ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

近藤史恵『シャルロットのアルバイト』

2022-10-22 19:50:37 | 本と雑誌
今日読み終った本は近藤史恵『シャルロットのアルバイト』である。
ちょっと前に有川ひろの『みとりねこ』を読んだが
今回の主役は大型犬のジャーマンシェパード。
警察犬だったので素晴らしくお利口で優しい雌犬である。
大型犬であるラブラドルレトリバーと
生活を共にする友人の顔が浮かぶ。
大型犬を飼うという事は色々と制約があるみたいだ。
制約以上に幸福感がある事が、良く判った。
物語と直接は関わらないけど
「シェフは名探偵」シリーズを書いてあるだけに
何気なく出てくる料理の話が短いけど美味しそうである。
この本にもコロナの影響が出てくる。
この騒ぎ、何時になったら落ち着くのだろう?

寺地はるな『声の在りか』

2022-10-19 19:16:30 | 本と雑誌
今日読み終った本は寺地はるな『声の在りか』である。
『読書メーター読みたい本No.1』
『読後、一歩踏み出す勇気が湧いてくる』
と帯に書いてあったので借りた。
目次がハッキリ分かれていたので短編かと思ったら
長編小説だった。
章ごとに話が分かれているので連作短編集でもある。
明るい話かと思ったら
言わなければ伝わらず、すれ違いを生むだけだが
いざ声に出すと面倒なことになるものである。
その一言が言えない主人公が成長していく物語である。
ケースバイケースだろうけど
一言を言わないで済ます事が多い。
言ってれば、その時だけはスッキリするだろうけど
その後を考えてしまうのである。
一発で解決するような言葉ってないものである。
でも、言いたくなるって事あるし
常に、言うべきか言わざるべきか考えている。

『みとりねこ』

2022-10-16 19:14:42 | 本と雑誌
今日読み終った本は有川ひろ『みとりねこ』である。
旅猫リポートの続編的な作品集。
7つの猫の物語。
意外と泣けてしまう小説集である。
あたたかい話が多いのだ。
猫の描写が素晴らしい、微笑ましいのだ。
時には猫目線のお話だったり
なんか頷いてしまうような事がさりげない。
猫と暮らしたことがある人なら
頷き微笑む事が多いのではないかと思うのだ。
ほんわかとした気持ちになった。

集団探偵

2022-10-10 20:47:20 | 通販・買い物
今日読み終った本は三浦明博『集団探偵』である。
『シュアハウス銀杏坂』に住む住民の素人探偵物。
5篇からなる連作短編集である。
テレビドラマ化しやすいシュチエーションである
キャラも分かりやすい、
ま、楽しく読めたライト推理小説である。
人知れず事件を解決する所が良い。
シェアハウスに憧れはあるのだが
ずーっとだと、面倒だなぁって思うのは
旅行も2泊3日くらいがギリギリ楽しく過ごせると思う
孤独が好きな寂しがり屋たる所以である。