まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京の冬の旅:非公開文化財特別公開「得浄明院」&ランチ

2013年03月13日 | グルメ・お土産

先日「第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開」中「得浄明院(とくじょうみょういん)」へ行ってきました。知恩院山内、華頂短期大学と高校の間を入った所にあります。開山は、誓圓尼公(信州善光寺大本願第百十七世・伏見宮家第三王女)で、宮家にゆかりの深いお寺です。当時、長野善光寺までの参拝が困難だったため、関西で善光寺如来との御縁を結ばせてあげたい・・・との誓圓尼公の思いで、明治27年、長野善光寺の京都別院の尼寺として建立されました。

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堂宇は善光寺と同形の建物で、ご本尊(右上写真参考)は、三尊阿弥陀如来の分身を安置しています。善光寺のご本尊は完全な秘仏なので、その御前立(本尊を模した仏像)の分身だそうです。善光寺同様に戒壇めぐりができるようになっています。本堂下に造られた真っ暗な階段を、右手で触れる手すり?ヘリ?を頼りに回り、最後に、出口近くの鍵をつかんで念仏を唱えると、ご本尊との縁が結ばれるそうです。完全に真っ暗で、思ったより歩く距離が長くて驚きました。でも、なかなか良い体験。(^^)V

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境内は、一初(いちはつ)という花の名所として知られています。一初はアヤメ科の花で、アヤメ類の中で一番早くから咲き出すところから名付けられたといわれています。丈はひざ下ぐらいで低く、ひかえめな感じのかわいい花です。左下写真は現在の様子です。↓以前、毎年開花の時期に行われる特別公開の際にご紹介しています。【前ぶろぐ

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得浄明院 京都市東山区新橋通大和大路東入3丁目林下町459

通常非公開 拝観時間:20分~

第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開こちら】 

http://www.kyokanko.or.jp/huyu2012/index.html

【おまけ】得浄明院を出て西へすぐ・・・白川沿いにある「広東料理 ぎおん森幸」さんで、ランチを頂きました。お昼の森幸特製弁当(1,000円)です。春巻、小エビの天ぷら、かに玉、酢豚、焼き豚、ごはん、スープがセットされています。

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食べやすい美味しい中華で、女性客も多いです。(^^)

広東料理 ぎおん森幸 http://www.morikoh.com/index.html


小野小町ゆかりの「随心院門跡」小野梅園(2013/3/12)

2013年03月12日 | 京都市山科区

今日は、午前中に山科の「随心院(ずいしんいん)」へ行ってきました。随心院は、真言宗善通寺派の大本山で、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正が開基で、正暦2年(991)に奏請して、この地を賜り建立された寺がはじまりです。その後、寛喜元年(1229)後堀河天皇より門跡の宣旨を賜り、以後「隋心院門跡」と称されています。

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まずは、内部拝観(大人400円)で、書院や本堂を見学しました。室内の古い襖絵の彩色が美しく残り、見事なものが多かったです。私的には、ソテツを描いた杉戸絵が印象に残りました。写真撮影NG。

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左下写真:堂内の庭のあちこちに植えられた「サンシュユ」という花です。江戸時代に薬用として大陸から持ち込まれた花だそうです。

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屋根の瓦がとてもきれいでした。つい、見とれてしまいました。(^m^)写真クリックで拡大。色とりどりの瓦が美しい~。

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お寺の前には、京都の梅の名所として知られる「小野梅園」があります。うす紅色(はねず)の遅咲きの紅梅がたくさんあり、3月末(今年は3月31日)に行われる「はねず踊り」と共に親しまれています。

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開花状況は・・・3分咲ほどかな?日中、気温が上がったので見てる間に開花が進んだような気がします。(@Д@;)

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梅園以外にも、境内あちこちに梅の花が咲き、よい香りが漂っていました。

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隋心院があるこの地は「小野」と呼ばれ、小野小町ゆかりの地です。境内には、小町の碑や化粧の井戸があります。

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深草少将をはじめ当時の貴公子から小町に寄せられた千束の恋文を埋めたところと伝えられる「文塚」もあります。小町を慕って雨の夜も雪の夜も通い続けたものの、九十九日目の夜、降る雪と発病により、最後の一夜を前に世を去ったといわれる深草少将・・・お寺の裏側には古い土塀と竹林が広がり、こんな道を通ったのかな~なんて、連想してしまいます。(^^;)実際に通った「深草少将百夜通いの道」はお寺の表側の道です。

