プロースト交響楽団

きょうは杉並公会堂に行った。
プロースト交響楽団のコンサートがあったのだ。
指揮者は曽我大介、バイオリン独奏は田中友梨。
演目は
ショスタコーヴィッチ：ロシアとキリギスの主題による序曲 作品115
シベリウス：ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
チャイコフスキー：交響曲第6番『悲愴』ロ短調作品74
アンコールはエルガーのエニグマ変奏曲～ニムロッド
どの曲も聞いた事が無かったけど良かった。
曽我さんの指揮は最高でジャンプしたり踊るような感じ。
躍動感が良かった。魅せる指揮者なのだろう。
久々のクラシックコンサート、一番後ろの席で観た。
次回はすみだトリフォニーだ。

『教場Ｘ』

今日読み終った本は長岡弘樹『教場Ｘ』
『教場０』と『教場』の間の物語である。
面白い、コロンボ、古畑任三郎で有名な倒叙物短編6作。
しかも教場シリーズ、面白いに決まっているのだ。
事件を解決するのは風間公親の若手の部下であるところが
面白さを増長しているのである。
しかし、次の作品はあるのか心配である。
教官になるまでの物語だし、教官をやめてしまう物語もあったし
お話のシュチエーションが難しそうだ。
スピンオフかなぁ、風間教官の生徒だった刑事の物語とか
既に次の作品を心配しているのである。
色々な意味で楽しみになる次の作品だ。

吉祥寺

今日は兄たちに快気祝いをしてもらった。
場所は吉祥寺。
1軒目は『いせや』

店が開く12時前から行列が出来ていた。
行列する理由が判る焼き鳥が美味い。
アド街ックで紹介した焼売も美味かった。
2軒目は『中清』


ここも昼過ぎだというのに行列が出来ていた。
お蕎麦が美味しくて有名な店で
でもって普段飲めないような凄い日本酒が置いてある。
人生初めての『十四代』
美味い日本酒として有名な『飛露喜』『而今』
ツマミは『しめ鯖』と写真の盛合わせ。

凄い満足な吉祥寺の一日だった。
ありがとうございます。

重松清『答えは風のなか』

今日読み終った本は重松清『答えは風のなか』
子ども目線の短編小説集。
重松らしい小説集だ。
きちんとした解決や終わりではないけど
言わんとする余韻が残るわけである。
コロナを題材とした作品が多かった。
いまの子どもは大変だなぁって思った。
『答えは風のなか。
風を見つめて探すのは・・・・・・
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばじゃりの世の中だからこそ。』
そうなんだよねぇ、
なんかコロナ前と確実に世の中変わってしまったよね。

荻原浩『海の見える理髪店』

今日読み終わった本は荻原浩『海の見える理髪店』
第155回の直木賞受賞作品だ。
ま、直木賞を獲った本だから選んだのではなく
タイトルが面白そうな予感がしたから
帯に直木賞受賞と書いてあったのだ。
てっきり理髪店を舞台にした連作物かと思ったのだが
シチュエーションが異なる６つの短編だった。
こういう想定外な事は歓迎である。
私は連作物が好きなんだけど
たまには違った思いがけないご馳走を食べるのも良いものである。
私は仕事ではコミュニケーションが出来るんだけど
どこの理髪店でも無口である。何年通っても。
幼いころから、ずーっとの習性だと思うのだ。
理髪店で良くしゃべる人を見かけると
それだけで、少し世慣れた人だなぁって思う。
私は大概は理髪店では目を瞑っている。
話しかけられやすい容姿をしている割に
シャイなのだろう、あるいは他人に関心が無さすぎるのか。
直そうとも思わない弱点ってあるものだ。