魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

広重ビビッド@大阪高島屋

2016-10-05 | 博物館・美術館・建築など
10/4(火)に、京都文化博物館で
広重展のビラを手にした。

「大阪の難波にある高島屋の7階や。
早速あす行こう!」と即決。



台風18号接近中で、夕方には
近畿は風雨が強くなるとの予報。

「ならば、10時の開館すぐに入館しよう」
と思って家を出た。

しかし、ICOCAを忘れ、
切符を買ったりしているうちに
快速電車に乗り遅れ_ | ̄|○

近鉄難波駅に着いたら
難波駅の広さと人の多さで
あっちウロウロ、こっちウロウロ。

やっと会場に到着したときは10:20

切符売り場で切符を買おうと
列に並ぶと
私と同じくらいの年齢の
品の良い女性が

「これあげますよ」と招待券を下さった。

ありがたく頂戴し、入るとすぐに
原 安三郎氏を紹介したパネル。

原氏は浮世絵を中心に
2,000点に及ぶ蒐集をし
この日、展示されている多くは
原安三郎コレクションのようだ。

しかも、2005年にそのコレクションが
見つかったそうで
とても保存状態が良い。

150年ほど前に摺られたものとは
とうてい信じられない。
まさにビビッドな、初摺りの広重ブルー!

前半は、広重晩年の代表作で初公開となる
「六十余州名所図会」



見たことのある土地の
150年前の姿が描かれていてとても面白い。

それぞれの作品に、摺り方
どこに何が描かれているか

現在のその地の風景写真との対比が
詳しく解説されている。

字が小さいうえに
作品保護のためにうす暗い。

解説が面白いので、読まずにいられず
絵も観賞していると、なかなか進めない。

上のチラシに載っている
阿波の渦潮も素晴らしいが

私は、若狭湾のカレイ漁や
富山の船橋などに魅了された。

後半は「名所江戸百景」

美術の教科書などに載っていたりして
見たことのある浮世絵がズラリ。  


       ↑               ↑
筆では決して描けない鋭い雨    広重独特の遠近法

亀戸の梅・藤
半分の丸窓の向こうに見える富士山。
どれも素晴らしかった。

途中でお腹はすくわ
トイレに行きたくなるわで
一旦退室させてもらい
持参したナッツとお茶で腹ごしらえ。

再び出口から入室して
葛飾北斎の「富嶽三十六景」

凱風快晴(これは後期 10/8~10/17 展示)のため見られず。
     ↓


               こちらは見られた ↑ 
          木更津の方から川崎・品川方面を
          見ているのだと!

 これも北斎         こちらは、歌川国芳
五島鯨突(後期展示)↓    近江の国の勇婦お兼 ↓                   



            お兼は浮世絵の画法で ↑
            馬は西洋画の画法で
            描かれているのが面白い。

台風接近のせいか、比較的人が少なく、
ゆっくり見られて良かった。

広重と北斎、私は広重の方が好き!

その心は…ビビッドだから。
色も線も遠近法も、
くっきり鮮やか、大胆なのが、たまらなく好き。

床に引かれた線を踏まないよう
前のめりで見ていたせいか、足が疲れた。

帰宅後、両側の前頸骨筋と
足底の筋肉が同時に痙攣を起こして
30分間ほど治らず…。

人生最悪の痙攣で酷い目にあった。
でも、絶対に後期も見に行きたい!

撮影禁止なので、下の4枚はチラシから
それ以外はHPから頂いた。


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