悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

餌慣れについてのデータ検証

2018年12月07日 08時43分08秒 | オオクワガタ検証等

 

 

 

 

 

 

 





次女は小学1年生。お姉ちゃんとは違い女子
力が高いようです。
今朝も鏡の前でピアスを耳につけ、
"学校に行く前ちょっと合わせてみるわ✨"
などと満更でもなさそうに呟くわけです。

まだまだ甘えん坊で幼さが残りつつも、
知らぬ間に色々なことを覚えていく。
その表情や言い回しのひとつひとつがなん
ともも面白く微笑ましい。
ごく普通の人並みな幸せを実感する瞬間。
お父さん世代あるあるではないでしょうか?

・補助なし自転車に乗れた日
・逆上がりが出来た日
特にずっと一緒に練習を続け、失敗を繰り返
してようやく達成した瞬間の喜びを共有する。
これから幾つもの楽しみが待っています。


偶然にも前回ブログでコメントを賜わった
同世代のエビさん。
お互いおっさんながら幼い子供を持つ親世代
。やはり健康でいないといけません。

偶然の必然。
先日の日曜、次女初めてのお習字のお題目は
偶然にも何故か?"えび"



何故か"えび"  プレ人気景品もAB 😊

















さて明日はブログ開設8周年記念プレ企画、
トータル訪問者予想の当日です。
景品A〜E当選者の発表とナイスコメント
応募者の中から最終2名の発表日。
本日表示された昨日の訪問者数は270/日
明日の数字はいったいどうなる?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 



その前日のブログネタは
『餌慣れについてのデータ検証』


□餌慣れ検証
今回のテーマですが累代で継続して同じ質
の餌に慣れることを指します。

そもそもオオクワ幼虫にとって有益な腸内
バクテリアは木質を分解し栄養を摂取する
ために無くてはならない存在であることは
周知の事実です。
また昔から親から子へのバクテリアの移行
については諸説ありました。
産み落とされた卵には母虫の体内に棲んで
いたバクテリアが付着し、産卵時卵が卵管
を通過する際そのバクテリアが付着、孵化
した幼虫は卵殻を食すことでバクテリアを
体内に取り込んでいる。
それは卵周辺の産卵床にも含まれる。

特に母親から受け継いだバクテリアは、
母虫が食べていた性質の餌を分解するのが
得意な種になっているため、出来るだけ近
い質の餌を与えることで、次世代の幼虫も
効率が良く栄養吸収できる。

・バクテリア移行はそもそも遺伝的要素が
大半ではないか。

・高添加の餌を食べ与え、飼育して大きく
させた♀を選ぶと大きくさせやすい。

これらの情報は8年前の当時、我々初心者
ブリーダーの中でも既に浸透していました。
また久留米産地を中心に飼育するものとし
て、諸先輩のブログをリアルタイムで閲覧
する中で3本目への交換時、当時既に30g
を連発するマサレッドさん経過報告は驚愕
でした。

・何故能勢YGの幼虫が大きく育つのか?
・久留米は幼虫が大きくならないのか?

偶然の必然、当時久留米を中心にブリード
を続けている我々首都圏久留米党メンバー
は皆同じように考えていました。

・おそらく能勢YG血統は高添加の餌を与え
それを食える種(系統)を淘汰選別している
のではないか?

・餌の消化吸収能力に優れた選ばれし系統
の次世代幼虫群が大きく育っているのでは
ないか?

そう考え、久留米でも高添加を食える種
(系統)の作出を目指し、2013年度ブリード
首都圏久留米党6名による超高添加剤配合
の餌を使用したAKVプロジェクトに取り組
んでいます。



餌慣れ検証の本題から少し外れますが
お付き合いください。

その2013年AKVプロジェクト。
初年度は高添加剤を食べさせての飼育。
私のところでも★が多くなりましたね。
高添加のリスクを感じた中、♂最大は
83.4ミリ
他、自己ブリードで85ミリが3頭出ている
ため必ずしも高添加剤が羽化結果は直結し
ていません。

 

 

