時々気が向いた時に家から2~3㎞を歩きます。今まで海の方の百道浜方面に向かって歩いていましたが、最近は気が変わって山側の国道202沿いを歩くことが多いです。
国道202は片側2車線の道で、福岡市中心部や唐津方面に向かう車でいつも混雑し、交通量が非常に多い道です。歩道も割合広く街路樹と街路樹の間に花壇が造られています。花壇には背の低い花木が植えられている場所もありますが、花が植わっている所もあります。
先日ここを歩いていて、花壇に浜木綿が植わっているのを見ました。それもキレイな花を咲かせて逞しく育っています。これにはとても驚きました。
浜木綿は海に近い所でよく見られるので、潮風のあたる空気のきれいな場所でしか育たないと勝手に思いこんでいました。が、どうもそうではないようですね。調べてみると、「水はけがよく日当たりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる(海浜植物)。道端や公園、庭に植えられることもある」と、ありました。
日当たりがよく水はけの良い場所であれば、空気のきれいな浜辺でなくても育つんですね。そういえば私が浜木綿を見た国道沿いの花壇も、乾燥していて日当たりが良かったです。浜木綿の和名はハマオモトだそうです。葉が万年青に似ているからでしょうね、きっと(^-^)
浜木綿は 入り江の風に 蕾あぐ
水原秋桜子