カットは、おなじみ浦沢直樹さんの漫画「20世紀少年」から、中学生の主人公ケンヂが、最初のエレキギターを手に入れたシーンだ。
これはもちろん、浦沢さん自身の音楽体験が下敷きになっている。
26000円のグレコ製テレキャスターモデルは、40数年前の中学生にとっては、とても高価な、それこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要な買い物だったはずだ。
僕も実はそれとそっくりな経験がある。
中学三年のとき初めてのエレキであるテレキャスターモデルを、お茶の水の下倉楽器で、なけなしの貯金をはたいて購入したのだ。15000円也。
それだって、とんでもない買い物だった。
浦沢さんは僕より2学年下だから、僕のテレキャス体験は彼より少しだけ早かった勘定になる。
いずれにせよ、僕も浦沢さんも、テレキャスターという「武器」を装備することで、無敵のElectric Warrior(電気の武者)となり、ロックという新たな世界へと飛び込んだのだった。
あのときテレキャスを手にしていなければ、ふたりともおそらく全く違った人生を歩んでいただろう。
レオ・フェンダーというひとりのクラフトマンは、そうやって何万人、何十万人もの若者の運命を変えたのだ。ある意味、アメリカ大統領以上の影響力。とんでもないオヤジだな(笑)。
そういう理由で、数あるエレキギターの中でも、僕はとりわけテレキャスターに思い入れがあるのだった。
これはもちろん、浦沢さん自身の音楽体験が下敷きになっている。
26000円のグレコ製テレキャスターモデルは、40数年前の中学生にとっては、とても高価な、それこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要な買い物だったはずだ。
僕も実はそれとそっくりな経験がある。
中学三年のとき初めてのエレキであるテレキャスターモデルを、お茶の水の下倉楽器で、なけなしの貯金をはたいて購入したのだ。15000円也。
それだって、とんでもない買い物だった。
浦沢さんは僕より2学年下だから、僕のテレキャス体験は彼より少しだけ早かった勘定になる。
いずれにせよ、僕も浦沢さんも、テレキャスターという「武器」を装備することで、無敵のElectric Warrior(電気の武者)となり、ロックという新たな世界へと飛び込んだのだった。
あのときテレキャスを手にしていなければ、ふたりともおそらく全く違った人生を歩んでいただろう。
レオ・フェンダーというひとりのクラフトマンは、そうやって何万人、何十万人もの若者の運命を変えたのだ。ある意味、アメリカ大統領以上の影響力。とんでもないオヤジだな(笑)。
そういう理由で、数あるエレキギターの中でも、僕はとりわけテレキャスターに思い入れがあるのだった。