 

 

 


次の累代に当たる2015年ブリード。
種虫としてAKVプロジェクト羽化個体
♀を他ブリーダー羽化個体から5頭選定。
私の方でまとめて産卵セットを組みました
が、高添加剤の餌による影響か?
ことごとく産卵に失敗。
どうにか主水さんの2015年1番ラインの
♀種親として累代を続けることが出来ま
した。結果主水さんのところで最大86.3
ミリが羽化しています。

 

 

 

 

 


そして次世代ブリードへの累代。
2013年AKVプロジェクト累代ラインが、
2017年ブリードの7番。
私自身に思い入れもあって自己ブリード
2017年1番を選択せず、また虫蔵さんの
補強個体を選ばずに、この7番ラインを
KLBエントリーに選定し育てました。









AKV3代目の羽化結果ですが、ご覧のよう
に最大は85.1ミリに留まっています。



♀は大型揃いのため次世代に持ち越しですが
この結果からは餌慣れの趣旨とは異なるもの
これまで高添加による累代から他と比べ特出
する程の個体作出には至らず。

ただ個人レベルのサンプル数であり、産卵
失敗もあったりと検証結果として有効では
ありません。


そこで他ライン含む全体2017年度ブリード
結果から比較してみます。


□2017年度ブリード♂羽化推移表
餌(菌糸)は神長系にてブリード

 

上から2本目交換時幼虫体重ave順。
菌糸1本目、2本目は♀親が食べた菌糸。
濃い網掛けは早期羽化個体を使ったライン。
菌糸KSP、555+Tはともに神長系菌糸。
KSPはまだ市販していませんが、有志にて
情報共有を行い進めているタイプ。
555+Tはご存知三階松きのこ農城、三枝
さんレシピ。オアシスはマツノインセクト。

2017年度はあくまでも系統(ライン)ごとの
平均アベレージデータではありますが、
幼虫体重は餌慣れの傾向があります。


ただオアシス菌糸で育てた♀でも遜色なく
育つラインも存在します。
個体差なのか、兄弟の羽化実績のある特出
したラインだからなのか。

 



次に途中経過ながら、2018年ブリード
幼虫体重推移を血統背景ではなく餌背景
で比較した表を作成してみました。

 

2018年は自己ブリード累代が中心です。
・餌慣れによる傾向が見受けられるか?
・体重は大きくなるが、羽化力はどうか?
この辺りは今後もデータを集め比較してい
く予定です。
もう時間切れ、今回はこの辺で失礼します。

 





 

 

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添加剤その2

2015年05月20日 22時06分31秒 | オオクワガタ検証等

 

 

先週末はメルリンさん、Gullさんと品川でプチオフ会

でした。

お二人にはこれまで何度もお会いしておりますが

オオクワガタブリーダーではスター的存在。

 

あらためてメルリンさんには採集好き少年の

延長であるかのように純粋で野性的な感性を。

Gullさんには社会人として揉まれてきた

厳しさと明確なビジョン、コミットメントを。 

短い時間でしたが今後のブリードに関する

話も色々とさせて頂き。

楽しく有意義な時間を共有させて頂きました。

 

 

 

そうそう、今秋に開催予定のブリーダー交流オフ会。

そのオフ会名を前回ブログ上で募ったところ、

以下16もの候補が集まりました。


1.「DO-KUWA」

2.「多くは(オオクワ)語ります!」

3.「night forest 」

4.「●●オフ会2015」

5.「オオクワaward・2015」

6.「BE KUWAiet! 」

7.「チョネっと待ってお兄さん in ⚪︎⚪︎」

8.「オオクワなかまの会」

9.「森夜会へようこそ」

10.「dorcusギネス品評会」

dorcus Guinness competitive show

11.「国産オオクワガタコンテスト」

クワコン

12.「オオクワガタブリーダーズミーティング」

Bleeder's meeting of Dorcus 

by BE-KUWA BMD会

13.「目指せ!! ギネスのオフ会」

Off meeting of the Aim !! Guinness

14.「国産オオクワ好きが集まる会」

Off meeting Dorcus likes gathering

15.「おいらが一番!品評会」

I top !! competitive show

16.「秋だよ!! オオクワブリーダー全員集合」

Autumn's !! Dorcus bleeder, Everyone Atsumare


 

