"6年周期で人生を考えてみる" 以前そんなテーマでブログで記事にしたことがありましたが、バイオリズム的な運気を俯瞰的、長期的な視点で捉えた経験はありますか?
周期に多少前後の幅はありますが、私自身振り返ると周期的な人生の節目(転換期)があるようです。
今年は社会人生活も30年を過ぎ、次の10サイクル目を迎える新たな始まりの年(周期)。
歳を重ねますと、ある時から良い意味で自惚れと勘違いで邁進するだけでは通用しないことを、自分がちっぽけな存在であることを否が応でも人生経験から知ることになります。所謂(壁)というものでしょうか。
特に仕事において、大きな時代の流れに対してはなすすべがないことを。そして同時に、若い時の勢い、打算的でない負けん気と健気さが大きな武器であったことを痛感します。
壁というと私の場合は40歳前後、6年周期でいえばちょうど8サイクル目の頃が転換期でしたね。営業部門の管理職となり、自らの数字だけではなく、与えられた部署全体の目標を達成しなければならない。チームで補い合いながら、更なる売り上げ拡大のミッションが与えられました。しかし当時の流れ(時流)は、少しずつ逆風が吹き始めていたのです。
その2つ前、6サイクル目の30代前半から中盤の1,999年以降からは部署が絶好調の時期でした。モノづくりの企画と営業とが一体化し、次々とヒット商品を世に送り出していました。特にインターネット部門はそれこそ時流に乗って拡大路線の真っ只中に。また家具、雑貨店と新規に獲得した先も軌道に乗っていましたね。取引先からは御社の商品を扱いたいといった声も多く聞かれました。しかし、好調の波はいつまでも続きません。
7サイクル以降からのインターネット部門物流費の大幅値上げ。そして既存店、新規販路は家具大手チェーン・ニトリの攻勢が顕著になり、都内主要ターミナル駅の出店ラッシュが続き、それに伴う取引先である既存店舗の縮小が始まりました。
売り先のシュリンクです。
具体的、俯瞰的に見てみると丸井in The ROOM閉店がまさに大きな壁と感じていた2011年と12年前でしたか。新規開拓先の中でもOEM展開をしていたロフト、インザルームは特に思い入れがありましたからね。オリジナル商品として双方で企画デザインしたラグ、カーテンが形となって誕生し、やがて店舗のヒット商品へと育っていく。作り上げていく過程、そしてモノづくりに携わってきたメンバーと喜びを分かち合う。まさに仕事の醍醐味がありました。
時流の流れに伴うシュリンク傾向に対して、前売り部門一丸となって、あらゆる施策を講じ、粘りに粘りましたが、取引先の売上縮小に歯止めが掛からず、24年間ラグ、カーテンを製造企画し、また手織絨毯の仕入、開発担当として愛着のあった前売り部門からは一転して、9サイクル目からは新築、改修案件を開発部隊とワークし獲得するといった工事部門へ異動することになりました。
しかし異動したその後の6年間で大塚家具、島忠家具、東急ハンズと前売り部署主力取引先が、次々に買収されることになろうとは流石に思いませんでした。前売り部門が最も勢いのあった6サイクル目(18年前)には"役員の半数を我が部署から出そう!" そう息巻いていたこともありましたが。ニトリやIKEA強しです。
インテリア業界でもこれだけの激変があるわけです。流れのまま過ごしていれば、瞬く間に激流の渦に飲み込まれてしまう、そんな変化の激しい激動の時代。今の工事部門は神奈川エリアにおけるビジネスモデルの構築といったミッションと、シンボリックな大型新築案件の受注と納品がメインで、前売り部署とはまた違ったやり甲斐があるわけで。それと同時に、もしコロナ禍が起きず、大阪本社在籍のままであったなら、きっと今頃は海外赴任だったことを考えると。運が良いなぁと思いますし運が良い分、もっと今を楽しまないと。
仕事は色々プレッシャーがあるのでしんどいわけですが、やはり家族の存在は大きいです。家族がいるから頑張れる。そして健康でいられて、気持ちの切り替えができる趣味があってこそ、色々な困難も乗り越えていける。そう思います。
振り返ってみると、私は同じ方向に向いている人達と、新たな何かを生み出していくことが好きなんだなぁと。
次に迎える10サイクル目を前に、6年周期を年表風に振り返ってみました。変わらず楽しみながら邁進するのみですな。嘆いてる暇はありません。
さて本題の2022年ブリードです。年末に菌糸をボトルに詰めて2/14に交換する予定でしたが、家族が揃ってコロナに感染。菌糸詰め作業を14日に、ボトル投入は予定から2週間遅れの1/28に交換を完了しています。準備と後片付けを含め160本を3分半ペースを想定も実際には4分ペースと10時間以上を要しましたがこちらは1日で完了。ちとハードでした。😅
昨年は大型血統10年目羽化の祖となる2頭のお気に入り個体(種親)によるブリードのために次世代に累代を残すことを優先(重視)。安全寄り(完品羽化重視)に軸を置くブリードでした。具体的には
・温室2台を増設・温度の安定を維持
・餌を少し弱めの添加剤配合
・(北斗恵栽園・タダノヒラタケ菌)を3本目の半数に使用
・暴れ又は劣化ボトルは全て4本目に交換
(菌糸及び発酵マット)
しかし今年は特に主水さんからの90.1mm同腹といった良血個体をメインに据え、チャレンジ寄りの方向性で挑むことにしました。具体的には
・インラインブリードを多く組む
・添加剤は強めの餌による取り組み
・プリンカップで餌の食べ方を確認する
・自詰めは少し緩めで喰わせるように
なので正直投入スケジュールのズレは致命的なマイナス要因に繋がることに。案の定、10/8投入分は明らかに交換が遅かったですね。年末交換で良かったようです。反省点は見えているので翌年そのあたりは改善しないといけません。
◯2022年2番(KLBエントリーライン)
主水さんからの2020年当たりライン10番88mm(90.1mm同腹)のインライン。
なにしろこちら10番88mmを種親にしたラインは幼虫採りに苦戦。卵が採れても羽化しないといった状況が延々と続きましたので、半ば種無しと諦めていましたが、それでもどうにか6月末の期限内に最も幼虫が採れたラインをKLBエントリーラインに選定。ただ幼虫体重の乗りはもうひとつ。
久留米インブリードはなかなか難しい。喰い方もじっくりとした居食いではありませんが、還元率の高い系統ですからね。3頭のみの♂ですが、最後までしっかりと管理してどうにか1部リーグ残留を果たしたいところ。
◯2022年4番
こちらは同じ主水さん2020年10番にかっちゃんさんからの♀を掛け合わせたアウトライン
こちらは1本目の投入が遅かった分、菌糸の状態も悪くなく喰い方も満足できるレベルでした。
◯2022年6番
こちらは2020年10番の種なし疑惑が発生、相談した主水さんから急遽援軍として送っていただいた同じく10番同腹の87.2mm
同じ2020年10番でも大顎が太く出る系統にまたものインラインブリード。やはり交換の遅い投入分から37g台が出ています。
次回交換報告に続く。