鴨川
木屋町通に抜ける細い路地
画像(直進)木屋町通り (左)四条通り
狭い路地を入って
和食ランチに「志る幸」へ参りました
京都の汁物専門店「志る幸」は、昭和7年に京都市内で創業して現在で90年続く老舗です
平安時代の風習「汁講」からとった店名通り
一杯の汁におもてなしの心を込めることを方針としており
常時白味噌、赤味噌、すましの3種類の汁物と10種類以上の具材を用意しています
ようこそ おこしやす
暖簾をくぐると目の前に紙垂(しで)を囲った小上がりの座敷は
日本の伝統芸能・能の舞台を模したという配置
私は能舞台を模した配置は、番頭台のようなで面白かったが
以前、神聖な聖域を示す紙垂を囲った
信州小布施 の酒蔵・枡一市村酒造の蔵のレストランを思い出した
紙垂は、日本人の神域の想いが延々と繋がっているように感じた
※紙垂を注連縄(しめなわ)に垂らして神域や祭場に用いた場合は、聖域を示す象徴
私の目の前に、三条、五条大橋の白木の欄干が仕切っていて
お店の配置を理解するには、少し時間がかかった
「利久辨當」(りきゅうべんとう)
ご飯・5品のおかず・お味噌汁付き
お出しの効いた白味噌の味噌汁の中身はおとしいもをチョイス
おとしいもとは、山芋をすり下ろして具材にしたもので、絶妙な食感とお味噌汁の組み合わせ
白味噌の甘さと、きめ細かい山芋のねっとり濃厚なふわとろ感が、味噌汁へ溶け込んでいます
白味噌のお味噌汁の具材を色々選べて 値段の記載ないのですが
2,700円プラス600円で、3,300円 是非お勧めの一品です
それぞれ注文したメニューは
子は穴子丼
夫は、鯛めしだったかしら?
椀は白噌味を勧めたが、江戸っ子の夫は勇気?がなく赤味噌汁をチョイス
鯛の身をきめ細かくフレークし、山椒でひきしめ風味を出しています
その他、白味噌汁に、丸いお餅が2つ入った京雑煮を初めて頂きました
前記のおとしいもが、お餅になったような食感で白味噌の旨さを初めて認識したしだい
すべて旨さは、手を抜かないお出し
沢山食べたようですが、少しシェア(味見)したり、、、
誰が何を食べたか忘れました
今度来た時は、京お雑煮を頂きたい(12~2月間)
志る幸の脇
前日行った喫茶と漬物屋さん
(右)「フランソア喫茶室」
(正面)村上重本店 公式サイト
※京都の喫茶文化はレトロですが、今なおとても充実しています
首都圏ではタリーズとかドトールとかですが、、、(私は)
四条大橋の鴨川を挟んで南座の向かいに目を惹くスパニッシュ・バロック様式の洋館
前身は大正時代に建築されたビアレストランで、戦時中に中華料理店として開業した「東華菜館 本店」
大正15年竣工、前身であるビアレストラン当時の姿をほぼ残し
シンプルな直線と曲線を組み合わせた装飾がヴォーリズ建築の特徴である美しさ
ここに、東華菜館ならではの個性的な装飾を施したスパニッシュ・バロック様式の建築は、一見の価値があります
四条河原橋 上から
公式サイト
訪ねた日 2022年2月中旬
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