一緒に遊ぼう プレイグループ

幼稚園に入る前のお子さんとお母さん(お父さんも歓迎)のための集まりを、教会で行っています。その活動報告です。

絵の具遊び(7/1)

2010年07月01日 | プレイグループ活動
今日の遊びは、絵の具。
ピーマンのスタンプや、いろいろな色を楽しみました。

二、三歳児は、絵を描くというよりも、筆と絵の具で遊ぶといったところでしょうか。ほかには、スタンプで色と形を楽しむ、絵の具を混ぜて色を楽しむ、などの遊びが楽しいようです。時としては、色のついた筆を洗うのが楽しくなる子もいます。子供たちの好きなことを発見しながら、自由に遊んでもらいます。

スタンプには、ピーマンの輪切りや横切りと、今日はケイさんの発案でブロッコリーを使ってみました。ブロッコリーの花の部分が、小さな点々になって紙にうつり、なかなか味のあるスタンプになりました。

水遊びの好きなてっちゃんが、一人離れたところで、ひたすら水をコップからコップに移しては遊んでいました。彼は今、それが「マイブーム」です。そのうち、絵の具遊びにも興味を示す時が来るでしょう。

お子さんの横で、かわいい絵を描いている絵の上手なお母さんもいました。

今日の手遊び「お弁当箱の歌」
これっくらいの、おべんとうばこに
おにぎり、おにぎり、ちょいとつめて
きざみしょうがに
ごましお、ふって
にんじんさん、さくらんぼさん、しいたけさん、ごぼうさん
あなのあいた れんこんさん
すじのとおった ふ~き
「いただきまーす!」

私は初めて覚えた時は「さくらんぼ」ではなくて、「さんしょう」でした。
時代の流れで、お弁当箱の中身も変わるのでしょうかね。

「ふつうのお弁当箱」をしたあとは、「ぞうさんのお弁当箱」と「ありさんのお弁当箱」をします。おっきなのと、ちっちゃなのですね。ジェスチャーも声も、とっても大きくとっても小さくしました。

今日の絵本「ももたろう」
日本の昔話代表の「ももたろう」(小学館の育児絵本)を読みました。

たくさん絵本があるわりには、こうした素朴な昔話を読み聞かせているお母さんがあまりいないことに気づき、こういうのもいいかなと思いました。

わが家にあった思い出の絵本の一冊「ももたろう」は、現在23歳の長男の愛読書でした。アメリカ生まれで、もしかしたらアメリカ育ちの日系人となるかもしれなかった息子に、日本人のアイデンティティーをもたせなくてはと思って、「ももたろう」「きんたろう」「うらしまたろう」「いっすんぼうし」「かちかちやま」などの日本昔話をせっせと読み聞かせ、車の中では童謡のテープをかけていました。

この小学館の育児絵本のシリーズは、素朴で優しい絵と、小さい子がめくりやすい厚紙の見開きページ8つでできた絵本です。1~3歳と書いてあるので、私たちのプレイグループにはぴったりです。

「ももたろう」のお話しのあとに、みんなで「ももたろうさん ももたろうさん」と大声で3番まで歌いました。もちろん、お母さんたちは全員歌えましたが、さて、今の子供たちはみんな歌えるのでしょうか。

聖書のお話「ヨナと大きな魚」
旧約聖書の「ヨナ記」にあるお話を、ケイさん手作りのしかけ紙芝居で聞きました。

神様の命令にさからって逃げようとしたヨナさんですが、船が嵐にあって沈みそうになった時に、これは自分のせいだと気づいて、海に投げ込んでもらいました。嵐はすぐにやみ、ヨナさんは神様が用意した大きな魚(クジラかな?)に飲み込まれて、そのおなかの中で3日間を過ごしました。その間に、悔い改めたヨナさんは、神様ごめんなさいのお祈りをして、3日後に陸地に吐き出されました。そして、はじめの神様の命令に従いました。

どこかで聞いてお話に似ていませんか。ピノキオのお話のもとになったと言われています。

英語の歌「Itsy Bitsy Spider」

The itsy bitsy spider went up the water spout.
Down came the rain, and washed the spider out.
Out came the sun, and dried up all the rain,
and the itsy bitsy spider went up the spout again.

ちいさなクモさんが、雨どいをのぼっています。
雨が降ってきて、流されてしまいました。
でも、お日さまが出て、雨が乾いたら、
またクモさんはあまどいをのぼっていきましたとさ。

というお話です。
クモさんが雨どいをのぼる様子を指遊びにすると、

両手の親指と人さし指を合わせます。
片方の手の親指と人さし指を入れ替えて、親指と人さし指のペアにします。
上のペアを動かさないで、下のペアをはずしてうえに動かしてペアをくっつけます。
下をはずして上へ、をくりかえすと、
ほら、クモさんが上に登って行くみたいでしょ。

小さい方は難しいので、親指同士、人さし指同士のまま、上下させて登っていくように動かします。

雨が降るところは、両手の指を動かしながら、左右のてを顔の前で上から下におろします。

「wash」のところで、両手を真横に水平に、「セーフ」のようにばっと開きます。

お日さまが出るところは、そのまま両手をひらひらさせながら上に上げていきます。



お片づけが終わったあと、子供たちが部屋で自由に遊んでいる時に、突然ゆうくんが火がついたように泣きました。「ゴツンっていったかな?」おかあさんが飛んでいきました。どうも、遊びに夢中になり、てっちゃんが抱きついてその勢いで後ろ向きに倒れたようです。

床はフェルトが敷いてあるので、大きなケガにはなりませんでしたが、2歳になったばかりのゆうくんは、ママの腕の中で泣きじゃくっています。

当のてっちゃんは、何が起きたかよく分からない様子。悪気があったのではないので、本人もどうして泣いてるのかなあというところでしょう。とりあえず、ママが「ゆうくん、泣いてるよ。ごめんねを言おうね。」と、あやまらせました。

お母さんたちの冷静な対応が見ていて気持ちよかったのですが、さらに感動したことがありました。

お昼ごはんの時に、さっき泣いてしまったゆうくんが、電車のおもちゃを二つ持ってきてお弁当の隣りに置いていたら、倒してしまった方のてっちゃんがそれを欲しがったのです。お母さんに促されて、ゆうくんは「どうぞ」ができて、大事なおもちゃをてっちゃんに一つ貸してあげることができました。

子ども同士ってそんなもんで、大人だったら「さっき痛くされたから、貸してやらない」とでもいいそうなものですよね。素直で優しい子供たちと、おだやかにそれができるお母さんたちに、感激でした。

そんなことに感激するくらい、私って、世間ズレしてしまっているのかなあ。そんなことを思ったハルさんでした。