9年前のこと私が66歳の誕生日が過ぎた頃に、どうしてもお墓がほしいとの思いが強くなりました
テレビで生前墓地などの話題が言われだした時期でもあったように思います。
私は何事でもですが何かを思い立ったら、その思い立ったことで頭の中は、いっぱいになります。
この時の頭がいっぱいであった生前墓地を建てたい ことを解決するためには
まずは主人の了承を得て子供達に理解を得ることが先決と思いました
主人は物を買うのが嫌いで、家を購入の時も私から切り出し説得するのに苦労したので
「お墓を建てたい」なんて言ったら受け付けてくれないと勝手に思い込んでいたら
以外にもいい返事で即OKとの了承を得ました
次は子供達にと思い、ほぼ毎日愛の定期便があった娘に話すと
娘は私の思いを理解してくれ婿にも話してくれて、いい返事です
後は息子がいい返事をしてくれたらと思っていた頃に息子が実家に来ると電話がありました。
入社してから勤務の関係で一人暮らししている息子、実家に来ることが少ないので
この時が話すチャンスと私は思い、お墓の話をしました。
私がその話をいい出した途端、息子は凄く不機嫌になり早々と自分の家に帰って行きました
気まずい雰囲気のままで私としても後味が悪く気になりながら数日経った頃に
息子から、あの時 以来のメールです
「お墓の話を、せんといってて(言わないで)と言ったの申し訳ないっす。
オカンとしては俺ら子供に迷惑かけたくないから色々やってんやけど
俺としては、これからも家族が健康で楽しく毎日を過ごせられたらしか考えたくないのが本音やねん。
とはいえオカンの意見も尊重せなアカンと思ったんで次の機会にでも話を聞かせて」と
私は息子の優しさを知りつくづく有難いと思いました
「お墓は一つの財産や。 家を買うのと同じように思ってくれたらいいね。
親として出来る限り迷惑かけたくないと思っただけで軽く受け流してくれたらエエねん。
今、元気だから深刻にならず聞いてほしいだけで いい意味にとってな。
これからも健康に気を付けて家族全員、楽しく過ごそうね」と返信しました。
2003年から私は心に響いたこととか残して置きたい携帯のメールを、交換日記のつもりで
受信、返信と共にノートに付けているので、その時の言葉がリアルなんです
後日、息子が実家に来た時に話すと、じっくりと聞いてくれて息子の返事もOK
家族の了解を得たので、娘の時間がある時にお墓探しが始まりました。
終の住処と思っていた昨年まで住んでいた家の近い距離のところで見つかり
家族が納得しての生前墓地を建てて貰うことが出来ました。
生前墓地は寿陵墓(じゅりょうぼ)と言うらしく 名前は朱色で刻まれています。
出来上がった平成20年5月の時は嬉しかったですね
お墓を建てた翌年から毎年お墓の管理費を払う5月には夫婦揃って行っていました。
元気で管理費払いに来れましたよとの気持ちで主人と交代でお墓の横に立ち
一昨年までは日付入りの写真を写していました
昨年の5月は主人が入院していたので私が一人で管理費を払いに行きました。
そして今年の管理費の払いは主人は案の定なので5月25日に一人で行ってきました。
今となってはお墓が遠くなってしまったけれど、日帰りで充分行けるので良しかなと思っています
管理費払った後は私を待っていてくれている人達に会うため
足取り軽やかに、そちらへ向かいました。
この話は後日に