#98 アイク・アンド・ティナ・ターナー「I Smell Trouble」(Atlantic Blues/Atlantic)
アイク・アンド・ティナ・ターナー、60年代のライブ録音より。ドン・ロビーの作品。
いうまでもなく、ボビー・ブルー・ブランドの代表曲であるが、これをオリジナルにまさるともおとらぬハイテンションで演っているので、ぜひ聴いてほしい。
アイク・アンド・ティナ・ターナーといえば、とにかくそのライブアクトのセクシーさ、過激さで話題を集めていたものだが、もちろん音楽的にも非常に充実していたデュオだ。
ティナの鋭く切り込んでくるような歌声、トリッキーで挑発的なアイクのギター。まさにダイナマイト級の迫力でオーディエンスを圧倒していた。
今日の一曲は、そんな中でも極めつけのパフォーマンス。
「I Smell Trouble」は、その緊張感に満ちた歌詞内容からいっても、起伏に富んだ激しい歌唱からいっても、第一級のスロー・ブルースだが、ご本家ブランド=ベネットのコンビネーションに匹敵するのは、やはりこの二人をおいてないように思う。
全身を震わせ、痙攣するかのようにシャウトするティナ、ニワトリの鳴き声を思わせるヒステリックなプレイを聴かせるアイク。まことにスリルに満ちた7分間だ。
71年のパリ・オランピア劇場ではさらに長い10分もの演奏をやっていて、こちらも必聴だが、とにかくダレるということない、異常なまでのテンションには脱帽するしかない。
アイク・アンド・ティナの数あるレパートリーの中でも、もっともブルース濃度の高い曲のひとつ。
「やるからにはこれくらい演らんと、お客は満足しない」という気合いがひしひしと伝わってくる。これぞ芸人魂の真骨頂。
さわると火傷しそうなライブ。心して聴いとくれ。
アイク・アンド・ティナ・ターナー、60年代のライブ録音より。ドン・ロビーの作品。
いうまでもなく、ボビー・ブルー・ブランドの代表曲であるが、これをオリジナルにまさるともおとらぬハイテンションで演っているので、ぜひ聴いてほしい。
アイク・アンド・ティナ・ターナーといえば、とにかくそのライブアクトのセクシーさ、過激さで話題を集めていたものだが、もちろん音楽的にも非常に充実していたデュオだ。
ティナの鋭く切り込んでくるような歌声、トリッキーで挑発的なアイクのギター。まさにダイナマイト級の迫力でオーディエンスを圧倒していた。
今日の一曲は、そんな中でも極めつけのパフォーマンス。
「I Smell Trouble」は、その緊張感に満ちた歌詞内容からいっても、起伏に富んだ激しい歌唱からいっても、第一級のスロー・ブルースだが、ご本家ブランド=ベネットのコンビネーションに匹敵するのは、やはりこの二人をおいてないように思う。
全身を震わせ、痙攣するかのようにシャウトするティナ、ニワトリの鳴き声を思わせるヒステリックなプレイを聴かせるアイク。まことにスリルに満ちた7分間だ。
71年のパリ・オランピア劇場ではさらに長い10分もの演奏をやっていて、こちらも必聴だが、とにかくダレるということない、異常なまでのテンションには脱帽するしかない。
アイク・アンド・ティナの数あるレパートリーの中でも、もっともブルース濃度の高い曲のひとつ。
「やるからにはこれくらい演らんと、お客は満足しない」という気合いがひしひしと伝わってくる。これぞ芸人魂の真骨頂。
さわると火傷しそうなライブ。心して聴いとくれ。