今日は釣りの予定だったのですが、南西風6~7mの予報に恐れをなし、中止にしました。
この時期の南西風は予報の2~3倍は吹きます。8時時点の剣崎灯台の風速は南西12m、大型の乗合船なら船は出るかもしれませんが、相当つらい釣りになりそうです。早上がりのリスクもありますし。
残っていたヒラメの柵は、フレンチ風にアレンジしようとレシピをあさっていたのですが、知らないうちにフライにされ嫁さんとガキの弁当のおかずとなりました。天然ヒラメのランチボックスとはなんと贅沢な。
さて、船釣りをはじめたのは'94年の秋です。ですから今年で16年目になるのですが、船上ほか、釣りの世界でいろいろなドラマに遭遇してきました。その中から興味を引きそうな思い出を綴ってみようと思います。
いつだったかヤリイカの湧きがいい年がありました。もうインターネットで釣果をみるのが当たり前の時代に突入した頃だったと思います。(それまでは、スポーツ紙を買うほかなかった)。いつものように夜ネットでその日の釣果を確認しているとある船宿の釣果が次のように出ていました。
ヤリイカ 0~55 入れ乗り。
絶好調です。でも坊主が出るとは入れ乗りというほどでもないのか、名人の一人勝ちか。
釣果に差が付くのは沖釣りでは当たり前ですが、条件さえよければ初心者でもある程度は釣れるものです。この理由として考えられのは、船酔いで竿が出せなかった、あるいは最初から端物狙いの常連で餌のイカは他の常連に供給してもっていたとか。ところが記事をスクロールしていくと思いがけないスソの理由が書かれていました。
スソは道糸が足りなかった人、平均30~40。
おい、なんだこれ。
この船宿は大型船を出しているの人気船宿で、予備のリールぐらい船に積んであったと思われます。そうでなくても船長が常連に言えばリールぐらい貸してもらえそうです。
そこで考えられるのは、きっとスソの方は言い出せなかったのではないでしょうか。冬場のヤリイカは時に水深200より深い場所を攻めます。この方のリールにはきっと高切れかなにかで180mぐらいしか巻いていなかったのでしょう。ヤリイカは底付近がタナです。
船長に「ハイ、やってください。底から10mぐらい誘ってみてね」
といわれて道具を落としても、底まで届かない。そのときの絶望感は想像に難くありません。
しかたないので、道糸が届く範囲でいるはずのないイカを誘ってみる。もちろん乗らない。
次の流しも。
その次の流しも。
そのまた次の流しも・・・・
「ハイ、今日はこれで上がっていきます」
という船長の声を聞くまで。
周りの人は次々にイカを取り込んでいるのに自分だけ道具がタナに届かない、という無念さは察するに余りあります。
沖上がりのとき、船長に「何杯釣った?」と聞かれて「坊主、道糸が足りなかった」と答えたのでしょうか。
あまりにも切ない話でした。
この時期の南西風は予報の2~3倍は吹きます。8時時点の剣崎灯台の風速は南西12m、大型の乗合船なら船は出るかもしれませんが、相当つらい釣りになりそうです。早上がりのリスクもありますし。
残っていたヒラメの柵は、フレンチ風にアレンジしようとレシピをあさっていたのですが、知らないうちにフライにされ嫁さんとガキの弁当のおかずとなりました。天然ヒラメのランチボックスとはなんと贅沢な。
さて、船釣りをはじめたのは'94年の秋です。ですから今年で16年目になるのですが、船上ほか、釣りの世界でいろいろなドラマに遭遇してきました。その中から興味を引きそうな思い出を綴ってみようと思います。
いつだったかヤリイカの湧きがいい年がありました。もうインターネットで釣果をみるのが当たり前の時代に突入した頃だったと思います。(それまでは、スポーツ紙を買うほかなかった)。いつものように夜ネットでその日の釣果を確認しているとある船宿の釣果が次のように出ていました。
ヤリイカ 0~55 入れ乗り。
絶好調です。でも坊主が出るとは入れ乗りというほどでもないのか、名人の一人勝ちか。
