単独でスッとそびえ立つマッターホルンは、そのピラミッドの様な山容の美しさから「アルプスの女王」とも呼ばれ、スイスで最も有名な山だと思います。
そのマッターホルン観光の基地が、アルペンリゾートのツェルマットです。ツェルマットのホテルに入ったのは夕方近くで、部屋からは上半分が雲に隠れたマッターホルンが見えていましたので、明日のマッターホルン観光では山全体が見えます様にと願いながら過ごしました。
マッターホルンを望める展望台は幾つかあるようですが、私達のツアーはゴルナーグラート展望台に上がりました。ツェルマット駅前にあるゴルナーグラート展望台行きの登山列車に乗ると、車窓からは次第に4000m級の山々や氷河等が見えて来ます。
ゴルナーグラート展望台は標高3089mの地点にあり、展望テラスやクルムホテルなどがあります。雲がなければ、この展望台から天を突くマッターホルン(4478m)が見えるはずなのですが、残念ながら頂上の部分に雲が掛かっていて山全体を見ることは出来ませんでした。
ーホルン>
しかし、ゴルナーグラート展望台からの他の山々の眺めは素晴らしく、モンテローザ(4634m)、リスカム(4527m)、ゴルナー氷河などの壮大な景色が望めました。
展望台でしばらく過ごしてるうちに雲が流れて、一瞬マッターホルンの頂上が見えた様な気がしましたが、次の瞬間にはまた雲がかってしまいました。他の山々に掛かる雲は次々に流れたり、また掛かったりを繰り返しているのですが、気のせいかマッターホルンに掛かる雲だけはなかなか流れず、動かない様に感じました(笑)。やはりこの山は、他の山よりひと際高いということなのでしょうね~。
帰りには展望台のあるゴルナーグラート駅のひとつ前のローテンボーデン駅で登山列車を降り、もう一つ下のリッフェルベルグ駅まで下りのハイキングを楽しみました。
マッターホルン観光の基地、ツェルマットは、私達の様にはじめての訪問でもすぐに把握できる箱庭の様な小さな町です。ガソリン車の乗り入れが禁止されているので、当然歩行者天国で、時々電気自動車や馬車が走っていました。また朝、夕に山羊の群れと牧童が、家と牧草地を往復する為にメイン通りを通過するのに、たまたま遭遇したのも幸運な事でした。
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