皆さん、なかなかのコピーライターっすね

いいんじゃないでしょうか。

『品評会系』ですが、当日は自慢個体の持参をと

考えておりますが、酒宴の席につき持ち込みに

ついてはリスクが生じますね。

大切な個体を持参したくない方もいるでしょう。

そこを踏まえると交流会的なお題目が適当か。 

『日本語名の方が分かりやすい?』

編集長からそんな意見もありましたが、

引き続き今週末24日まで応募したいと思います。

『このオフ会名はイチ押し!』

そんな意見もお待ちしております。

応募の中から『交流オフな会名』を決めちゃいます。

 

発表は次回ビー・クワ56夏号

そうです。

正式名称として、ビー・クワに告知掲載をしたいと

 

 

 

 

 

 


添加剤その2

その前に菌糸ビンで幼虫を大きくさせるには?

諸先輩からの情報、そしてこれまでのブリード経験

を踏まえ考えると、結局のところ良好な居食い状態

を形成しそれをいかに維持出来るかどうか。

 

暴れずに周囲の餌を効率的に食べ、栄養価が落ち

てくると、徐々に移動するイメージ。

ビン内食痕の鮮度が保たれ、木材(オガ)、菌糸、

糞を咀嚼しながら少しづつ拡大した状態。

常に新しい状態の良い餌が存在する環境ですね。

拡大居食いがベストかと。

  

 
 
 
 
 
前回のおさらい
 
 
白色不朽菌によりリグニンから分解されたセルロース。
 
そのセルロースを分解する共生菌が幼虫体内
 
には存在し栄養源として消化吸収している。
 
その共生菌は活性を持ち続け糞の中でも活性を保つ。

また明らかに栄養的に偏っている木材から

有機窒素(アミノ酸:窒素源で蛋白質のもと)

を生合成している。

 また空中窒素も昆虫消化管内細菌により固定して

おり、それにより出来た窒素化合物は、上記の排泄

リサイクルで無駄なく自己の成長に利用している。

この空中窒素固定、排出窒素の再利用で、窒素不足

の環境でもタンパク質を作り出せている。

また菌食者として菌糸自体も栄養源として利用している。 

それでもより大型化を目指す中で添加剤の役割は大きく。 

また分解しやすいものもあるためリスクとして雑菌の

発生源にも繋がる。

居食い状態を維持させるべく、喰い続けさせることが

出来て、微生物に分解させずにクワガタ幼虫自体も利

用できる明確な成分をもった添加剤があるのでは?

適正量がピタリと合えば爆発するのではと・・・

 

 

 

 

炭素比・C/N比とは

 

炭素比・C/N比とは、有機物などに含まれている

炭素(C)と窒素(N)の比率(重量比)のこと。

農業において堆肥の性能を示す指標として用いられています。

平均的な畑地土壌のC/N比は12前後。

概ね20を境にして、多種の微生物が存在する好気環境で

炭素源に比べ窒素が多い場合(C/N比1~19)微生物は

アミノ酸から窒素を切り離し、有機酸を作り出しエネルギー利用し

有機窒素をアンモニア等の無機窒素に変えます。(無機化)

反対に炭素源に比べて窒素が少ない場合(C/N比20以上)

土壌から窒素が微生物に取り込まれる(有機化)

C/N比20がどうして分岐点かというと、細菌の菌体成分

C/N=5程度で、菌体の合成や代謝でエネルギーを

消費すると、その資源としてC/N=20で構成される場合に

炭素と窒素を共に無駄なく使える最適値らしく。
 

農作物の生育には10~40程度が適正値とされています。

有用なバクテリアや菌などの活動が盛んとなり、有害な

微生物の繁殖を抑え農作物への被害を抑制できる。

またC/N比が10以下の高窒素状態の場合、微生物の

バランスが崩れ病害が発生してくると言われています。

よくミミズがいるのは良い土壌であると言われますが、

これはミミズが土壌のバクテリアを良く食べている。

=バクテリアの活動が盛んであることがいえます。

 

