MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

寄木のティーライトキャンドルホルダー

2008-03-09 12:57:30 | 商品
今日もとても良い天気ですね。 
 しかしマスクをしたお客様が最近は多いです。
 花粉症はみなさん大丈夫でしょうか?

こちらの寄木細工のキャンドルホルダーは、
 実は凄いのですよ。

箱根駅伝のトロフィーを作っている作家さんが、
 このキャンドルホルダーを私のお願いで作ってくださいました。
 この方はコンクールで数々の賞もとられている有名な方なのです。
 最初はお話をするのも恐い感じの方でしたが、
  寄木細工を愛していらっしゃるのを感じる愛情たっぷりの方でした。

手書きで図を描いて、
 こんな感じに作ってくださいとお願いをしたのですが、
 創造以上に綺麗なものを作ってくださいました。

ガラス管はキャンドル用のものを京都のガラス管屋さんから仕入れています。
 弊店でドッキングをさせて販売をしています。

もちろんガラス管だけでも販売をしています。
 燭台に被せれば、安全にキャンドルを燈して頂けます。

ろうそくの明かりは心が落ち着きます。
 部屋の電気を落として、キャンドルの明かりだけで照らされた部屋は、
 寛ぎを与えてくれますね。

http://www.mabysoshite.com
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北アイルランド

2008-03-09 00:26:58 | Personal
ちょっと昔のお話ですが、
 イギリスに住んでいた頃、
 アイルランド人の友人が実家に招いてくれたので、
  クリスマスの時期にアイルランドに遊びに行ったことがありました。
 
デリーです(ロンドンデリーというとアイルランド人に怒られます)。

もう13年位前でしょうかね。
 冬の寒い時期、イギリスと同じように天気はどんよりとしていました。
 その当時は石炭で暖をとるのが普通で、
  町中は石炭の香りで満たされていました。
  その香りは私にとってとても心地が良かったことを記憶しています。
  ちなみに暖房としてだけでなく、
   キッチンも石炭で、キッチンで石炭を燃やし、
   セントラルヒーティングとして各部屋の暖房器具を暖めていたのも、
    石炭でした。もう今は違うでしょうね。

クリスマスには雪が降り、
 初めてのホワイトクリスマスを経験したのもアイルランドでした。

デリーにはお城の城壁が残っています。
 旧市街は塀に囲まれているのですね。
 城壁を散歩したり、
  パブに友達と飲みに行ったり、
  ベルファストに連れて行ってくれたり、
  13年前なのであまり記憶していませんが、楽しかったことを覚えています。

しかしデリーでは楽しいだけの思い出だけではありませんでした。
 イギリスにいた頃、IRA(アイルランド共和軍)がテロ活動を行っていました。
 ロンドンでも爆発があり、
 爆発の予告があったので、立ち入り禁止区域が突然街中にできたり、
  今思うと凄かったなぁと思います。

それもアイルランドのイギリスへの反発だったのですね。
 アイルランドは二つの国に分割されています。
 北アイルランドはイギリス領で残りはアイルランド。
 しかし北アイルランドの人はイギリス人ではなく、アイルランド人であるという認識があります。
 デリーという街の名前も、ロンドンデリーと名づけたのはイギリスで、
  もともとデリーなのです。
 アイルランドは愛国心が大変強く、他の国へ移住してもアイルランド人というアイデンティティーを守っていますね。St. Patrick's day は、
 未だに世界中のアイルランド人によって頑なに祝われていますね。
 東京でも。

デリーは街が二つに分割されています。
 カトリック系とプロテスタント系の街に分かれているのです。
 川を挟んで、カトリック系の大聖堂を中心にカトリック教の街があり、
  反対側にはプロテスタント系の大聖堂を中心にプロテスタントの街があるのです。

アイルランドはカトリックの国ですね。
 イギリスが北アイルランドを侵略したときに、
 本土からプロテスタントの人間を送り込んだのです。
 街は二つに分割され、昔は争いが絶えなかったそうです。

自分が行った頃は争いも大分落ち着き、
 危険な思いは勿論しませんでしたが、
 IRAの活動はあったので、パトカーが装甲車であったり、
 街中に焼け跡が所々に残っていたりと、
  まだ余韻を残していました。

私はアイルランドの音楽が好きです。
 アイルランドのフォークソングも良く聞いたものでした。
 リズミカルで良いですね。
 リバーダンスで有名なアイリッシュダンスも、
  その友人に教えてもらって、パブで一緒に踊ったりしていました。

アイルランド人の有名な歌手は多いですね。
 アイルランド人の歌は、心がこもっています。
 ポップソングやロックであっても、
  気持ちがこもった歌詞なのです。
 
U2のBloody Sundayって、
 このアイルランドとイギリスの争いのことを歌っています。
 「血まみれの日曜日」ですものね。
 その他の歌もやはり争い関連であることが多いですね。

あと私が好きなのThe Cranberries。
 やはり彼女達も争いに関連した歌詞が多くあります。
 一時大ヒットしたゾンビという曲も、
  やはり反戦歌です。

胸が締め付けられるような、
 心から世界に訴える気持ちが歌に込められています。
 ロックでも、ただ格好の良い歌詞をつらつらと歌ったものとは違います。

辛い戦争が長く続いても、
 アイルランド人は歌を愛し、
 踊りを踊り、
  強く生き抜いてきたのですね。
 
デリーはホワイトクリスマスを経験させてくれた、素敵な街。
 石炭の香りが心地よい、街。
 そして争いの醜さを教えてくれた街。
 
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