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隋心院 http://www.zuishinin.or.jp/index.html

拝観料:400円 梅園:400円 駐車場:無料 拝観所要時間:約60分(梅園含め)


城南宮神苑「しだれ梅と椿まつり」(2013/3/11)

2013年03月11日 | 京都市伏見区

今日は、お昼過ぎに、梅の花が見頃の城南宮へ行ってきました。京都南ICのすぐそばにある方除の大社です。この城南宮のある地は、平安京の大阪方面からの入口にあり、交通の要衛の場所でした。また平安末期には離宮(鳥羽離宮・城南離宮)がおかれ院政が行われた場所です。鳥羽伏見の戦いでは、薩摩藩が布陣しています。

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鳥居手前の手水の水は伏見の名水の10選のひとつ「菊水若水」です。↑ちょうど今の時期に行われている「東大寺のお水取り」の香水は、若狭・遠敷川からこの「菊水若水」を通り、二月堂の若狭井に達すると伝えられています。

境内は人も少なめ・・・と、言いたいですが、実は、神苑はすごい人でした。(@Д@;)外人さんまでいた。←ここは我が家の氏神様で観光地というイメージがないものだからこの感想です。すいません。(^^;)

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しだれ梅と椿まつり開催中の神苑は、春の山の約150本のしだれ梅が盛りでした。ここ数日が見頃です。

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春の山を流れる「禊の小川」では、夏越しの祓の際に人形(ひとがた)を流して、汚れを流し無病息災を祈ります。【前ぶろぐ

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新しい苗木も植えられ、手入れも行き届いているからか、年々見応えが増しています。その分、訪ねる人も増えています。

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椿の花もあちこちに植えられています。見頃はこれからのようです。

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春の山をぬけると、4月と11月に曲水の宴が行われる「平安の庭」です。

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一度参道へ出て、そこから再び「桃山の庭」へ。こちらには茶室と芝を水にみたてた枯山水の庭や大きな枝垂れ桜があります。今の季節は、見事なこも巻きのソテツが見れますが、桜の季節にはこもは外されています。桜の頃の様子は【前ぶろぐ】にて。茶室でお抹茶も頂いております。

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水石亭では、水野克比古氏の写真展(約15点)と、城南宮の曲水の宴に使われる品や、城南宮の庭を作庭した中根金作氏の図なども展示されています。(神苑内にあります。無料)

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参道の芹川神社の梅もきれいでした。絵馬掛所には昔からの絵馬が飾られています。右下写真は、城南祭の様子が描かれています。今も続いているお祭りで、まじくんも参加しています。【前ぶろぐ

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絵馬に描かれている太陽と月と星・・・城南宮のご神紋「三光の紋」です。行先を教え導き、昼夜の隔てなくあまねく及ぶ、城南宮の大神様の御神徳を象徴しています。

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P1290441 門前で、お土産を買ってきました。源氏物語 椿餅(つばきもちい)・・・伏見の松甫堂さんの生菓子です。(2個入り500円)椿の葉の間に道明寺生地 (餡入り) をはさんだ、この季節のお菓子です。

ちなみに、椿餅は、源氏物語「若菜上」で登場します。六條院の春の御殿で光源氏のお召しで若者達が蹴鞠に興じた際に振る舞われたとされています。平安時代は、小豆餡はなかったので、現代のものと少し違いますが、椿の葉で挟む形は同じだったようです。

本日のおやつに頂きました。(^^)見た目も美しく、気持ちは紫式部です(・・?

城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm 拝観所要時間:30分~

参拝、駐車場は無料 神苑:大人500円 小中300円 お茶席(神苑内):300円志納 「しだれ梅と椿まつり」*おまつりとはいえ特に何か?しているわけではないです。静かにお花見です。3月21日まで。期間中は、15時に神職による御由緒などの案内があります。

以前の梅の様子は【12/3/15ぶろぐ】【11/3/11ぶろぐ】にて。


街かど古典カフェ「能の世界をあなたに」行ってきました。

2013年03月10日 | 京都市上京区

今日は、金剛能楽堂で開催された「金剛能楽堂開館10周年記念 街かど古典カフェ特別文化講座~能の世界をあなたに~」に参加しました。街かど古典カフェ は、講師の方を囲み、京町家やカフェなどくつろいだ雰囲気の中で、古典に親しみ、学び、こころ豊かな時間を過ごすというものです。過去にいろんな講座に参加しています。今日は朝は良い天気でしたが、徐々に天気も悪くなり、雨も降り寒くなりました。

