成龍拳」のパンフは表紙が黄色のと黒のバージョンの二種類がありましたね。
30年以上も映画が公開し続けてればパンフにあってはならないバージョンの異変だってあるのです。(他にもいくつかありますが。)ただ黒いのは、パンフ収集家以外は不用なアイテムですので無理に入手する必要はまったくありません。
昔から日本という国はグッズの類が多過ぎてマニア泣かせではありましたがパンフだけは何とか継続していただきたいものです。(最近は映画グッズなんて出ませんからね。)
アイテムを入手するなら「成龍拳」東映から出ました紙パッケージ入りのビデオの方がいいと思います。(これならなんとかすればまだ手に入るかも!)東映のビデオは予告編つきで贅沢といえば贅沢だったんですけど、うれしい配慮だったと思います。
そして周辺を見てれば必然的に公開直後の当時の状況が気になって来ます。要するに観客の反応のことです。これは当時の資料を調べてみると、興収も総合で200位を下回る程度で、やはりイマイチであったようです(苦笑。
やっぱり古龍の世界にはジャッキーは似合わないのかも知れない。ただ、これはけして残念なことではなく次に繋がる通過点であっただけのことでしょう。(つまり、呉思遠的電影世界へ足を踏み入れ、コメディ路線へついに開眼。その「蛇拳」で見い出されて一つ階段登ってステップアップ。そして「酔拳」で大ブレイクまでの流れ。結果論になりますけど。)
いくら古龍の武侠小説の映画化が流行りだからといっても似合う俳優をまずは厳選してもらいたかったなぁと思うのです。
しかと見よ、ジャッキーの醜い姿を。
内容が暗くて全体的に爽快感が無かろうが見る人が連続するアクションシーンの中などに面白さを発見できればよしとなるのかも。(たとえば特殊な兵器、武器なんかも効果的でいいんじゃないかと思います)
父親の仇の息子を愛してしまった悲しい女盗賊のドラマでどうしても受け入れがたくなってしまうのもすべて古龍の設定です。こんな話をあまり考えてもこっちの気分まで暗くなってしまう。。
そうそう。前回気がつかなかったんですが、今ふと感じたのは最初のキラードラゴンも公開が出来ない理由があったのではないかと思うのです。
ジャッキーが人気があってお客さんはそれ目当てなのに、ジャッキーが最後に死んでしまう映画なんて公開したら…。
考えてみれば、そりゃ躊躇するはずですよね。まぁそんな事が思えてくるのでありました。成龍拳が「散るか、成龍」なら、キラードラゴンが「今度こそ、散ったか。成龍。」となったかどうかは分かりませんが(笑。
今回はくだらない単なる独り言でしたー。 さらっと流してください。
次回はちょっと脱線。チャールズ・ヒョン主演『紮馬』(これはサツバと読むべきなのかな??)について書いてみる予定です。
申一龍は韓国人と思っていましたが・・。あれ?違うのかな?
私が拳モノを見てたのは東京・吉祥寺にあった東映の映画館でしたね。
子供の頃よく見てた映画館だったんですけど、
(音はスピーカーの効果かな?)
いつかつぶれてしまったのかと思ってたんですが先日、たまたま行ってみたらまだあったんですよ!その建物が。(30年も前の話なのに(笑。)
映画館の名前は変わってしまいましたが映画もまだ上映されてるみたいでなんかうれしい気持ちになりました!
いや~初期作が続いており楽しく読ませていただいておりまする。
中1か中2の時に同級生と見に行ったんですよね!成龍拳、浅草東映という子汚い小さい映画館で見たんだよなぁ~。「天中拳」もここでしたわ!
とにかく眠くなった気がして、訳わからなかったなぁ途中で「せいりゅうすた~」ガ流れる
血雨党との戦いで起きた気がします。最初の「手を返せ~」ではホラ~映画かと思って怖かったし、、、。
最後の戦いでは音がアンバランス(遠くに聞こえたり近くに聞こえたりさせるため大きくなったりするのがずれていたり)不思議な感覚で観ていましたね子供ながらに。
ところで申一龍は韓国人?ですかね??
調べると香港生まれになってたりするけどあのバタ臭い顔つきを見ているとわからなくなる~~。
きょうは「女活殺拳」を見ようと思いま~~す!