夫と大濠公園脇に佇むフレンチレストラン「花の木」に行った。
急にここに行ってみたくなったのは、
先日見たマリリン・モンローとジョー・ディマジオの
テレビ番組と関係があるかもしれない。
この店は1953年オープンで、
開店当初は「ロイヤル中洲店」という名前で、市の中心部、中洲の那珂川沿いにあった。
1954年2月にモンローとディマジオは新婚旅行で福岡市に滞在。
二人が三日間この「ロイヤル中洲店」に通いつめたことで有名になった。
当時は他にまともなレストランがなかっただけかもしれないけれど...。
1972年に店名を「花の木」と変え、1989年には大濠公園脇に移転。
その店舗も建て替えの為一時休業後、一昨年新規オープン。
私は新しい「花の木」に行くのはこの日が初めてだった。
お店の入口で写真を撮っていると、突然電池切れの表示が
<今日の貴重な一枚>
1Fのクロークにコート類を預け、2Fに上がると、ほぼ満席。
BGMも何もない静かな雰囲気。
サービスをしてくれる人達が行き来するだけの音。
全面ガラス張りの室内から見る一部ライトアップされた夜の大濠公園。
まず食前酒にスパークリングワインを一杯。
アミューズというのかな、簡単な一口料理に続いて前菜、
そしてオニオングラタンスープが運ばれて来た。
このスープはモンローお気に入りのスープで、このお店の看板メニュー。
モンローは何回もお代わりしたそう。
お料理が次々に運ばれて来て、それぞれの講釈を聞くのも楽しいし、
合うワインを選ぶのも楽しい。
いつの間にかデザートになり、最後はコーヒーで〆ということに。
帰りがけに、1954年の来店時にモンローが使用したテーブル、椅子などが
置いてあるモンロールームを見せてくれた。
モンロールームは現在も個室として使われているのだそう。
時計を見るといつの間にか22時近くに。
かなりの散財だったけれど、たまにはいいんじゃないかしら?
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