Potential of aromatherapy

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切ない想い

2006年11月16日 | 雑記
「おうちで看取りますか?」

そう、今日は悩んだ日でした。

   http://aromatakako.at.webry.info/で、少し書きました。

まだ50代の男性が、肺がんとそれが骨に転移して、そして
さらに大腿骨を骨折しました。
 (病的骨折といいます)
手術も終わり、私の回復期リハビリテーション病棟にいらっしゃいました。

車椅子からベッドに、何とか移動できるまで、リハビリは頑張りました。

ところが今日、話していることが明らかに変でした。
何だかニヤニヤしています。

そう脳にも癌は転移しています。
それが悪さをしているのかどうか。

もっと早く家に帰したいと思っている主治医でしたが、
ほとんど家族と話していません。

でも、今日の様子からすると、今しか帰るチャンスはなさそうです。
同じ部屋の方にも、影響がありますし。

奥様と話す時間をもつことができました。
このまま帰るかどうか、病院で最後まで暮らすかどうか。

残された時間を家族と共に過ごした方がいいのはご存知でした。
そんな話をしていると、奥様は涙ぐんでいました。

88歳の本人のお母さんは東北にいらっしゃるそすです。
一度だけでも会わせたいと、願っています。

さて、病状は今日も進んでいました。
水頭症になっているのです。

一日でも早く家に帰ることができるように、ひたすら調整です。

本人は、
「階段昇降ができないから、つまらない。」
「外に出られないから、帰ってもしょうがないな~」と。

明日主治医とご家族と面接します。

  よい時間を過ごせるように、期待に沿えるように、
  手立てを考えましょう。

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緩和ケア病棟までの道のり も長いですがどうそ。