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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

低山歩き ~井原山の「オオキツネノカミソリ」~

2017年07月29日 | 低山歩き

福岡市の西、糸島市の井原山(783m)に友達5人と登りました。

井原山の標高500m辺りに、

梅雨明け後1週間~2週間位の間にだけ咲く、

「オオキツネノカミソリ」の群生に出会うために。



井原山は福岡と佐賀の県境に位置する山で脊振山地では2番目の高さ。

JR波多江駅に集合後、コミュニティバスで井原山登山口へ。

ここからひたすら歩いて登り、

アンノ滝を経由してオオキツネノカミソリ群生地に向かいます。

蒸し暑い中、深い森の沢沿いを登り、又いくつもの沢を渡ります。

沢の石はコケに覆われているものが多く、

滑らないように用心して渡ります。


何だか屋久島みたいな雰囲気。

この環境が「オオキツネノカミソリ」の群生を生み出すのかな?

1時間半位登るとアンノ滝に到着。


滝の水しぶきが顔に掛かり、涼しくていい気持。

今までの蒸し暑さを忘れ、しばしの休息。

休息後、更に1時間位沢沿いを登ると階段状の急なハードな道に。

最後の力を振り絞って登ると、

道の両側にポツポツと「オオキツネノカミソリ」が現れだしました。

だんだんその数が増し、薄暗い山道で見るそれはハッとする様な美しさ。


更に進むと道の両側に広い範囲に息をのむ美しさで群生しています。


こんな感じの群生地が道の両側にずっと続きます。

聞いてはいましたが、

写真などで見る以上の素晴しさに驚き感動しました。

深い森の中で何だか幻想的でさえありました。

梅雨明け後の、蒸し暑い中の一日がかりの山登りでしたが、

「オオキツネノカミソリ」の一番いい時期に出会えて大満足でした。



「オオキツネノカミソリ」の群生地に行き着くまでの道筋は、

かなり複雑で、詳しいリーダーと一緒でないと、

無理なのではという気がします。

Tさんありがとうございました。


(井原山登山日は平成29年7月28日)