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ロ ビーで、フランスのアルベール・カーン博物館に所蔵されていた1912年(大正元年)に撮影の十二世金剛謹之輔の演能、現存最古の能楽映像の上映が行われていました。「切れのある鮮やかな舞と、朗々たる謡を特徴とする芸風であった」という口伝通りに演じる金剛謹之輔師の姿が映されています。昔の映像なので 細かな記録がなく、ほかの出演者が誰なのか等、詳しい事は調査中とのことです。ロビーには、能装束も展示されていました。間近で見る装束は、とても美しく、刺繍もとても細かかったです。

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ロビーでの展示や上映を楽しむ間、舞台体験も行われていました。事前申し込み、抽選で当たった人約20名×2回にわけて行われていました。私も申込んでましたが、あえなく落選(TT)扇を持って揚幕から登場し、簡単な舞に挑戦します。

1回目は猩々(しょうじょう)という演目に出てくるお酒を飲んで“足元はよろよろと~♪”酔っぱらってしまう…舞でした。2回目は熊野の♪たちいでて みねのくもを はなやあらん はつざくらの♪と、会場の皆で謡い、それに合わせて体験者が舞いました。雲かと思って近づいたら桜であったというシーンで、心は満開の桜の海・・・。(^^;)

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舞台体験の後は、天野文雄氏(大阪大学名誉教授)と、金剛永謹氏(金剛流二十六世宗家)、金剛龍謹氏(金剛流若宗家)による鼎談(ていだん:3名による座談会の事)「能の見方、楽しみ方」でした。

Dsc03581_3少し本格的なお話で、初心者の私にはわからない事も多かったですが、宗家がお話しされた中で、能はどのように見ても自由ですが「集中」を感じて楽しんで頂きたいとの言葉が心に残りました。ロングランの歌舞伎や文楽等に比べ、能の舞台はたった一日、その集中力はものすごいのでしょうね。なんか、見る側も緊張してしまいますが、その緊張感がいいのかもしれないです。

最後は、観能で「世阿弥精選五番」です。今年は世阿弥生誕700年だそうで、世阿弥作の「高砂・清経・井筒・班女・野守の演目の一部が順に演じられました。初めての試みで、いわば、能のメドレーです。

先に行われた鼎談で、演目の解説が行われてたので、私にもなんとなーくわかりました。能は他の芸能と比べると、とても詩的なものだそうです。どうとらえるかは自分次第・・・同じ演目を見ても、自分の年齢や経験で見方が変わるのかもしれません。程よい緊張感も楽しめるし、今後も機会があれば能を楽しんでみようと思います。

過去に参加した古典カフェは【カテゴリ:古典カフェ】にて。

古典の日 http://www.kotennohi.jp/  

金剛能楽堂  http://kongou-net.com/


城南宮神苑「しだれ梅と椿まつり」覗いてきました。

2013年03月09日 | 京都市伏見区

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今日のお昼過ぎ、伏見区にある城南宮へ寄りました。城南宮は京都南インターのそばにあり、古くから交通の要所にあり「方徐の神様」として知られています。今の季節は「しだれ梅と椿まつり」が開催されています。

駐車場から、神苑のこの部分だけ見えます。(^^;)思った通り見頃で、すごい人だったので、神苑拝観は、またの機会にしました。以前の様子は【12/3/15ぶろぐ】【11/3/11ぶろぐ】にて。昨年よりは開花が早いです。

城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm 

参拝、駐車場は無料 神苑:大人500円 小中300円 お茶席(神苑内):300円志納 「しだれ梅と椿まつり」*おまつりとはいえ特に何か?しているわけではないです。静かにお花見です。3月21日まで。期間中は、15時に神職による御由緒などの案内があります。


京都の桜「東寺」御影堂の河津桜(2013/3/8)

2013年03月08日 | 京都市南区

今日は出かけたついでに、東寺の御影堂の河津桜を見てきました。先日、咲き始めたのを確認しましたが・・・。【前ぶろぐ

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例年、開花が一番早い大日堂のそばの木が1分咲ほどでした。開花期間が長いので、これからしばらく楽しめそうです。