釣果に差が付くのは沖釣りでは当たり前ですが、条件さえよければ初心者でもある程度は釣れるものです。この理由として考えられのは、船酔いで竿が出せなかった、あるいは最初から端物狙いの常連で餌のイカは他の常連に供給してもっていたとか。ところが記事をスクロールしていくと思いがけないスソの理由が書かれていました。
スソは道糸が足りなかった人、平均30~40。
おい、なんだこれ。
この船宿は大型船を出しているの人気船宿で、予備のリールぐらい船に積んであったと思われます。そうでなくても船長が常連に言えばリールぐらい貸してもらえそうです。
そこで考えられるのは、きっとスソの方は言い出せなかったのではないでしょうか。冬場のヤリイカは時に水深200より深い場所を攻めます。この方のリールにはきっと高切れかなにかで180mぐらいしか巻いていなかったのでしょう。ヤリイカは底付近がタナです。
船長に「ハイ、やってください。底から10mぐらい誘ってみてね」
といわれて道具を落としても、底まで届かない。そのときの絶望感は想像に難くありません。
しかたないので、道糸が届く範囲でいるはずのないイカを誘ってみる。もちろん乗らない。
次の流しも。
その次の流しも。
そのまた次の流しも・・・・
「ハイ、今日はこれで上がっていきます」
という船長の声を聞くまで。
周りの人は次々にイカを取り込んでいるのに自分だけ道具がタナに届かない、という無念さは察するに余りあります。
沖上がりのとき、船長に「何杯釣った?」と聞かれて「坊主、道糸が足りなかった」と答えたのでしょうか。
あまりにも切ない話でした。
へ~・・・・
マルソータさんにも、
そんな時期があったんですネ!
(最初は、そりゃそうか)(笑)
確かに、切ない話ですネ(笑)
でも、今となっては、
笑い話じゃないですか?
素敵なお話
ありがとうございます!
文章わかりにくかったですね。すみません。
このお話は船宿のHPに出ていた方のお話です。
さすがに糸が足りなかったという悲劇的な体験はありません。
前回の釣りでヒラメを大釣りしてぷくさんに差し上げたたらすばらしい料理になりました。
ぜひごらんになってください。
でも 来週このような経験をしてしまうかも・・・
取りあえず ご家族にヒラメ喜んで頂いて
良かったですねっ!!
今回の中止 正解かもです!
吹いてましたから見合わせ正解だったのでは。
「裾は船酔い」はよく目にしますが「裾はミチイト足らず」は初耳です。
かわいそうですが、笑ってしまいました。
昨日出戻りを喰らったワタクシがきましたよ(笑)
道糸が足りずにスソって笑うに笑えないですねぇ。貸し道具があるから言えばよかったんでしょうけど、気が弱い人だったんでしょうか?
事前の情報収集、超大事ですね。
こんな体験したら釣りを続けていたかわかりませんね。(笑)つらかったと思いますよ。
深場やるんなら道糸は十分巻いていきましょう。
この話やっぱ笑っちゃいますよね。
でもつらかったと思います。
実は本日久里浜沖に浮いておりました。
(記事は入れ違いにアップしてます)
北風も思ったほど吹かず、城ヶ島沖もそれほど波はなかったのではないでしょうか。
きっと言い出せなかったんでしょう。
あるいは貸し道具がなかったのか?
コメントで道糸足りずのお話を聞いた時も「切な・・・」と思いましたが
改めて聞いてもやっぱり哀愁がありますねぇ。
うちはやっぱりヤリイカで、
連れの竿が開始直後に折れたことがありましたよ。
(ちなみに、船には貸し道具を積んでませんでした)
それでもオデコにならずに済んだのは
道糸が足りていたからなんでしょうねぇ(笑)
れれこさんのお友達に大受けしたのが、この記事を書いたきっかけです。といっても次のネタないのですが。
ようするに釣りは棚まで届く糸と針と錘があればできるってことですよね。
どんな高い竿もっていもタナまで糸が届かなければ釣りはできません。