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2018.4.19 発行
体と心を繋げてくれた“まるまる育児”
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今の 仲 真衣 からのご挨拶
2021年の春、千葉から京都に引越し
コロナ禍を発信し続けたところ、繋がりが広がり
SNSの総フォロワーは1万人を越え
講演や施術に月数回、全国各地に出向くまでに。
まるまる育児・骨盤ケアの重要性が
着実に広がっていると実感。
「真衣先生のようになりたい」
とおっしゃる方々との出会いもあり
姿勢ケア育児サポーターⓇ の養成を実施。
信子先生の夢
「ポストの数だけケアギバーを」を
後押しできるよう邁進します!
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千葉市で「ふわり-Personal Care-」という
自宅サロンを主催している 仲 真衣と申します。
“自分史上最高に快適な身体作り”
をテーマに、次の3つを柱に
“自分で自分を整えるパーソナルケア”
を提案しています。
・骨盤体操を中心としたエクササイズセラピー
・推拿の手技をベースにした体と顔への整体
・アロマ講座
開業して1年9ヶ月。お客様は主に
地域の産前産後のママ達ですが、口コミが広まり
最近ではお子さんや男性・年配の女性も
通ってくださっています。
私が生まれ育ったのは京都の二条城のすぐ近く。
京都トコ会館から徒歩10分なのに
出産するまで全く存在を知らず
体のあちこちに辛い症状を抱える学生時代を過ごしました。
私には兄がいましたが、10歳のときに
交通事故で亡くなってしまいました。
当時は特に診断名がついてはいませんでしたが
母からは
「泣き止まない赤ちゃんで、四六時中抱っこしていた。
歩くようになってからは落ち着きがなく
動き回るようになった」と聞きました。
兄の死は「健康とは、病気にならないだけではなく
咄嗟の判断が取れる使いやすい体であることが大事」
との考えを、私に想起させてくれました。
私の母は大の運動嫌い。
ほとんど体を動かすことなく育ち
兄の妊娠中は20kg以上も体重が増え
妊娠中毒症にもなりました。
逆子が治らないまま、ひどい難産で産んだそうです。
第2子の私も仮死で生まれ、総合病院に転院。
しばらくの間、入院を余儀なくされました。
【人と同じことができず、辛かった学生時代】
兄とは正反対にほとんど泣かず、あまり動かなかった私は
ずっとベッドに寝かされっぱなし。
ほとんどハイハイすることなく1歳前に歩き出し
その後も、本を読んだり室内でおっとり遊ぶ子でした。
兄が亡くなってからは、家族も1人での外出に敏感になり
小学校の登下校も祖父の車で。
しかも、中学受験準備のため、高学年に入ってからは
公園に行った記憶も皆無。
そんな“カリスマもやしっ子”だった私が
中学に入ると何故かバレーボール部に入部。
当然ながらできるわけがなく
顔面でレシーブを受ける日々。
それでも、悔しさから高校でも部活を継続。
朝練・自主練…、年末年始以外ほぼ休まず
練習に明け暮れた結果、椎間板ヘルニアを発症。
どうして、人と同じことができないのだろう?
なぜ、努力が実を結ばないのだろう?
運動神経って一体何なの?
体に関する疑問が渦巻いていました。
なのに懲りない私。球技はダメでも
6年間で培った持久力を活かそう(?)と
大学時代にはスピードスケート ショートトラックに転向。
しかし、ここでも敢え無く挫折。
10歳頃から食事の後に吐いてしまうことがあった私。
20歳頃にピークを迎え、拒食と過食・過食嘔吐を繰り返す
“摂食障害”で外出もできなくなり休学。
そもそも、痩せ願望が原因といわれる摂食障害ですが
全く身に覚えがなく、心療内科に行っても薬を飲んでも効かない。
運動面だけでなく生活面でも、頭で思い描くことを
全く体現できない自分に苦しみました。
「こんな自己矛盾を抱えながら生きるなんて…
もう自分の人生を終わりにしよう」
と思いつめたこともありました。
それでも、栄養バランス・玄米菜食・歯列矯正・心理学…
あらゆるものを学び、試す中でヨガに出会いました。
無理なポーズではなく呼吸に意識を向ける。
少しずつ練習することで、なぜか心が軽くなっていく。
食べたいものが分かり、適切な量が掴める。
それに伴い、自分は何をしたいのか
何が好きなのかも分かるようになりました。
「~しなければならない。人と同じでなければならない」
という思考からも解放され、同時に
「もしかしたら、心の病の原因は体にあるのかもしれない」
と思うようになりました。
【体と心の繋がりが確信に変わった“まるまる育児”との出会い】
大学卒業後、大手製鉄会社に就職。
広島に配属された私は、慣れない地と “The男社会” の中で
ヨガ教室に通うこともできず、体調を崩しました。
診断されたのは卵巣嚢腫。
入社後2ヶ月で手術・入院。復帰するも週5勤務が辛く
会社への罪悪感は増すばかり。
その後しばらくして、千葉で勤務する同期と結婚。
遠距離結婚の日々を経て東京本社へ。
母子家庭で育った私には “働く” という価値観が
とても大きく、奨学金返済のためにも
“寿退社” という選択肢はありませんでした。
ほどなく妊娠が発覚。ただでさえ疲れやすいのに
悪阻も重なり疲労はピークへ。
自分が歩く揺れで気分が悪くなり
電車もエレベーターも苦痛で仕方ありませんでした。
総合職で入社した私は、その頃
月の半分程が終電かタクシー帰宅という
ハードな部署に所属していました。
会社もどう扱っていいのか悩んでいる状態。
異動を願い出るも受け入れてもらえない中
破水した感覚に襲われ救急搬送。
妊娠25週でした。
救急車の中で
「もしかしたらこのまま出産になるかもしれない」
と言われたとき、血の気が引いたことを今でも覚えています。
幸いなんとか乗り切ったものの、そのまま休職→産休。
自分の置かれた環境で必死に頑張ることと
お腹に宿った命を守ることの難しさを痛感しました。
なんとか無事に生まれて来た長男でしたが
初めての育児で四苦八苦。反り返って泣き愚図り
24時間おっぱいを咥えているような状態でした。
自分を整えるための産後ヨガクラスに参加してみても
ずっと授乳をしているので、全く整いません。
うまくできない自分が悲しく、摂食障害も再発。
藁をもすがる思いで、辿り着いたのが
トコちゃんベルトのパンフレットにあった“天使の寝床”でした。
“まるまる育児”とはなんだろう?