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今日は、花曇り(・・・と、思いたい)暖かいけど、曇ってました。

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後の2本はこれからです。先日、本場の河津桜のお花見ツアーに参加した方からお写真を頂きました。本場はやはり迫力があります。【旅の特派員報告】でも、東寺さんのも、きれいです。

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ちょうどお昼のお勤めの時間だったのか、3人のお坊さんが境内を回ってお経を唱えておられました。帰りに、お大師様のお言葉に目をやると・・・↓なるほど、ね。(^^;)

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東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。

弘法市~東寺縁日 http://www.touji-ennichi.com/


京都の花「京都御苑」梅林&近くでランチ&お茶(2013/3/6)

2013年03月07日 | グルメ・お土産

昨日、京都御苑の梅林を見てきました。京都御所の南西側にある梅林には約200本の梅の木があります。主に昭和20年代に京都各地の神社から譲り受けた穂を接ぎ木で育てたものです。ここ数日暖かくなってきましたので、たくさん咲いてるかも~と、期待していきましたが・・・それほどでもない(・・?

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でも、まぁ、あちこち満開の木もあったりして、たくさんの人がお花見を楽しんでました。御苑の梅林は、梅まつりなどイベントがあるわけではないですが、ベンチやテーブルなどが設置されているところもあり、お弁当を広げて楽しむ姿もあちこちに見かけます。

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梅林の南側が開花が進んでいました。(丸太町側) 案内マップ もう少し開花が進むと、よい香りが漂って、春を満喫できます。

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京都御苑にある京都御所では、4月4日から8日まで一般公開が行われます。昨年の様子】今年は梅の開花が遅れましたが、桜の開花は、ここ数日の暖かさも影響してか、例年通りの予報が出ていました。大阪が3月28日になっていますので、京都もそのあたりでしょう。ちなみに、昨年は、4月3日でした。【前ぶろぐ】大阪、和歌山は4月2日でした。

京都御苑 http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/index.html

京都御苑はよく出かけています【京都御苑周辺:カテゴリ

梅を楽しんだ後は、中立売り御門から歩いて約10分の同志社大学の学食1階のカフェレストラン「Hamac de Paradis(アマーク・ド・パラディ)」は、リーズナブルなメニューが中心で日替わりランチが500円で頂けます。建物内からではなく今出川通りに面している入口もあるので、一般の方にも入りやすいです。7階のフレンチレストラン「SECOND HOUSE will (セカンドハウス ウィル)」があります。前ぶろぐ

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そして、同志社の学食から北へ少し上がると、俵屋吉冨「京菓子資料館」があります。入館料無料で、気軽に入ることができます。門構えからして、気軽って感じではないけど、気軽にどうぞ・・・^^;

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P1290355_2 京の冬の旅のスタンプラリーで、3つたまると「ちょっと一服」の特典があります。京都市内の指定の場所11ヶ所で、コーヒーや紅茶などが頂けます。いろんなお店がありますが、ここはお得感があります。(^^)

スタンプラリーでなくても、通常、茶席(700円)でお抹茶と季節の生菓子が頂けます。

俵屋吉冨

 http://kyogashi.co.jp/index.html


東寺御影堂の河津桜が咲きました。(2013/3/5)

2013年03月05日 | 京都市南区

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今日は、出かける前に東寺さんへ寄って、御影堂の河津桜を見てきました。一昨日のガラクタ市の時は、あと少しで咲きそうだあったし、そろそろと思って見てみると、遠目には、まだ?って感じでしたが・・・。

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近くによると、大日堂のそばの木の花が数輪ひらいていました。訪ねたのは朝9:00前なので、今日の午後にはさらに開き、明日は最高気温が16℃の予報ですから、一気に開くでしょう。楽しみです。(^^)昨年は3月8日【前ぶろぐ】に咲き、3月21日の弘法市の時【前ぶろぐ】には見頃でした。【追記】ちょうど河津桜のツアーにご参加いただいた方からお便りを頂きました。本場の河津桜は今が見頃、美しいです。→【旅の特派員報告

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東寺さんは、朝5時から開門しています。現在、京の旅非公開文化財特別公開で、五重塔の初層が公開されています。【前ぶろぐ】受け付けは9時からと、ほかの施設より早め(他の特別公開は10時から)ですから、ぜひ、観光のスタートは、東寺さんへお越しください。(^^)

