9/14(火)15:00配信のYahoo! ニュースで
毎日新聞に掲載されたこの記事が紹介された。
こどもの腰に悪い?
脱・体育座り、広がるか
PTA巻き込む中学校
が、その後、日時が過ぎて削除されました😥
私は小~高校生の体育座りは
問題が多いことを
20年以上前から、主張し続けてきた。
「このブログにも書いたことがあるはず」
と思っていたが、調べても出て来ない😥
が、『骨盤メンテ』には
書いているので、ぜひお読みください😌!
上記のWeb記事によると
> 地域によっては「体操座り」「三角座り」
> などと称される座り方が
> 国の資料に初めて登場するのは
> 1965(昭和40)年のことだ。
> 文部省(現文部科学省)が出した
> 「体育(保健体育)科における
> 集団行動指導の手びき」に、
> 「腰をおろして休む姿勢」として
> 両手でひざを抱えて腰を下ろす
> 子どもの写真が掲載されている。
↑ この写真は毎日新聞より。
これを横から見るとこんな座り方になる。
↓
この“シャキッとした体育座り”だと
床に当たる骨盤の部位は
坐骨結節の尖端部位。
これは人の骨の中で
最も頑丈な部位なので
この座り方を続けても
骨盤がゆがむとは考えられない。
ところが、この座り方を続けると
背中や腕の筋肉が疲れ、つらくなる。
すると、このような
“だらしない体育座り”になる。
この座り方だと
床に当たる骨盤の部位は
坐骨結節の後面と
仙骨尖部(尾骨の付け根)になるので
大変な骨盤になるリスクが高い。
なぜなら、仙骨にある椎間板の表面に
カルシウムが覆いかぶさって
5つの仙椎と4つの椎間板が
一つの仙骨として完成するのは
13歳頃と言われている。
なので、“だらしない体育座り”で
スマホゲームなどを長時間、毎日
何年も続けると、こんな仙骨になってしまう。↓
↑
正常な仙骨はこちら。図は『新選産科学』より
70年ほど前に書かれた教科書にも
仙骨の形の違いによる
お産の進行の違いが書かれている。
見やすいように並べ替えるとこうなる。↓
安産しやすいのはこちら ↑
こちらだと、胎児の脳に
甚大な外圧がかかるのは一目瞭然。 ↑
帝王切開でないと
赤ちゃんは生まれて来れない確率が上がる。
それ以前に
妊娠もしにくい人が多いように思う。
1965年は、私は高校に入学した年。
私自身の記憶では
中学校の(1年生? 2年生?)
体育の時間に先生から
初めて“体育座り”を
指導されたと記憶している。
なので、国の資料に登場したときには
既に、かなりの学校で
実施されていたのではと思う。
私の小学生時代は
“体育座り”をしたことがなく
体育の時間に、座るときは
しゃがんでいた。
いわゆる、ウンチングスタイル。
集会・朝礼などでは
「前へならえ、気をつけ、礼、なおれ、休め」
この掛け声に合わせて
キビキビと動かないと叱られた。
その頃の少女漫画で
バレエを習っているお嬢さんが
つま先をクロスさせた
“体育座り”で座っている姿が
描かれていた。
私はこれを見て「きれいやな~」と
憧れて、真似してみたが
しんどくて30秒間すら座っていられなかった
と、記憶している。
今も同様。
ええカッコするのはしんどい。
でも、現代の中高校生とかが
20~30年前に流行った
“ヤンキー座り”をしているのを
見ることがない。
こんな座り方をして遊んでいたり
はては、コンビニなどの
縁石の上にリュックなどを置いて
それを枕にして ↓
このように、ゲームなどをしていると👀‼️
これではまともな骨盤や背骨が
育つわけはないし
しっかり働ける体
子どもを作り育てられる体に
育つとは、とうてい思えない😥
学校で“体育座り”をしている時間と
ゲームなどをして遊んでいる時間と
比べれば
学校の方がはるかに短時間。
学校で“体育座り”をさせないのと
並行して、家庭や地域でも
“体育座り”をさせないよう
アドバイスすることが大切だと思う。
なお
「アグラより体育座りが楽」な子は
胎内の姿勢が“体育座り”
であったと考えられるので
あぐらを組んでいるかどうかを
ぜひとも確認してほしい。
妊娠15~20週がわかりやすいので
妊婦健診時に超音波検査を受けるときに
何度も尋ねてみるといいですね。
妊娠の早い時期から
子どもの体作りを
意識的に続けることが大切!
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