火曜日(21日)紅葉が美しい永観堂と南禅寺へ行きました。
永観堂、南禅寺「天授庵」の様子は、前のブログにてどうぞ。
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天授庵を出た後、南禅寺発祥の地「南禅院」へ。(拝観料300円)
赤レンガのローマ風な水路をくぐって石段を登った所にあります。
水路閣です。サスペンスドラマなどで見かけると思います。
南禅院は、もともと亀山上皇の離宮だった場所を禅寺として開山(1291年)したものです。応仁の乱(1467~1477年)後、荒廃していましたが、5代将軍綱吉の母桂昌院の寄進によって再建されました。総桧の入母屋造こけら葺の建物です。
庭園は、離宮時代の面影を残し、鎌倉末期の代表的な「池泉廻遊式庭園」で、周囲を深い樹林で囲まれています。夢窓国師の作といわれています。天竜寺庭園、苔寺庭園と共に京都の三名勝庭園に指定されています。
庭園の奥に入ると、池に流れ込む「水の音」。さぞや夏は涼しく感じることでしょう。今の季節は、心が落ち着くように感じました。時に「強大な権力」に眉をひそめたい気持ちもありますが、時代を超えて、このような名勝が残されるというのは、「権力」あってこそなのだと、しみじみ感じました。
庭園の東南隅には、この地を深く愛された亀山法皇のご遺言により御文骨が埋葬されています。
この後は、いよいよ南禅寺の「本坊」へ。
(次のブログにて)