C/N比ですが

腐朽材は150程度。

未発酵オガマットは数百程度。

おがくずは樹種にもよりますが数百~1000と非常に高い。

菌糸自体のC/N比は10程度。

菌床飼育の場合、菌糸が伸長するための最適なC/N比は

20前後といわれています。

 

カブトムシの幼虫は基本マット飼育ですが、

ある程度発酵が進んだマットでないと成長しないようです。

また逆に、発酵が進みすぎたマットの場合、突然拒食症に

陥ることも。

これはカブトムシの幼虫の場合C/N比がある値よりも大きい

場合エサとして適せず、幼虫が好む「適正値」がやはり

存在すると考えられます。 

カブトムシはC/N比10~100前後が可食の範囲のようです。

クワガタの適正値はどうでしょうか?40~70程度

 

 

別の観点では、菌糸ビンに使われる白色腐朽菌は

養分を他の菌に支配せされぬようガードしながら

生長しますが加水分解が進み劣化していくと

ダニやセンチュウが目立つようになります。

このダニやセンチュウが好む状態は15~20程度。

逆に考えればダニ・センチュウなどの雑虫が発生して

 

いる菌糸ビンのC/N比は20以下になっていると考えられる。

 

 

 

これらにより気がついた点

 

C/N比の値が低いと分解が早まるため、持ちは悪くなるが

 

窒素量も多いため(タンパク質含有量も多い)成長過程として

 

1本目への高添加は有効ではないか?

 

 

正直なところ、ボトル劣化によるためかセンチュウが

 

フィルターに発生したケースがありました。

 

これも窒素分が少ないC/N比20以下といった見方が出来ますね。

 

 

 

 

堆肥原料成分解析表や、原料成分表などにより、添加剤の

 

C/N比は算出が可能ですが、オガ粉の養分量に大きな差が

 

あるため正確な適正量がもう一つピンときません。


ただこのような情報を集めていく過程の中で、有効な添加剤

 

の存在が少しづつですが見えてきたことは大きいかも

 

しれません。

 

続く。

 

 
 
 
 
 

 

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ビークワ55号・添加剤その1

2015年04月06日 18時00分00秒 | オオクワガタ検証等

 

 

ひとまずご報告を。

昨日某昆虫スレ掲示板におきまして、カネクワさん87.4mm

羽化個体画像について、ノギスのアナログとデジタルの数値が

合っていないのでは?

加工画像ではないか?といった指摘があるとの報告が入りました。

また同腹♀について増幅の指摘がありました。

 我が家もカネクワさん同腹♀個体を所有しております。

 

問題の指摘について、昨日カネクワさんと直接メールにて

確認を行いました。

カネクワさんからは直ぐに連絡を頂き、再計測した画像を送って

いただきました。

当時計測したノギスの精度なども合わせて確認して貰っております。

 

ただ他のブリーダーさんとも相談し、一度燻った問題は完全

に検証したほうが最善と考え、出来るなら現物を確認させて

いただきたい旨を説明。

カネクワさん本人の意向もあり、ペアリング時期を終えた

6月~7月、当方宛に個体を発送いただくことを承諾頂きました。

ノギス計測の際、久留米ブリーダー以外の第三者も含めた立会いのもと

に実施する予定です。

また同腹♀については、そもそも増幅した事実が存在しておりません。

 

 

 

 

 


 日本最高記録へのチャレンジ                   

 

