父の命日。
あのときこうすればよかった、あのときもっと早く戻ればよかった、あのときあのとき。
そう思う日にします。
在宅でみている患者さんたちは、ご家族が仕事を休んでみています。もうすぐ血圧もなくなり
死が近づいている方がいますが、娘さんが家で仕事をしながらみています。
「今日は血圧どうかしら」「苦しいのかしら」「痛いのかしら」
朝から訪問介護のヘルパーさんも入り、排泄のケアをし、そのあとの私が訪問して
PCAポンプのチェックや、皮下の点滴を行います。訪問入浴もあり、静かに
お風呂に入ります。病棟では難しい。
家族にできなかったことを、仕事で患者さんやその家族の役に立つように、
日々過ごして、後悔を抱えて生きていくことにしています。