私は実は漢字が苦手です。
海外に長かったのでぇ~、などとごまかすことがありますが、
いや、実は漢字は昔から弱いのです。。。大変お恥ずかしいです。
しかし一所懸命というのは間違えないのですよね。
一所懸命と人に言うと、一生懸命だろ?!などといわれることがありますが、
正式には一所懸命ですよね。
小学生の頃に担任の先生が懇切丁寧に教えてくれたのを今でも覚えています。
気になる方は ウェッブで検索すれば直ぐに出てきますよ!
さて 今回お話をしたいのは漢字のことではなく、
一所懸命にやるということですね。
人間は物理的に不可能でない限り、何でもできる能力を秘めているのですね。
しかしよく人は 「できません」という言葉を簡単に使います。
「ミスがあり納期に間に合うことができません。
一日遅らせてもよろしいでしょうか?」
そうすると私もお客様に納期の遅れをお伝えしなければならないわけですね。
しかし私は一度約束したことを簡単に変えることが好きではありません。
特に仕事関連のお約束はできる限り守りたい、というのがポリシーです。
それをなんだか分からないミスのために、勝手に一日遅れさせられても・・・。
しかしまだまだ小さな小さな小売店、偉そうなことを言えません。
本当にできないのか?!っと心で思いつつも、
仕方がないですね、とお客様にお取次ぎをいたします。
本当にできないのか?!?!
自分達のミスが発生したのであれば、1日24時間あり無駄なく時間を使っても物理的に無理であるということをベースに「できません」といっているのか?
いや、要するに「時間外はやりたくありませんので、遅れます」
ということであって、I cannot do it,という意味ではないのですよね。
私が前勤めていた会社は製造業で、
お客様は大手自動車メーカーや鉄鋼メーカーです。
納期の遅れはお客様の生産をストップさせてしまったりするので致命的です。
眠る時間を削ってでも納期を守らなければなりません。
お客様のオーダーミスであってもできる限りのことを尽くし、
納期に間に合わせるようにするのです。
海外で生産がされている場合、
1ペールのグリースを持って海外の空港までお届けをした、
という話まで残っています。
そこまで真剣なのです。
仕事とは真剣勝負。
全ての人間が全力を尽くして助け合って仕事をすれば、
素晴らしい結果が生まれるでしょう。
しかし前回もお話をしたように、
人間は常に楽をしよう楽をしようと考える怠惰な生き物です。
自分の心にムチを打って、頑張ろうという気力を奮い立たせる強い精神力が必要です。
私はインテリア・小売業界には新参者です。
そのためかこの仕事に対しての責任感ということに対してのズレを感じます。
規格に対してでも、
前の会社のお客様は規格に対してとても厳しかったですね。
なぜならば、規格が狂えば人の命にも影響を及ぼしてしまう事故を起こしてしまう可能性があるからです。
なので真剣です。
小物?! それと比べればとてもいい加減ですね。
規格が無ければいい加減にやってよいのか?!
不良品が出てもそれが当然?!
んな訳がありません。
残念ながら本日納品させていただいた製品に破損がありました。
こちらの過失が認められたので、責任持って対応をさせていただきました。
しかしそれを製造した人々。
今一事の重大性を理解していないようです。
お客様の信用を失ってしまうと、それを回復をするには時間がかかります。時によっては信頼は一生回復できません。
信頼をしてもらえる物作りというのは大切なことで、
それを怠ってしまった罪は大変重いのです。
しかしそれを全く理解していないと私は受け止めました。
偶々私がお付き合いさせていただいているメーカーさんがルーズなのでしょうか?
私のお店は小さな小さなお店なので、馬鹿にされているのでしょうか?
小さな卵は大きく成長し、大きな鳥となって羽ばたく可能性もあるのですね。
私は仕事に対していつも真剣です。
物を買ってくださる方は冗談で物を買ってくださるのではないのです。
どんなに小さなものでも、お金を払って買ってくださるのですね。
真剣に対応をさせていただかなければお客様に対して失礼です。
一所懸命に仕事をする。
当然のことですが、本当に一所懸命に仕事をやっているのか?!
安いだけの中国は着実に力をつけてきています。
品質向上を目指す、などというのはもう当然のお話で、
安くて品質の良い製品ができるようになれば、
日本製は売れなくなってしまうのですね。
更に良いものを作らなければ、世界では通用しません。
もっと一所懸命に仕事をしなければ、
日本の将来も危うい気がいたします。