タヒチでフィッシング。
釣りの勝負は、タヒチに到着する前から既に始まっています。
ルアーボックスを開いてみれば、今か今かと出番を待っている選手達の
姿がズラリ。
ベンチ入り出来る人数は決まっていますので、1軍の中からタヒチ行きの
メンバーを選ばなくてはなりません。
さながら、野球部の監督です。
ここタヒチであれば、ボートフィッシングでなくても、それなりの大物が
期待出来ます。
50cm前後のギンガメアジでもヒットすれば、それこそ心躍るような
ファイトになることでしょう。
場所を変え、釣り方を変え、友人とのフィッシングは続きます。
ついに夕方になりました。
釣りにおいては、朝と夕方は魚が釣れるゴールデンタイムです。
前回や前々回は、面白いように魚がホイホイと釣れたのに、なぜか今日
に限って何も釣れる気がしません。
あっ! とても大切な事を忘れていました。
ボラボラ島自体に魚が出勤していませんので、どんなに頑張ってみても
釣れるはずがありません。
今日は日曜日です。
日を変えて再挑戦です。
タヒチで釣りをしていると、地元の人やツーリストが見学にやってきま
すので、魚を釣っているところを見せたいところ。
みんなの前で魚を釣れば、ちょっとしたヒーローです。
なぜだろう。 今日も釣れないな。
魚が釣れなくても、1つだけ心の救いになることがあります。
釣り場を知り尽くしたボラボラ島在住の友人が釣れていないのですから、
私の釣り具や技術の問題ではないのでしょう。
きっと、誰がやっても結果は変わらないはず。
2人揃ってボウズ、そんな時もありますよね。
ゴールデンタイムも過ぎ、あたりが暗くなってきました。
今回は悔しい結果になりましたけど、次回こそはボラボラ島の主である
大物を釣ろうじゃないですか。
さっ、そろそろ釣りは終わりにして夕食にしましょうか?
アーーッ!!
やめてやめて。 アタシの心のデリケートな部分が…。
とうとう友人が魚を釣りました。 しかも私の釣り具で。
マラソン大会で一緒にビリになる約束をしていたのに、ゴールの直前で
友人にダッシュをされたような気持ちです。
このような感じで、今回のタヒチフィッシングは終わりました。
不甲斐ない結果になりましたが、それもまたフィッシング。
私が釣ったことに出来ないものかな。
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