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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

秋の東北紅葉狩り ~厳美渓、鳴子峡~

2018年12月08日 |    東北(2018)

平泉から東北自動車道を15~6㎞南下すると一関市ですが、ここに厳美渓(げんびけい)があります。この旅行の手配をお願いした旅行社の方が、厳美渓は東北の有名な紅葉スポットですと言われていましたが、時期が少し早かったのか、紅葉真っ盛りという程ではなかったです。
<厳美渓>

それでも奇岩の連なる素晴しい渓谷美を楽しみました。それともう一つここの名物は、「かっこう団子」と呼ばれるものです。空の籠にお金を入れて渓谷の対岸にあるお店にロープ伝いに籠を届けると、お店からお団子を入れた籠がまたロープ伝いにこちら側に戻って来ます。私はしませんでしたが、大勢の観光客がこの遣り取りを楽しんでおられました。

東北自動車道を更に南下し、古川ICから1時間程で次の目的地の鳴子峡に着きました。平日にも関わらず、広い駐車場は何台もの大型観光バスやマイカーなどでほぼ満車状態でした。これを見ただけでもここが人気の紅葉スポットなのだとわかりました。

紅葉観賞地点のレストハウスまで歩く途中から人々の歓声が聞こえて来ました。そして、そこに着くと見えたのは、色とりどりの美しい紅葉に彩られた圧巻の秋景色でした。どうも最高の時期に来合わせたらしく、今までにこんなに美しい紅葉を見たことがありません。このめぐりあわせに感謝するとともに、ここを離れがたく思いました。                                 <鳴子峡>

渓谷に架かるのは大深沢橋と呼ばれるアーチ型の鉄橋で、鳴子峡のシンボルです。この橋は人も車も通行可能で橋の上から鳴子峡を眺めることもできます。

この美しいダイナミックな一面の秋景色をいつまでも眺めていたかったのですが、明るいうちに仙台に着かなければいけないので、思いを残しながら鳴子峡を後にしました。