そもそも
産院で習うのは授乳の仕方とお風呂の入れ方だけ。
よく考えてみれば、抱っこの仕方も知らない私。
なんとか自分で情報を集めたり
助産師さんに出張整体をお願いしたり。
手探りで始めた“まるまる育児”でした。
数ヶ月経つ頃には、不思議と息子も私も
落ち着きが出てきました。
ヨガクラスでも、ずっとご機嫌でいてくれる息子を
みんなが驚きの目で見るようになりました。
ここでやっと「心の入れ物は体
心の病の原因は、体の構造の不具合?」
との私の憶測は、確信に近づいていきました。
【サロン開業・第2の人生】
職場復帰後、第2子を妊娠。
妊娠中からの体作りに励みました。
それと並行して、今後の自分の人生についても
模索するようになりました。
働き続けるという絶対的な価値観に揺るぎはないものの
育休を利用して自営業やフリーランスなど
多様な働き方をしているママ達の姿を垣間見た私は
会社員でい続けるこだわりに
疑問を持つようになったのです。
手始めに自分の “好き”を探求し
産前産後ヨガインストラクターの資格を取得しました。
第2子・娘の出産・育児はとてもスムーズでした。
いつも穏やかで、動きもしなやかな娘の姿に
「妊娠中のケアでこうも違うものか?!」
と驚きの連続でした。
2歳前にジャングルジムを5段登り
なんなく立ち上がってみせる姿は圧巻でした。
私が育児を楽々とこなしているのを見た周りの人達も
ケアに興味を持つようになり
育休中に趣味でヨガのレッスンを開催してみました。
そうしたレッスンの中で、また躓きが出てきました。
上手くポーズが取れず、ポーズに集中すると
呼吸が止まってしまう方が多いのです。
そんな方に操体法をお伝えし
試してもらうと、スムーズにできる。
こんなことが続く中で、私自身も
「今まで行ってきたポーズは逆に体を傷める」
と気づき始めました。
胎児期に染み付いたゆがんだ姿勢、筋肉のアンバランス。
それを補うように獲得した動きの癖は
なかなか意識だけでは取りきれないのです。
そこで、自分でもケアができるようになりたいと
推拿整体の資格を取得。
メディカルアロマでのセルフケアについても学びました。
職場復帰後は、週末にレッスンをするようになりましたが
日程が限られるためお断りすることがしばしばありました。
会社の会議中も人の体ばかり見つめている自分。
体の状態が心に現れる。
そんな状況を受け、第3子妊娠をきっかけに
「今後はボディワークを志していこう」と決意し
産休を取らずに退職しました。
「地域のみなさんのために、骨盤ケアをもっと学ぼう」
と心に決め、3人目の次男が3ヶ月になるころ自宅で開業。
トコ企画やトコ・カイロプラクティック学院の
セミナーも受講しました。
次男は保育園に入る1歳になるまで、一緒にレッスンに帯同。
迷惑になるかと思いきや
逆にママ達の悩みを引き出すこともできました。
【母として、伝えたい思い】
母だからこそ、子どもがいるからこそできる働き方は
無限にあります。枠に縛られることなく
たくさんの女性に輝いてほしい。
そのためには、まずは体作りです。
母親が元気で笑顔でいれば
どんな困難も乗り越えられるのではないでしょうか?
自分のことより、子どもや家族を
まず心配するのが母親の “さが” ではありますが
「自分ファーストを大事に!」を伝えていきたいと思っています。
【今後の目標】
体から心へのアプローチは
育児中の心を楽にすることはもちろん
どんな世代の方にも有効だと感じています。
「自分で自分を整える」という価値観を広めていきたい。
自分を大切にする家庭
幼いころから習慣になっている人達が増えれば
社会全体が元気になるのではないでしょうか?
ストレスや困難が多い社会にも
しっかりと地に足を着けて
人生を歩める子ども達を送り出すお手伝い。
こんな素敵な道を、これからも邁進していきます。
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