#80 ローウェル・フルスン「Blue Shadows」(Chess Blues/Chess)
ローウェル・フルスン、チェッカー在籍時のヒット。フルスンのバンドのピアニスト、ロイド・グレンの作品だ。
このボリュームたっぷりのボックス・セット(なんと、101曲を収録!)以外では、日本盤「Hung Down Head」のボーナス・トラックでも入っているので、そちらで聴くことも可能だ。
ローウェル・フルスンといえば、ケント時代の「トランプ」というイメージが強いけど、チェッカー/チェス時代にもいい録音がある。この曲など、まさにそう。
リラックスしたムードでのびのびと歌い、かつギターを弾くフルスン。ホーンをフィーチャーしたジャジィなバックも実にごきげんだ。そして作曲者、グレンのピアノ演奏もいい。
ローウェル・フルスンは、知名度とかセールス枚数とかでいえば、ブルースの王者だったとは決していえないが、王者たるBBに多大な影響を与えたということで、第一級のひとだと思う。
フルスンの代表的ナンバーをBBは何曲もカバ-しているが、この「Blue Shadows」も、64年のアルバム「Rock Me Baby」でカバーしている。
フルスンは「怒り節」が基本のBBに比べると、もっと大らかというかラフな持ち味だが、おさえるべきところはつねにビシッとおさえている、そんな芸風だ。
このひとって、ホントに気持ちよさげに歌うんだよねぇ。まるで、風呂に入ってその中で歌っているように。
ある意味、シンガーの理想形ですな。ぜひ、その貫禄あふれる歌いっぷりを味わってみてください。
ローウェル・フルスン、チェッカー在籍時のヒット。フルスンのバンドのピアニスト、ロイド・グレンの作品だ。
このボリュームたっぷりのボックス・セット(なんと、101曲を収録!)以外では、日本盤「Hung Down Head」のボーナス・トラックでも入っているので、そちらで聴くことも可能だ。
ローウェル・フルスンといえば、ケント時代の「トランプ」というイメージが強いけど、チェッカー/チェス時代にもいい録音がある。この曲など、まさにそう。
リラックスしたムードでのびのびと歌い、かつギターを弾くフルスン。ホーンをフィーチャーしたジャジィなバックも実にごきげんだ。そして作曲者、グレンのピアノ演奏もいい。
ローウェル・フルスンは、知名度とかセールス枚数とかでいえば、ブルースの王者だったとは決していえないが、王者たるBBに多大な影響を与えたということで、第一級のひとだと思う。
フルスンの代表的ナンバーをBBは何曲もカバ-しているが、この「Blue Shadows」も、64年のアルバム「Rock Me Baby」でカバーしている。
フルスンは「怒り節」が基本のBBに比べると、もっと大らかというかラフな持ち味だが、おさえるべきところはつねにビシッとおさえている、そんな芸風だ。
このひとって、ホントに気持ちよさげに歌うんだよねぇ。まるで、風呂に入ってその中で歌っているように。
ある意味、シンガーの理想形ですな。ぜひ、その貫禄あふれる歌いっぷりを味わってみてください。