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朝の境内は人も少なくて気持ち良いです。右下写真:以前話題になったクスノキの幹に現れた「お不動さん」です。講堂の国宝である立体曼陀羅の「不動明坐像」のお姿に似ているそうです。以前はお供えなどもありましたが、今は何もなく、静かに鎮座されています。

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東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。

弘法市~東寺縁日 http://www.touji-ennichi.com/


京の冬の旅非公開文化財特別公開「仁和寺」金堂・五重塔

2013年03月04日 | 京都市右京区

先日「第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開」金堂・五重塔を特別公開中の仁和寺へ行ってきました。仁和寺入口、二王門の高さは18.7mで重層、入母屋造、本瓦葺です。同時期に建立された知恩院三門【前ぶろぐ】、南禅寺三門【前ぶろぐ】が禅宗様の三門であったのに対し、平安時代の伝統を引く和様で統一されているそうです。なるほど、確かに違う・・・。団体旅行で訪ねると(駐車場から直接境内に入るため)ニ王門を見逃しがちですが、ぜひくぐって下さいね。

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門正面の左右に阿吽の二王像、後面には唐獅子像が安置されています。保護のための網がないので、じっくり見ることができます。唐獅子像は、門に対して小さめサイズのような気がします。ちょっと不思議。

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中門をくぐって、「金堂」へ。仁和寺は、真言宗御室派総本山で、世界文化遺産に指定されています。御室御所といわれた門跡寺院で、金堂は、慶長年間造営の御所(内裏紫宸殿)を、移築したものです。現存する最古の紫宸殿であり、当時の宮殿建築を伝えるの建築物として国宝に指定されています。

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金堂内部は、桃山時代の宮殿建築を伝える貴重な建物で、荘厳な浄土図を描いた堂内に、ご本尊である阿弥陀三尊が安置されています。脇には、四天王像や梵天像も安置されています。中でも注目なのは「天燈鬼(てんとうき)像」と「龍燈鬼(りゅうとうき)像」です。もともと四天王像に踏みつけられていた邪鬼に、仏前を照らすという役目を与えたもので、須弥壇の両脇で必死に頑張っています。(^m^)堂内では、専門ガイドによる解説があります。照明がないので、懐中電灯によって照らしての案内です。(約20分)

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金堂の屋根の上には、黄石公(こうせきこう)という仙人が亀の上に立っておられます。亀は3000~4000年に一度、水面に顔出すといわれ、黄石公はその亀を3~4回見たといわれるくらい長寿で、永遠の象徴として安置されています。

その後、京の冬の旅では25年ぶりの公開の「五重塔」を見学しました。寛永21年(1644)建立で、塔身32.7m、総高36.18mあります。上層から下層にかけて各層の幅にあまり差が見られない姿が特徴的です。下から屋根を見上げるとよくわかります。ちなみに、寛永21年創建といえば、同じく内部公開開催中【前ぶろぐ】の東寺の五重塔(5代目)が、徳川家光により再建された年です。

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塔の初重西側には、大日如来を示す梵字の額が懸けられ、塔内部には大日如来、その周りに無量寿如来など四方仏が安置されています。中央に心柱、心柱を囲むように四本の天柱が塔を支え、その柱や壁面には真言八祖や仏をはじめ、菊花文様などが細部にまで描かれています。特別拝観では、初層の扉(一ヶ所)が開けられ、外から内部を見ることができます。ピンポイントでライトアップされており、創建当時の色鮮やかな彩色を楽しむことができます。

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仁和寺境内には、御室桜が200株、そのほかの桜を合わせると550株の桜があります。御室桜は、背が低く、淡桃白色の花です。起源は古く平安時代までさかのぼりますが、現在のものは江戸時代の初期に植えられたものです。地盤が粘土質で固くて根が張りにくいため、樹高が低いのだそうです。昨年の様子は【前ぶろぐ】にて。今年もお花見が楽しみです。(^^)

仁和寺 http://www.ninnaji.or.jp/   拝観所要時間:通常30分~

参拝自由ですが桜の時期は特別入山料がかかります。駐車場がありますがお花見の時期は公共交通機関ご利用がお勧めです。

第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開こちら】 

http://www.kyokanko.or.jp/huyu2012/index.html

3月18日まで 拝観料:1ヶ所600円(場所によって違う場合もあります)

