先日NHKのTVニュースを見ていたら、茨木のり子を特集していました。
初めて聞く名前・・・
しかし読まれる詩にはハッとさせられました。
著作権の問題があるかも知れませんが、ちょっと載せておきます。
自分の感受性ぐらい
ぱさぱさに渇いてゆく心を
人のせいにするな
自ら水やりを怠っておいて
気難しくなっってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
何もかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもひよわな志にすぎなかった
駄目な事の一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
茨木のり子(1926~2006)大阪生まれ、高校時代を愛知で過ごし、上京して薬学を学ぶ
今ひそかなブームで、お墓参りをする人や、彼女の詩で生きる希望を思い起こされた人も多いという。
興味のある方は、検索してみるといいですよ。
何か力になる言葉の数々が見つかるはず・・・
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