今日は、お昼過ぎに、梅の花が見頃の城南宮へ行ってきました。京都南ICのすぐそばにある方除の大社です。この城南宮のある地は、平安京の大阪方面からの入口にあり、交通の要衛の場所でした。また平安末期には離宮(鳥羽離宮・城南離宮)がおかれ院政が行われた場所です。鳥羽伏見の戦いでは、薩摩藩が布陣しています。
鳥居手前の手水の水は伏見の名水の10選のひとつ「菊水若水」です。↑ちょうど今の時期に行われている「東大寺のお水取り」の香水は、若狭・遠敷川からこの「菊水若水」を通り、二月堂の若狭井に達すると伝えられています。
境内は人も少なめ・・・と、言いたいですが、実は、神苑はすごい人でした。(@Д@;)外人さんまでいた。←ここは我が家の氏神様で観光地というイメージがないものだからこの感想です。すいません。(^^;)
しだれ梅と椿まつり開催中の神苑は、春の山の約150本のしだれ梅が盛りでした。ここ数日が見頃です。
春の山を流れる「禊の小川」では、夏越しの祓の際に人形(ひとがた)を流して、汚れを流し無病息災を祈ります。【前ぶろぐ】
新しい苗木も植えられ、手入れも行き届いているからか、年々見応えが増しています。その分、訪ねる人も増えています。
椿の花もあちこちに植えられています。見頃はこれからのようです。
春の山をぬけると、4月と11月に曲水の宴が行われる「平安の庭」です。
一度参道へ出て、そこから再び「桃山の庭」へ。こちらには茶室と芝を水にみたてた枯山水の庭や大きな枝垂れ桜があります。今の季節は、見事なこも巻きのソテツが見れますが、桜の季節にはこもは外されています。桜の頃の様子は【前ぶろぐ】にて。茶室でお抹茶も頂いております。
水石亭では、水野克比古氏の写真展(約15点)と、城南宮の曲水の宴に使われる品や、城南宮の庭を作庭した中根金作氏の図なども展示されています。(神苑内にあります。無料)
参道の芹川神社の梅もきれいでした。絵馬掛所には昔からの絵馬が飾られています。右下写真は、城南祭の様子が描かれています。今も続いているお祭りで、まじくんも参加しています。【前ぶろぐ】
絵馬に描かれている太陽と月と星・・・城南宮のご神紋「三光の紋」です。行先を教え導き、昼夜の隔てなくあまねく及ぶ、城南宮の大神様の御神徳を象徴しています。
門前で、お土産を買ってきました。源氏物語 椿餅(つばきもちい)・・・伏見の松甫堂さんの生菓子です。(2個入り500円)椿の葉の間に道明寺生地 (餡入り) をはさんだ、この季節のお菓子です。
ちなみに、椿餅は、源氏物語「若菜上」で登場します。六條院の春の御殿で光源氏のお召しで若者達が蹴鞠に興じた際に振る舞われたとされています。平安時代は、小豆餡はなかったので、現代のものと少し違いますが、椿の葉で挟む形は同じだったようです。
本日のおやつに頂きました。(^^)見た目も美しく、気持ちは紫式部です(・・?
城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm 拝観所要時間:30分~
参拝、駐車場は無料 神苑:大人500円 小中300円 お茶席(神苑内):300円志納 「しだれ梅と椿まつり」*おまつりとはいえ特に何か?しているわけではないです。静かにお花見です。3月21日まで。期間中は、15時に神職による御由緒などの案内があります。
以前の梅の様子は【12/3/15ぶろぐ】【11/3/11ぶろぐ】にて。