先日陸上男子100mで19歳の桐生選手が、米国の大会で

追い風参考の非公式ながら9.87秒の日本最速記録を樹立。

いよいよ日本人9秒台突入へ

できるだけ近いうちに、公式記録での日本人未踏ステージ到達

の吉報を期待したいものです

私も中学生時代、短距離100mの市内大会に出場した経験があり。

決勝にも残れませんでしたが。 



本当凄い事なんです。

日本人が、これまでこの世の中にどれくらい誕生してきたか。

年齢別1位でも、日本1位でもなく、日本歴代史上最速という栄光。

小山ゆうさんの漫画にスプリンターという名作がありましたね。

「史上最強」を追い求める格闘漫画刃牙のようですが・・・



しかもマイナー種目ではなく、誰でも1度は経験する。

ある意味スポーツ最大のメジャー種目100m走ですから。

その歴史に名を刻む。 

限界への挑戦。

大いなる夢があります。

 

 

 競技的ブリード                       


この趣味「クワガタブリード」もシンプルな競技として楽しめば良い。

例えるならば、スポーツ競技的に・・・


スポーツの魅力とは?

「スポーツ」の魅力とは?と問われたとき

「楽しいから、勝ちたいから」など単純な理由が大半でしょう。

この単純な理由だけであれば、今の「スポーツ」を続けている

のにも魅力があるとは言えず。

それだけではなく、その「スポーツ」で自分が一番嬉しかった出来事、

それに纒わる楽しかった出来事について、

熱く語れることや、もっと簡単に言うならば、「スポーツ」経験して

いない人に対して、どうすれば自分が続けてきた「スポーツ」に

興味を持ってもらえるか。

これを伝えることも「スポーツ」の魅力ではないでしょうか。

スポーツの魅力についてこれからも追及していきたい。


「スポーツ」を「ブリード」に変えてみる。

 



 

 ビークワ55号と今年の大規模オフ会!              


4月21日発売予定のビークワ55号の話題。

メルリンさんブログにもありましたが、昨年秋に開催された

「品川オフ会&座談会」が前編後編に分かれて掲載の予定です。

気になるオフ会の特集記事は56号・夏号に掲載との事。

その中でGullさんが競技ブリードについて少し触れておられます。

私も同じような考えがあり、上の記事に繋がっています。

スポーツ競技のようにシンプルに競い合えば。

 

今はまだ構想中でして、タイミング的にも時期尚早と考え、

アナウンスはまだ先になりますが、

「シンプルに大きさを競う」に焦点を当てたオフ会。 

今年も秋になるかな。 

企画しております。

土屋さんも参加いただける予定。

 自慢の個体、計測して貰いたくありませんか?

 

そして華がないと。

ゆかりちゃん、呼びます。 ジャーマネ抑えました。

これだけでも来る価値モハメドでしょ!

少し落ち着きましたらアナウンスしたいと思います。

お楽しみに。

 



 

 添加剤について・その①                     

 

さて本題の添加剤について

その前にそもそも論「オオクワガタ幼虫は何を喰べるのか?」

から備忘録としての復習。

※ネットから抽出している情報をまとめております。

間違いがあるかもしれません。

その際はご指摘下さい。


一般的に「クヌギ・コナラ」などの広葉樹。

自然界に朽ちた立ち枯れ木や倒木。

そこにカワラタケやニクウスバタケなどの白色腐朽菌に

侵された白腐れ状態の木材を喰べている。

 

木材は細胞が集結した植物の骨格を成す細胞壁の集合体。

細胞壁の主成分はセルロース約50%、リグニン、ヘミセルロース

がそれぞれ20~30%で構成される。

(それ以外の残りがタンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルなどの無機質)

※菌類の細胞壁主成分はキチン。

 

リグニンは主成分セルロースの細胞と細胞の間に存在し

リグニンの分子構造は複雑で非常に分解されにくい。

このリグニンを分解するキノコは白色腐朽菌と呼ばれ、

リグニン分解酵素を持っている。

 

白色腐朽菌によりリグニンから分解されたセルロース。

幼虫の腸の中はそのセルロースを分解する酵素(セルラーゼ)を

分泌する腸内微生物(共生菌)が存在する。

クワガタの幼虫はまず、咀嚼によって朽ち木を体内に取入れ、

その後この木屑をセルラーゼによって分解。

セルロースを→単糖であるグルコース(ブドウ糖)に分解。

それを栄養源とし消化吸収している。

 

