今朝のシバザクラ、綺麗に咲いています
アップにしたシバザクラ
ある日の読売新聞の朝刊 『 くらし教育 』 コーナーの中で興味ある話が掲載されていました
(用語委員会・関根健一さん)より
でたらめを言ったり、なげやりな態度をとったりすると、「いいかげんだ」としかられます。
でも、「 かげん(加減)」は加えたり減らしたりして調整すること、それがいい(よい)のが「いい加減」です。
どうして悪い意味になってしまったのでしょう。
「 いい加減 」 は、もともと、ちょうどよい程度を指す言葉です。
おふろの温度でいえば、熱くもぬるくもない 「 いい湯加減 」 です。
でも、もっと熱い湯が好きな人には、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
ちょうどよい程度(適度)というのは、見方を変えると、中途半端で、どっちつかずの程度とも言えるのです。
そんなところから、大ざっぱ、無責任といった悪い意味が生まれたのでしょう。
「 お湯はいい加減だよ 」 のように、よい意味(適度)の場合は、
「 いい 」 の最初の「 い 」 と、「 加減 」 の 「 げん 」 を高くいいます。
悪い意味の 「 いいかげん 」 は全体を平たく言います。
意味の違いを音の高低で区別しているのです。
この記事を読んでいて 「 いいかげん 」 は決して悪い意味じゃなく、
良い意味での 「 いい加減 」 は、 「 いいあんばい 」 と解釈するのが当てはまると思いました
私もこれから先、良い意味での 「 いいかげん 」 に残りの人生を過ごせればと思っています