京都:宵山祭前の画像
奈良から京都に着いた夜は曇り空で「おぼろ月」と釈明していた
画像はスマホだが、まだ人影も少ないことが分かる
京都八坂神社の宵山祭前の画像
祇園祭は実に1ヶ月もの間、さまざまな神事が執り行われます
7月1日の「吉符入り」に始まり
2日に巡行の順番を決める「くじ取り式」
10日から徐々に鉾・山建てが始まり
13日には長刀鉾の稚児が八坂神社に社参します
なかでも14日(宵々々山)、15日(宵々山)、16日(宵山)の宵山で祭り気分を盛り上げ
17日に行われる山鉾巡行が祇園祭のハイライトとなります
放下鉾(ほうかほこ)
真木のなかほどの「天王座」に放下僧の像を祀るのに由来する
鉾頭は日・月・星の三光が下界を照らす形を表す
函谷鉾(かんこほこ)
厄除け粽
出典:wiki
山鉾巡行の3日前からは、各山鉾でお囃子を奏でて
厄除け粽(ちまき)や御朱印の授与を行い
露店なども立ち並ぶお祭が、煌々と提灯が灯り
「コンチキチン」のお囃子と人々の熱気が混じり合う夜が明ければ
いよいよ山鉾が動き出します
7月15日 宵宮祭
20時頃・八坂神社
本殿から神輿に神霊を移す神事
クライマックスの10分間ほどは境内の全ての明かりが消され、闇の中を神霊が遷る
「ムシムシ暑かったのだが、明かりが消された後、冷たい風が吹き、明かりが点いた途端、雨が降り出した」
と神霊を信じるような神秘さを感じた、言っていた
宵宮祭
遷霊祭ともいう。神霊を本殿から神輿に遷す行事。7月15日に行われる。19時45分頃には、本殿と神輿が置かれた舞殿の間に注連縄が巡らされ、神の道の結界を作る。本殿と舞殿の間には神霊を遷す神官が通るためにゴザが敷かれる。19時50分頃から本殿内で神事が始まる。雅楽の演奏とともに宮司による祝詞や関係者による礼拝が一通り行われたあと、20時10分頃から「遷御の儀」が行われる。境内の照明が全て落とされて、本殿前は「浄闇(じょうあん)」すなわち神事をとり行う際の穢れのない暗闇に包まれる。もちろん街中の神社であるので漆黒の闇にはならず、すぐに目が慣れる。やがて本殿からかすかに琴の音色が聞こえてくると、幣を振る神官に先導され、白い幕で隠された神霊が舞殿に向かう。神霊を運ぶ神官の足元だけが小さな明かりで照らされる。先導の神官は幣を振りながら警蹕(けいひつ)の声を上げる。いまから神が通るという合図の「ぅおおおお」という低い声である。神霊遷しは本殿と舞殿を3往復するわけではなく、1度で3つの神輿の神霊を遷す。舞殿上で別の神輿に移動するときや、最後に神官一同が本殿に戻る際も警蹕の声をあげる。神官一同が本殿に戻ってしばらくすると照明が再び点灯され、宵宮祭のクライマックスは終了する。最後に関係者・神官一同が神輿の正面側から拝礼して行事は終了する。行事の終了とともに一般参拝者も神輿の正面からの参拝が許される。
行事の前に繰り返し「照明が消されてからの写真撮影、ビデオ撮影、特にフラッシュの使用」は禁止である旨の案内がある。
なお、7月24日の還幸祭で3つの神輿が八坂神社に戻った際も神霊を本殿に遷す際にも、10分ほど照明を消す。
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3年ぶりの祇園祭前祭の山鉾が全基揃って、大変な人混みのようです
豪壮かつ華麗な祇園祭は、1100年の伝統を有する八坂神社の祭礼です
古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、貞観11年(869)に京の都を
はじめ日本各地に疫病が流行したとき
勅を奉じて当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の矛を立て
祇園社より神泉苑に神輿を送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります
祇園祭は、7月1日の「吉符入」にはじまり、31日の「疫神社夏越祭」で
幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事がくり広げられます
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