木材を食べていることは理解できるが、糖質だけでは特に育成期の

栄養源として十分ではない。

おそらくオオクワガタは材食者として多様な共生菌を持ち消化吸収

すると同時に、菌食者としても腐朽材中の菌糸から栄養補給を行って

いるようだ。

 

そして土壌の環境つくりに学ぶ、炭素と窒素のバランス値である

C/N値の比率。  

これが菌糸ボトル内の環境作りのヒントに。

続く・・・

 

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オオクワガタペアリングと産卵セット

2015年03月17日 00時09分28秒 | オオクワガタ検証等

 

 

早い方は本番の産卵セットを組んでおられる方もいらっしゃるようで。

いよいよ2015年シーズンも幕開けですか。

さて、さて今年もいっちょ やったりますか!!

 

  

今年掲げた目標の一つ。

放置しているHPのテコ入れ。

そして産卵成功率90%へ。

我が家のペアリングと産卵セットについて、確認の意味もあり

今回HP用としてとりまとめてみました。

キャリアのある方は既に実践されていることばかりかと思います。

これからブリードに挑戦される方向けと考えています。

 

いずれにしても我が家の場合ですので、そこはご容赦下さい。

これで我が家が産卵大失敗だったとしたら・・・

どうぞ笑って下さい。

HPにはもう少し修正を重ねた上でアップしたいと思います。

 

 

 

 

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今年の冬期温度管理はオイルヒーター

2014年12月07日 01時29分41秒 | オオクワガタ検証等

 

 

 

流行語大賞のキーワード検索効果を狙った前回記事。

しかしまるで効果は望めなかったようで。

すっかり普段の訪問者数&閲覧数(PV数)へと落ち着きました。

「プレ企画」の検索ですと1,730,000件中2ページ目にヒットなんですがね・・・

本日(昨日)までのトータル495,331PV

2014年プレ企画参加者様

流石に50万には届きませんが、逆に明日の発表まで

どうなるか分からないといった面白い展開に 

 本日7日のPV数(閲覧数)で明日12月8日のプレ企画当選者

が決まります。

半数の方にまだチャンスが残されている

 

明日の結果発表に注目です!

 

 

一番人気のプレ企画Aは我が家のマツノインセクト血統。

市川の実家ワインセラーで冬眠させていましたが

こちら東京自宅マンションへと移動させています。

起こさぬようしていますが、大丈夫 ちゃんと生存しています。

 

我が家では本家マツノインセクト補強個体同士による

ブリードを裏年の2012年、今年2014年にトライ。

2015年の表年も将来の血の配合を考え、85mm以上

の同腹♂個体をと考えておりましたが、ご周知の通り

今年羽化した個体数が少なく、またビークワ掲載による相乗

効果もあってかマツノインセクトからの有望個体が入手出来ず。

これは久留米クワ神様の御告げか?

『チョネよ、チョネットワークを駆使しても手に入らずか。

表年はメルリン血統アウトライン累代で挑むのじゃ。

あれもこれもはダメよ~ダメダメ!』

 などどいいクルメられた気分?

 

そんなことあり今回の協賛を決めました。

今年ブリードの種親♂83mmを使った2ラインも悪く

ありませんからね。

そして今年マツノインセクトから補強した2013年48番も

秋採りの影響かサイズ表記は50mmと大きくありませんが、

各パーツが大きいんです。

頭幅も50mmで15mmあり。

 

貴重なマツノインセクト血統。

良いと思います。

 

またC・Dもね。

我が家自慢のラインナップ。

しかも僅差の勝負ですからね。

そうそうEのまめたんさん、おめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家今期ブリードですが、♂と思われる10月18日

2本目へのボトル交換からは折り返し地点の50日。

6月29日の一斉投入からはトータル160日が経過。

3本目への交換は1月末の210日(約7ヶ月)を予定しています。 

昨年も2本目を1月末まで引っ張る予定でしたが、

食い上がってしまったボトルが多く、1月初旬に交換時期を早め

ることに。

 

目標としていた85mmアップ複数頭がなんとか達成出来た

大変満足な前期ブリード。

それでも反省点を挙げれば羽化サイズアベレージが低いことか。

蛹化促進時となる昇温時に暴れが多かった。

♂は約2割が暴れましたから。

マット対策で凌ぎましたがあくまでもサブ対策。

 

今期冬期期間をどうするか?

