マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

骨まで食べるワラサ大根

2010年09月22日 | 料理
ワラサといえば大根ですが、手間をかければ骨まで食べれる極上の一品になります。
このワラサ大根はかつてネット上で知り合った釣り人から教わったものです。
ワラサ絶好調の今期、ぜひお試しください。

(1)ワラサのアラを適当な大きさにきり、血合い、血管、鰓の一部など赤いところは徹底的に取り除く。中骨の神経の中に入っている血も串などでつつきだす。これが重要です。
(2)きれいにしたアラに塩を振り、30分置き、それに熱湯をかける。
(3)できるだけ大きい鍋にに水をはり(5リットルぐらい)パックだし3つと昆布3枚およびワラサのアラをいれ火にかける。沸騰しそうになったら弱火にし昆布だけを出しておく。ワラサを炊いている間決して沸騰させないように注意。
(4)この間に大根を適当な厚さに切り、皮をむいて角を落とし、真ん中に十字に包丁を入れる。そのあと水から30分ほど下湯でしておく。これにより大根のえぐみが落ちる。
(5)ワラサは灰汁がある程度たまったらすくい取る。味付けにしょうゆとみりんをいれるが、濃くしないように注意、水5リットルなら各おたま一杯分で十分。あとお酢を30ccほどいれると骨が柔らかくなる。
下ゆでした大根をいれ、あとはひたすら弱火で煮る。およそ7~8時間が目安。
この間、汁が減って具が顔を出すようであれば、熱湯を注ぐ。
だいたい出来上がりは汁が半分ぐらいになるようにする。最後に味を調えるため、しょうゆみりんを加えるが、今回はみりんお玉一杯足しただけで十分でした。
器にもり、白髪ねぎ、針しょうがなどを添えれば完成。

<骨まで食べられるワラサ大根>



すみきった出汁の中にうかぶワラサは骨までたべれます。目の裏のゼラチンなんて最高にうまいです。大根もえぐみが皆無でワラサのうまみをすってうまいです。
日本酒がどんどん進みますね。中骨もこの通り。


<箸で崩せる中骨>



中骨もさくさくとたべれます。まるでサバ缶の中骨のよう。これがまたおいしい。うちの子供もよろこんで食べておりました。


<ワラサの刺身>


うーん、釣れた魚に文句をいうわけじゃないけど、残念ながら脂はいまいちでした。ではあのメタボ腹はなにが詰まっていたかというと大量のオキアミ。コマセです。
コマセで腹いっぱいになりながらさらに付けえさまで食っちゃったんですね。この子は。
この刺身は釣ったその日に作ったのですが、翌日の方が脂が溶け出しておいしかったです。ワラサ釣った人は2日ぐらい寝かせた方が刺身にはいいかもしれません。

<揚げ煮>



ほかカルパッチョ、手コネすしなどでいただきました。
脂が乗るのは10月過ぎかな・・・・・

さあ、明日もつりだ