生田緑地ばら苑へようこそ、③です
5月23日(日)ばら苑、春の公開は終了しました
およそ800種3,300株の春のバラが咲き誇り、バラたちに魅了されました
次回、秋の公開期間は2021年10月中旬を予定です
①②と同じように、ばら苑のネームプレートでご案内しています
バラ文化の豊かさを示す代表的な
四季咲き大輪種(HT・ハイブリッドティー)、四季咲き中輪種(FL・フロリバンダ)や、
つるバラ(CL・クライミングローズ)、四季咲き小輪種(Min・ミニチュア)
撮影日は5月19日朝(曇りから雨)
傘を差して濡れたカメラを拭きふき、入場口右側から進みました
早咲きの散ったバラ、花弁が下向き痛んでいたバラ等々上手く撮れていません
またランダムの撮影で、見落としている可愛いバラもあります
期待してない(いる)と思いますが、どうぞご覧ください
********************************************************************
原種のバラ(SP)Species
世界に200以上あるといわれる原種のバラ
現代バラは原種のバラの交配によって作り出されました
ほとんどが春の一季咲きです
ロサ・カニナ、コウシンバラ、箱根サンショウバラ、イザヨイバラ、
ハマナス、黄モッコウバラ、ノイバラなど
パンフレットより
ではスタート
ローズガーデンハウス前辺り
シャーロット アーム ストロング
– Charlotte Armstrong(HT)
アメリカの名花誕生の礎となった名品種
クリムソン グローリーを父に持っています
ローズ色の巨大輪で白い糸覆輪が入る半剣弁高芯咲き品種
その樹勢の良さが評価され、交配親として多大な功績を残しています
☟
桜霞(サクラガスミ)は、フロリバンダ(中輪房咲き品種)に分類されます
一本の茎にたくさんの花をつけるフロリバンダ。フロリは花、バンダは束の意味です
10月桜を思わせるような小中輪の花が、株を覆い隠すように咲きます
☟
淡いピンクからじょじょに赤みがます、半八重咲きのバラ
秋でも花付きの良さは、抜群です
1988年に故鈴木省三氏により作出されたバラ
日本で作出されたこともあり、気候によくあっているのかもしれません
☟
☟
☟
☟
☟
「白鳥と子供」
制作:多摩美術大学教授早川巍一郎氏
☟
平兼盛の和歌から名前がついたバラです
「しのぶれど 色に出でけり わが恋は」
しのんでも内側からあふれ出てしまい、人の知るところとなる恋心のように
あふれ出る美しさで人の心をつかんでやまないバラ
パティオローズ
生田緑地ばら苑には数種類の小川宏さん作出のばらが植栽されています
小川宏さんのパティオローズは香りがあり
生田緑地ばら苑ブログより引用
☟
☟
京成バラ園芸・鈴木省三氏が作出した日本を代表するビロード系黒バラ
寒冷地での花姿は特に美しい、暖地でもシーズン初期の低温期の花は素晴らしい
☟
ふるい落としてあげたい雨滴、お借りしています
☟
出典:ハーブとバラ
☟
☟
☟
☟
☟
シャルル ド ゴール(HT)
– Charles de Gaulle
☟
☟
広いお庭に置いてみたいパーゴラ(pergola)
☟
☟
マリーマーガレット・マクブライ ‐Mary Margaret McBride(HT)
赤みの入るローズピンク色に黄色が混じる復色のバラで、花弁の裏側は黄色になるバイカラーです
☟
☟
☟
☟
サーモンピンクのグラデーションが美しく、 香りはティー系の強香
大輪系だが育てやすく初心者向き
花持ちが良く秋も良く咲く。 樹形は直立性
イーハトーブとは宮沢賢治が作った造語で 岩手県を指す地名
☟
☟
☟
アプリコットオレンジのフリル状の花びらが緩やかに重なり、満開時には特大輪となり
一枚一枚が風に揺れます、香りも素晴らしい
ヨーロッパでは非常に人気の品種で1994年「一番好きなバラ」の投票で1位を獲得しました
1994年、世界殿堂入りバラ。
☟
リリー マルレーン (Lili Marleen)
赤色バラの代表的な品種
花が散るまで褪色が少なく、ベルベットのような花弁は雨などによる傷みが少ないバラです
ラバグルト
樹高0.8mほど、半横張り性の樹形です
丈夫なので、初心者にも育てやすい品種です
☟
Rouge Magic シュラブ
2015年 作出:小金 富美子
2015年度 JRC新品種コンテンスト 第4部クライム、シュラブ部門 銅賞
☟
My Garden (HT)
2008年 メイアン フランス
♥ネームプレートの隣にある解説プレート
ネームプレートの隣にある解説プレートは、ボランティア有志が設置しました
コロナ禍の折、来苑者とのコミュニケーションがとりづらい今
少しでもバラのことを知っていただければと解説プレートを作ったそうです
*****************************************************************************************
淡いピンク色のトラディショナルな高芯咲き
耐病性と強い香りを併せ持つ品種。
2010年フランス国立園芸協会の国際バラコンクールでハイブリッドティ部門 大賞を受賞
農薬散布なしの条件で、オールアメリカンローズセレクションを受賞した初のHT品種
☟
×露出オーバー
爽やかな柑橘系のフルーツ香です
クリーム色に紅の覆輪、半剣弁高芯咲きの大輪で、開花につれ紅色がのる
花名は「二重の喜び」の、芳香と美しさを指しています
花の美しさは、大袈裟ではなく思わずため息が出るほど
香りも素晴らしく芳香品種の中でも3本の指に入るほど強く香ります
樹形は横張り性で、強健ですが、葉に薬害を生じやすいので薬剤散布時には注意が必要です
1977年にAARS、1985年にWFRS「バラの栄誉の殿堂」入りなど、ほか多数を受賞している名花の一つ
ピースの子孫にあたります
☟
☟
☟
(振り返って)
まだ雨も降ってない時刻に入園しました
パーゴラに絡まったバラは、ペレニアルブルー(紫色系)とサイレンス・イズ・ゴールデン(黄色系)
のバラたちの可愛いい歓迎に、ワクワク興奮しっぱなし状態でした
そんな状態で写真が上手く撮れません、マクロレンズはカバンの中で、、、
眼を見張っているうちに雨がポツポツ振り出し、、、
庭園とは、訪れたお客様に居心地よい時間を提供する場所です
バラ園が、なぜこうまでにも不思議な魅力をもつかといえば
美しい花や植物で癒される「園芸」と、さまざまな心配りで癒される「造園」の
双方の要素をあわせもつ「庭園」であるからです
これがバラ園の本質でありまた宿命でもあり、人を魅了して止まぬ魔力でもあるのです
「ばら苑」の想い出 村田晴夫より抜粋
多摩丘陵の緑のパノラマに囲まれたばら苑、また訪れたい
※①②③生田緑地ばら苑へようこそは、今後訂正・追加があります
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます