マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

久里浜沖でマダイを釣るには

2010年05月12日 | コマセマダイ釣り
どうしたらいいかわかっていれば苦労はしないわけですが・・・
一応、自分なりの理屈を考えてみました。

竿:
竿にはあまりこだわっていません。なんでもいいんです。貸しざおで船中1枚のマダイを
さらっていったおねいさんを見たこともあります。
ちなみに自分はシマノ みよし 60-100号 3メートルを使っています。なんといっても
ネーミングがいい。軽いし、ワラサなんかがかかっても、曲がりすぎずにやりとりできます。
東京湾だけやるなら、40号、2.7mの方がよかったかも。
五郎丸はウイリーしゃくりで名を成した船宿ですから、しゃくり竿でマダイ船にのって
大型を釣っていく常連さんもいます。
まあ、欲を言えば、2.5mくらいのよく曲がるワンピース竿がそのうちほしいなと思ってます。

リール:
ダイワのスーパータナコンS500Wとシマノの電動丸1000を使っていますが、
最近はスーパータナコンが多いかな。
理由はコマセタイマーなる機能があって、これがめちゃくちゃ便利。
コマセの入れ替え間隔は釣果に直結します。棚をとってからどのくらいで食ったかで
その日の釣りのコマセ間隔を調整します。あと、食わないとついコマセ間隔が空きすぎに
なるので、その点でも時計をみなくてもいいこの機能は必須です。
ただ、ドラグ性能は圧倒的に電動丸の方がいいです。スムーズに糸が出ていきます。
大ダイのアタリいっぱつ瞬殺を防ぐにはこの方がいいかも。

ビシ:
これもなんでもいいと思いますが、サニービシのL80号を使ってます。

天秤:
腕長50cmで、ばねなどの絡みやすい要素が少ないものがいいでしょう。

仕掛け:
五郎丸ではハリス3号、4ヒロ(6m)、2本針、クッション1m
これから変えることはめったにありません。枝針を出す理由は、
マダイが枝針にかなりの確率で食うからです。
今年になってとった14枚のうち今季最大の2.7kを含む5枚は枝針にくっていました。
しかも他に2.1k、1.5kなど、良型が結構食ってくるのです。
これは以外にも良型のマダイがビシに近い位置まで、
コマセを追って寄ってきているという傍証でしょう。
ちなみにこのハリスより細く、
あるいは長くした場合にタイが食った事例は一つもありませんでした。
もちろん、他の船宿ではそこの船長に従っています。ハリはがまかつグレ(メジナ)
8号~10号で、普段は8号、前日釣果で大型が多いときは10号を使っています。

コマセワーク:
五郎丸は海底からのタナどりで、船長はハリスの長さによらず、5~6mとの指示です。
ただ、春先は7~8mぐらいであたることが多いです。
自分が釣ったマダイのうち、80%以上はコマセを振って棚を取り、竿掛にかけてから、
1分以内に当たっています。
であれば、1分以上まっても釣れる確率はどんどん下がるだけなので、
1分おきに入れ替えればいいかというと、
それはそれで針が海中のタナにある時間が短くなり、効率が悪くなります。
一度、1分入れ替えを1日やったことがありましたが、
1枚しか釣れませんでした。(頭3枚)単純な問題ではなさそうです。
なので、水深50m程度の場合は2~3分。70~90mのときは4~5分で入れ替えています。

釣り座:
釣果のファクターの大部分はコレかも。詳しくは船上で談義しましょう。

気合い:
食い渋りの久里浜沖では船中1枚、いや船団中の1枚を釣る気迫がないとタイは
釣れません。

運:
釣り座の次に重要なファクターです。努力しよう。

日並み:
最大のファクターですね。タイがやる気のない日はあらゆる努力が無駄になるということ
です。釣り人の間では平日かつ低気圧接近の前がいいとうわさされていますが、
統計的に確かめた人はいるのでしょうか。

ようするに
日並みがよく、よい釣り座に入れ、気合いを入れて、たくさんコマセを撒いて
運が良ければ釣れるということになります。