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浄瑠璃寺
寺号は、三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「浄瑠璃世界」からきています
梵字の阿字をかたどったと言われる池を中心にして
東に薬師仏、西に阿弥陀仏を配した庭園は極楽世界をこの世に表わしたものです
平安時代、末法思想が流行った時に多数建立された九体阿弥陀堂が唯一残っている貴重な寺院
境内は、池の東側には東方浄土の薬師如来を安置する三重塔(国宝)
西側には西方浄土の阿弥陀如来を安置する本堂(国宝)と
北側には南向きの大日如来像を祀る灌頂堂があります
湧き水をたたえる大きな池を中心に、この形が浄土式庭園になっています
=詳しくは コチラ
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*【寺社巡り・com】さまより、仏さまをとても分かり易く解説しています
お借りして抜粋しました
京都府木津川市にある真言律宗のお寺、小田原山 浄瑠璃寺。
本堂内に9体の阿弥陀如来像が横一列にずらっと並んでいる様子が有名なお寺で、「九体寺」ともよばれています。
仏教には、浄土(じょうど)という世界観がありますよね。
このお寺は境内に浄土の世界観を表しています。 「浄土」は仏様がいらっしゃる世界で、清浄で清涼な世界です。
有名なところで、
浄瑠璃浄土(東方浄土)・・・薬師如来がいらっしゃる東の浄土
極楽浄土(西方浄土)・・・阿弥陀如来のいる西の浄土
があります。 もっとたくさんありますが、この二つが有名です。
それに対して人間の居る世界は穢土(えど)といいます。 そこは煩悩にから抜けられない衆生が住む世界です。
人間は、死ぬとまた穢土に生まれ、悩んで苦しんで死んでいき、また穢土に生まれ・・・ということを繰り返しています。
それを「輪廻転生」といいます。
そういう苦しみは嫌なので、来世こそは浄土で生まれたい、とみな願うわけです。
そこで平安時代に、阿弥陀如来を信仰している人のもとには、亡くなったら阿弥陀如来が迎えにきて(来迎)、
極楽浄土に連れていってくれる、という浄土思想が盛んになりました。
浄瑠璃寺では、その世界観を感じることができます。
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山門
諸堂の主尊
西方九体阿弥陀如来像(九体阿弥陀堂内)
出展:浄瑠璃寺パンフレットより
出展:浄瑠璃寺パンフレットより
(左)秘仏・大日如来像 (中央)秘仏・吉祥天女像 (右)秘仏・薬師如来像
出展:浄瑠璃寺パンフレットより
静かな境内に入ると、静寂の浄土世界に入ったような清らかな気持ちになります
下図より、 山門は北面している
門をくぐる(すなわち南に進む)と、正面に池があり、右手(西側)に阿弥陀堂(本堂)
池を挟んで左手(東側)には三重塔
「顕教四方仏」というのがあって、パンプレットより
①東に薬師如来、②南に釈迦如来、③西に阿弥陀如来、③北に弥勒如来、の浄土があるという
私達が住んでいる「此岸」があって、向こう側に「彼岸」があります
極楽は彼岸の彼方にありますから、まさに浄土の世界を描いた浄土式庭園です
北側にある山門が入口になっているのですが
参拝の順序は
1、東側の三重塔に行き、薬師如来に苦悩の救済を願う
2、三重の塔の前で振り返り、池越しにある本堂の阿弥陀仏に来迎を願う
これが本来の礼拝の順序とされています。
三重塔
(振り返って拝観した)本堂
「それでは、ご一緒にご拝観致しましょう」
受付で御朱印を、、、本堂へ
九体阿弥陀堂へ ↑ 上photo ↑
至近距離からの拝顔(謁)は、一歩踏み入れたその瞬間に堂々たるお姿に息を呑みます
本堂横の石仏
「ドラえもん」? 回答 こちら
石灯籠 本堂前と三重塔前(重文)
南北朝時代(1366年)
苑池の中島
三重塔の扉は普段は閉められています
中に祀られている薬師如来は秘仏とされているのですが
毎月8日は薬師如来の縁日につき三重塔の開扉日になっています
↓
浄瑠璃寺のニャン
GWが過ぎた頃の古都は、新緑がまぶしく、歩く足音も心地よく
大和路の静かな旅路は、充分心を満たしてくれました
京都大原 三千院
一隅を照らす
これ則ち国宝なり
=御朱印=
<岩船寺>
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<浄瑠璃寺>
そうだ! 京都・奈良に行こう~
新しい発見の旅路が、行くたびに増えています
気が向けばボツボツ投稿するかもしれません(*_*;
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