2008年3月30日(日)
#28 W・C・クラーク「That's Where It's At」(Texas Soul/Black Top)
W・C・クラークといえば、その作品「Cold Shot」がスティービー・レイ・ヴォーンによって取り上げられたことで有名‥とはいかないまでも、知ってる人は知っている、そんな存在の黒人シンガー/ギタリストだ。
39年テキサス州オースティン生まれの68才。テキサス・ブルースの総元締的な存在でもあり、若き日のSRVが彼と一緒にバンドをやっていたという縁で、「Cold Shot」が世に広く知られるようになった。
そんなベテランな彼も、ソロ・アルバムをコンスタントを出すようになったのはわりと近年のことで、94年にいまはなきブラック・トップ・レーベルで「Heart Of Gold」をリリースして以来、翌年の「Texas Soul」、98年の「Lover's Plea」と、3枚を発表している。アリゲーターに移籍後も、02、04年と2作を出し、60代にしてなかなか活発な音楽活動を続けている。
今日お届けするのは、ブラック・トップ2作目より、サム・クックでおなじみのナンバー、「That's Where It's At」。クックとジェイムズ・アレクサンダーの共作だ。
クラークは「Cold Shot」のようなヘビーめのブルースを歌う一方で、けっこうソウルな曲調のナンバーも得意である。この曲はまさにその好例。
クラーク、ギターのほうはさほど特徴的なプレイはないのだが、歌はなかなかい味を出している。たとえていえば、「サッポロ一番味噌ラーメン」の藤岡琢也のような(なんのこっちゃ)。
60デコボコの男でなくては出せないような、哀感とユーモアが歌声ににじみ出ているのだ。
オリジナルだけでなく、カバーでもその持ち味は十分に感じられる。
ハートで歌いあげるソウル・マン、W・C・クラーク、今後の活動にも期待が持てそうだ。
39年テキサス州オースティン生まれの68才。テキサス・ブルースの総元締的な存在でもあり、若き日のSRVが彼と一緒にバンドをやっていたという縁で、「Cold Shot」が世に広く知られるようになった。
そんなベテランな彼も、ソロ・アルバムをコンスタントを出すようになったのはわりと近年のことで、94年にいまはなきブラック・トップ・レーベルで「Heart Of Gold」をリリースして以来、翌年の「Texas Soul」、98年の「Lover's Plea」と、3枚を発表している。アリゲーターに移籍後も、02、04年と2作を出し、60代にしてなかなか活発な音楽活動を続けている。
今日お届けするのは、ブラック・トップ2作目より、サム・クックでおなじみのナンバー、「That's Where It's At」。クックとジェイムズ・アレクサンダーの共作だ。
クラークは「Cold Shot」のようなヘビーめのブルースを歌う一方で、けっこうソウルな曲調のナンバーも得意である。この曲はまさにその好例。
クラーク、ギターのほうはさほど特徴的なプレイはないのだが、歌はなかなかい味を出している。たとえていえば、「サッポロ一番味噌ラーメン」の藤岡琢也のような(なんのこっちゃ)。
60デコボコの男でなくては出せないような、哀感とユーモアが歌声ににじみ出ているのだ。
オリジナルだけでなく、カバーでもその持ち味は十分に感じられる。
ハートで歌いあげるソウル・マン、W・C・クラーク、今後の活動にも期待が持てそうだ。