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雛たちの旅立ち

2010年06月14日 | 雑記
私の瞳がぬれているのは 涙なんかじゃないわ
泣いたりしない

この日がいつか 来ることなんか 
二人が出会ったときに 知っていたはず

なんて歌っている場合じゃありません。

今日は雨で、雛たちはどうしているだろうかと見に行くと
雨粒が頭にコロンとのっていました。
写真を撮ろうとしたら、コロコロと雨粒が転げ落ちました。
今日の撮影をして、昼近くになったら・・・・・・

雛が二羽、冷たい雨にうたれたまま動かないで屋上の床に横たわっていました。

  一体何があったの????

ボランティアさんが、カラスにやられたと話しています。
先生~~~~~ うちの小鳥たちが!!

一羽は外傷もなく横たわっていました。
一羽は羽を無残にむしられた状態で、2メートル離れたところで横たわっています。

鉢を覗くと、一羽はおびえた様に震えて鉢の中の木の下に隠れていました。
そして、残る一羽は?
どこにも見当たりません。
連れて行かれたようです。

許せない。

あまりの悲しみに、みんなで絶望しました。
残りの一羽に、カラスが嫌いだという黄色の傘を買って、鉢にさしておきました。
それにしても、カラスも頭がいいので絶対また襲いにきます。
親鳥は一羽になった小鳥に、えさを運んでいましたが
なかなか鉢に入りません。
いつもはすぐに入るのに、何度も何度も迷って迷って入っていました。

かわいそうに。
一度も空を飛べずに天国へ行ってしまったようです。

残りの一羽は、このような雛を育てたことのあるボランティアさんが
連れて行きました。
きっと、カラスはまた狙ってくるからです。
一羽くらいは、大人になって空を飛んで欲しい、自然界は厳しいけど
私たち人間も同じ。
助け合えるときには助けたいと思いました。

残った一羽がいなくて、親鳥も探しているかもしれませんが、死なれるよりは
いいように思いました。
こんな雨の日は、人間も外にでないと思ったカラスなのでしょうか。
ズルイよカラス。カラスのバカ。

二羽の小鳥は、外に埋めました。空を飛べなかった小鳥は、きっとたくさんいるのでしょうね。
空はこんなに広いのに、小さな鉢の中をうろうろ歩くだけでした。

明日から何を楽しみに病棟に行けばいいのでしょう?