バシン! 尾びれを使った必殺技がまともに当たりました。
「これに懲りたら、もう2度と目の前に現れるんじゃないぞ」
かっこいい捨て台詞を残して、見事に勝利したイルカ君がサメの前
から泳ぎ去っていきます。
温厚で愛らしいイメージとは異なり、本気を出すと強いイルカ君。
とはいえ、対決は3時間にも及びましたし、無傷で済むはずもなく、
イルカ君もクタクタになりながら帰ってきたのです。
すると、そこにまんぼ~の姿はなく、ウミガメ君がいました。
「イルカ君、おかえり。 大変だったみたいだね」
「まんぼ~君はランチの準備をしてたけど、イルカ君が帰ってくる
のが遅いから、変な風呂敷を持ってどこかに出かけたよ」
「ココナツが何とかって言ってたけど」
そこには、確かにランチの準備をしていた形跡が残っています。
ところが、自分が帰ってくるまで我慢が出来なかったのか、アイツ
が派手に食べ散らかした残骸が残っていたのでした。
イルカ君の好きなお肉や魚などのご馳走がなく、ココナツジュース
やココナツだけが残っています。
3時間も帰らなければ、先に食べるのは仕方ないけど、少しは自分
に気をつかった食べ方があるのではないか。
あの食いしん坊め。 自分は誰のためにサメと戦ってるんだ。
それに、風呂敷を持って出かけたって。 注意したのにまさか・・・。
色々な想像が頭に浮かんでしまい、イルカ君はスッキリしませんが、
今はそれどころではありません。
アチコチが痛いし、ケガもしてます。 とにかく休みたい。
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