 

考えられる暴れ要因

2本目が短くなり昇温までの期間が長くなり過ぎたから?

湿度が少し低かった影響?

冬期温度がやや高めだったから?

 

これら考えられる要因を踏まえ2014年度の冬期期間をどうするか?

 

今回オイルヒーターなるものを購入してみました。

 

 

 

 

 オイルヒーターとは?

フィンの付いた密閉容器に難燃性の油が密閉されており、

電気を流すことで内部の油が加熱され、温度が上昇したオイルが

パイプ内を循環することで放熱する暖房器具。

効率の良い放熱を促すため表面には多数の放熱フィンが

取り付けられており、このフィンから放熱させるという構造を持つ

電気ヒーター暖房器具の一種。

 

 

 

 ワインセラー同様、型落ち&ヤフオク購入

 

 

型番 FG8B2TCE
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 1200W
  700W
  500W
フィン数 8枚
コントローラー 24時間ON/OFFタイマー
室温設定範囲 14∼26℃(2℃ごと)
便利機能 ECO運転
チャイルドロック
暖房の目安 3~8畳
本体寸法 41×20×61cm(長さ×幅×高さ)
特別装備 安全ガード
本体重量 約13.5kg
電源コードの長さ 1.8m
標準価格 オープン
カラー ホワイト
製品保証期間 3年
生産国 日本
 
 

オイルヒータのメリット

気流を発生させないため乾燥を抑える。

湿度対策として有効ではないか?

駆動音がない。

防音カーテン内のブリードスペースだけに音はかなり静かな環境。

空気が汚染されない。

メンテナンスが不要。

壊れにくい等含め重要かもしれません。

 

デメリット

電気代が掛かる。

オイルヒーターを使用する場合に問題視されるのが消費電力の大きさ。

オイルヒーターの消費電力は、一般的に1,000W以上となっており、

例えば、消費電力1,000Wのオイルヒーターは、家庭の電気代単価を

24円/kwhで計算した場合、1時間あたり24円となります。

毎日24時間オイルヒーターを運転させれば、1日あたり576円の電気代

が発生することに。

ですがサーモスタットを内蔵したマイコンタイプであれは、電源を

入れてから30分~1時間、部屋を暖めるために大きな消費電力で運転し

室温が高くなったら、サーモスタットによる制御で出力調整を行うタイプ。

計算上55%の節電になるとのこと。

計算上1日259円 1ヶ月7,800円。

※ちなみに昨年我が家冬期期間ブリードスペースの暖房費は

温度設定20度で13,000円/月程。

エアコンを止めればこれは節電になる?

 

暖房効率が悪い。

オイルヒーターは緩やかに暖房する器具であり、冷たい外気や

暖房されていない部屋の寒気が流入すると、暖房されている部屋は

すぐに冷やされてしまう。

オイルヒーターを設置している部屋はできるだけ換気を最低限にし、

冷気が侵入させないことが重要。

気密性の高い部屋で使用するのが原則で、すきま風などが吹き込む

環境では暖房効果がとても悪くなる。

これは断熱効果を高めた我が家ブリードスペースでは最適?

 

 2本目後半からエアコンを消して、オイルヒーターへ・・・

 

 昨年より2本目期間を予定通り1月末にすることで、3本目、

昇温までの期間を短くすることを含めて暴れ率1割以下を目指します

目指せアベレージUP

オイルヒーター温度ブレ検証 

オイルヒーター電気代検証

オイルヒーター湿度検証

合わせて比較データを取り検証してみたいと思います。 


それでは明日発表です!

