2008年12月29日(日)
#61 ザ・ヤードバーズ「Boom Boom」(Collection/Castle)
早いもので、今年ももう終わりになってしまった。今年は、しめて43曲紹介してみたが、どの曲が皆さんの心に残ったことだろう。
今年最後の一曲はこれ。ジョン・リー・フッカーの必殺的一曲を、ヤーディーズがカバーしてる。
「Boom Boom」といえば、ブルース発祥の一曲ながら、エリック・バードン率いるジ・アニマルズも取り上げたということで、日本でも結構よく知られている。
いくつかのグループサウンズもカバーしており、その中にはスパイダーズのバージョンなんてのもある。これです。
今年最後の一曲はこれ。ジョン・リー・フッカーの必殺的一曲を、ヤーディーズがカバーしてる。
「Boom Boom」といえば、ブルース発祥の一曲ながら、エリック・バードン率いるジ・アニマルズも取り上げたということで、日本でも結構よく知られている。
いくつかのグループサウンズもカバーしており、その中にはスパイダーズのバージョンなんてのもある。これです。
リード・ボーカルはムッシュだが、これがけっこうカッコいいのですわ。永井ホトケさんも、このカバー・バージョンが好きだったとか言ってましたし。
さて、きょうの本題。アニマルズと同じく英国のバンド、ヤードバーズもこのジョン・リーの曲を気に入ったらしく、エリック・クラプトン在籍時にレコーディングしてる。
聴いてみての感想は‥‥うーん、こりゃまたえらく迫力不足なブーン・ブーンやな~というのが、正直なとこだろう。
キース・レルフのヘタレな歌声は、元祖・激ワルオヤジ、ジョン・リーのあのドスの利いた声、あるいはいかにも不良っぽいバードンの塩辛声に比較すると、まあ、聖歌隊の少年のそれみたいだわ。
ブルースというよりは、スパイダーズ以上にガレージ・サウンドっぽく、軽~いのであります。
その軽さは、ヤーディーズのポップさにもつながっているわけで、彼らが次第にブルース・バンドを卒業して、ポップ・バンドへと変貌していったのも、むべなるかなと思います。
バンドにおいて、リードボーカルの声質がいかに重要であるか、この一曲を聴いただけでも、よくわかるはず。
ヘビー級ならぬモスキート級の「ブーン・ブーン」。まさに蚊が鳴いているようで情けなくはありますが、バンドがさまざまな試みをして、その中から自分たちに合った道を選び取っていく、その過程を知ることが出来るかと思います。
ヤーディーズ版「ブーン・ブーン」、ジョン・リーやアニマルズと、ぜひ聴き比べてみて欲しい。
さて、きょうの本題。アニマルズと同じく英国のバンド、ヤードバーズもこのジョン・リーの曲を気に入ったらしく、エリック・クラプトン在籍時にレコーディングしてる。
聴いてみての感想は‥‥うーん、こりゃまたえらく迫力不足なブーン・ブーンやな~というのが、正直なとこだろう。
キース・レルフのヘタレな歌声は、元祖・激ワルオヤジ、ジョン・リーのあのドスの利いた声、あるいはいかにも不良っぽいバードンの塩辛声に比較すると、まあ、聖歌隊の少年のそれみたいだわ。
ブルースというよりは、スパイダーズ以上にガレージ・サウンドっぽく、軽~いのであります。
その軽さは、ヤーディーズのポップさにもつながっているわけで、彼らが次第にブルース・バンドを卒業して、ポップ・バンドへと変貌していったのも、むべなるかなと思います。
バンドにおいて、リードボーカルの声質がいかに重要であるか、この一曲を聴いただけでも、よくわかるはず。
ヘビー級ならぬモスキート級の「ブーン・ブーン」。まさに蚊が鳴いているようで情けなくはありますが、バンドがさまざまな試みをして、その中から自分たちに合った道を選び取っていく、その過程を知ることが出来るかと思います。
ヤーディーズ版「ブーン・ブーン」、ジョン・リーやアニマルズと、ぜひ聴き比べてみて欲しい。