大原三千院の北側にある天台宗の寺院です。
三千院の参道を進んで三千院の前を通り過ぎ、律川にかかる赤い橋を渡った先です。
正面は勝林院
実光院は、すぐそばにある勝林院の子院として建立されました。
勝林院は、仏教音楽である声明(しょうみょう)を伝承するために平安時代の中期に建立された寺院で、
子院である実光院、宝泉院を含めて天台声明の根本道場として知られています。
天台宗の法要儀式に用いられる仏教声楽を、「魚山声明(天大声明)」といいます。
「声明」とは、経典や高僧が著した論釈の文言に、独特の旋律を付けて唱えることを指す言葉です。
大原で伝承されてきた「魚山声明(ぎょざんしょうみょう)」は、
平安時代に慈覚大師円仁(794~864)によって唐から伝えられました。
「魚山」とは、中国山東省に所在する声明の聖地「魚山」の名にちなんだものです。
実光院は魚山大原寺 勝林院を本堂におく僧坊のひとつ。
江戸時代後期の作庭で、
律川より水を引く心字の池を中心とした旧普賢院以来現存する池泉鑑賞式の「契心園」 ですが・・
凍った池の中の鯉はどうしているのでしょうか?
欄間には江戸時代中頃に狩野派の絵師 「三十六詩仙」が飾られています
中国の漢から宋の時代に至るまでの歴代の詩人
客殿の西側には、勝林院の子院であった旧理覚院の庭園は銀幕の雪景色。
池泉回遊式の庭園ということですが、歩きにくい!積雪何センチでしょうか?
ザクザク歩き、不断桜や残り柿を撮ってみました。
庭園の中央に植えられた不断桜(ふだんざくら)は、初秋から翌年春にかけて花を咲かせる。
ヤマザクラとオオシマザクラの交雑種。
三重県鈴鹿市に原木があるそうです。
主幹がなく、横から徒長した枝により株立ち状に成長しています。
雪をかぶった不断桜
↑ 実光院Facebook 拝借しました(;´∀`)
餌が豊富なのか残り柿ですね (これから?)
参考文献 HP
= 御朱印 =
勝林院へ
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