所要時間は公開場所によって違いますが各所約30分~。専門ガイドによる説明があります。

以前の様子は前ぶろぐ【12/04/21】【11/04/21】【08/04/13】【07/4/14】にて。


東寺のガラクタ市&御影堂の河津桜(2013.3)

2013年03月03日 | 京都市南区

今日は午後から東寺のガラクタ市を覗いてきました。毎月第1日曜日に開催されます。毎月21日に行われる弘法市は衣食住、いろんなお店が並びますが、ガラクタ市は骨董品、古着(着物)、不用品?などに加え、数店の手作り店が並びます。

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昨日に引き続き、今日も寒い日。時折雨や雪が舞います。ただし、風がなかった分、お出かけしやすかったです。

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右下写真:昔のおままごとセットのようです。おくどさん(かまど)もあります。見てるだけで楽しそうです。(^^)

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3月のガラクタ市は、露店よりも私には気になるものがあります。それは、御影堂の河津桜です。まだ若い木ですけど、3本あります。右下写真:鐘楼のそばの1本。

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西門から入ったところにある小さな1本。大日堂のそばにある1本です。日当たりの関係からか、この木の開花が一番早いです。

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あと少しで開くのですけど・・・明日かな?あさってかな?楽しみです。昨年は例年より遅く3月8日に開花を確認しています。【前ぶろぐ

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【おまけ】東寺さんの売店にあるお土産をご紹介します。五重塔が描かれた個包装の栗おこし(500円、1000円の箱入りもあります)20枚入り×5つのあぶら取り紙(1,000円)・・・どちらも、職場とか学校とか、たくさんの人におすそ分けするのに便利そうです。(^^)

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東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。

弘法市~東寺縁日 http://www.touji-ennichi.com/

【おまけ】今日はひな祭り。バイカルでお雛様のケーキを買ってきました。陶器入りのプリン(441円)、手前のお雛様がのったケーキ(525円)、ひし形ケーキ(420円)です。ひし形ケーキがとても美味しかったです。(^^)

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バイカルさんのポルタ店で、ランドセルに入った入学のお祝いギフト(1050円)を見つけました。ランドセルは厚手のフェルト製、中には焼菓子が入っています。

バイカル http://www.baikal.jp/

 

 


梅小路公園手づくり市&京都水族館&梅まつり(2013.3)

2013年03月02日 | 京都市下京区

今日は、第一土曜日に開催の「梅小路公園手づくり市」へ行ってきました。朝から、風、雨、雪…。「今日は、風が強くて、1日中テントを押さえてます(><)」って、お店の人が言ってました。(^^;)一通りお店を見て、和布のエプロン(300円)を買ってきました。ここのお店のエプロンは何枚も愛用しています。

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手づくり市 http://www.tedukuri-ichi.com/index.html 

京都市内の手づくり市にはよく出かけます。【カテゴリ:手づくり市

ただ今、梅小路公園では、梅まつりが開催されています。本数はそれほど多くないけど、紅梅がたくさんあり華やかです。

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すごい風、紅白幕も風で飛ばされそうです。でも、梅は寒風に耐えて、花びらを散らすことなく、けなげに咲いていました。(^^)

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↓大宮通側からの公園入り口入ってすぐ、寒桜が咲き始めました。通常は2月末から咲き始めますが、今年は少し遅めです。

梅小路公園 http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/

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京都水族館を覗いてきました。人気者のあざらし、目の後ろにある穴は耳です。尾ヒレをよく見るとが生えています。しかも5つ。

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ひょうきん者のあざらしに気をとられがちですが。すぐそばのオットセイも、水槽を超スピードで泳いでいます。

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春の新しい企画、春色ハナダイちぎり絵カードイベントが行われています。きれいな紙をカードに貼って仕上げます。(参加無料、誰でもOK)

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お土産も見るたびに少しづつ変わっています。白い生物はなんだろう(・・?ウミヘビ?↓

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たくさんお土産が出ていますが、せっかくなら京都水族館オリジナルがお勧めです。三色缶には大文字山が描かれています。

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京都水族館 http://www.kyoto-aquarium.com/  入館料について 

営業時間:9:00~17:00 見学所要時間:60分~90分 *市バス1日乗車券等で割引あります。ローソンで前売り券発売

駐車場については以前詳しく書いております。【前ぶろぐ】【前ぶろぐ京都水族館はよく出かけています。【京都水族館:カテゴリ