 

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血の配合&2013年系統図(系統表)アップ

2013年12月01日 00時33分22秒 | オオクワガタ検証等

 

 

ブログ3周年となる12月8日(日)。 ちと狙っている事がありまして。

まぁ完全に自己満足の世界で恐縮ですが、数字に拘る営業マンの習性とご容赦下さい。

それは「トータル訪問者数が12月8日までに15万に届くか否か?」

3年間は1,095日。 15万を1,095で割ると1日平均137名。

現在148,335。 残り8日ですので訪問者数が平均208名でないと届かない。

 かな~り厳しい状況。

キリが良いということだけなんですがね。 

ただこうなるとどうしても達成させたくなってきましてね。

こういうくだらない事に拘りを持ってしまう習性が・・・ 

 

 

 

 

話題は変わってiPhoneのマップ機能について。

B団団長さんのコメにも記述させていただきましたが、この機能がまぁ中途半端。

 

先週営業でスーパービバホーム長津〇店へ行った時の事。

現地へ営業車で向かうのは初めてなもので、iPhoneのマップ機能

ナビの代わりに活用し、品川から東名高速経由で長津〇店へ。 

割と空いておりスムーズに横浜町田ICへ

 

ところが高速の出口を出る際、間違って逆の出口で降りてしまいUターンすることに

 

すると何故かiPhoneは再び高速道路を向かうようにアナウンスするんです

だって高速にまた乗ったら、そりゃ幾ら何でも行き過ぎでしょ

おかしいな  と思いつつも土地勘がまるでなく・・・

 

それでもiPhoneのマップは、

どうしても高速道路へ向かうルート指示するアナウンスを続けるんです。

 

「良し分かったマップ君よ。

そのたどたどしい音声チックな物言いは、リーブ21の社長以下やな。 

よし分かった 貴方がそこまでいうなら信じよう。乗ったるや

 

それでも半信半疑ながら、再び東名高速を東京方面に進んでから1分後。

 

「まもなく目的地付近です。 お疲れ様でした。」

えー!?(*_*)

 

確かに高速道路の脇にありましたがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて次は当プチプレ企画の状況から。

予想通り(妄想通り)の状況ですね。今のところ合計21名の応募を賜りました。

 1.2013年KU-2番ライン・強制早期羽化トライ中♀より1頭には

   現在10名の応募

 

 2.2013年KU-4番ライン・強制早期羽化トライ中♀より1頭には     

   現在7の応募

 

 3.  デジタルノギス&プラノギス1setには           

   現在4名の応募     

 

12月4日(水)PM10時までの期限を設けております。

運試しの当プチプレ企画。

久留米に興味のある方はご遠慮なく応募下さい


 

そして本日HPにて2013年系統図をアップしました。

 2013年系統図

 

 

 

 

 

 

 

  

 

今回は1世代前(種親父母)、2世代前(種親祖父、祖母)の配合を表の右側に記述しています。

これは血の濃さを表しています。

また同個体だけでなく、同腹兄妹についても同様としています。

 

我が家における今までのブリード経験からですが、久留米産地において

血の濃さ(特にインライン) による弊害を少なからず感じています。

 

産卵時、ブリード失敗の割合が多い。

産卵数が少ない傾向がある。

卵からの孵化率が悪い傾向が見受けられた。

 

それではインブリードは×なのか

ここで我が家の2013年ブリードで、私が注目しているのは

2013年2番ライン、そして5番ラインなんです。

この♀は共にインラインF2個体。

そしてこの2ラインですが2本目へ交換時、まずまず幼虫体重が乗っています。

有望な個体同士の掛け合わせ「インブリード」の次世代アウトは良いのか

 

また別に2013年1番ライン、そして12番ラインは配合率0%。

要するに血の薄い配合掛け合わせ。

これもまずまずの良い結果です。

 

♂♀のポテンシャル。 決してそれだけではなさそうですね。

逆に血の配合量だけが全ての要因に起因する分けでなく

ブリーダーの飼育スキルあっての大型化。

 

ですが、ここは今年、来年とその傾向を観察していきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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2013年度・検証について

2013年08月20日 00時47分13秒 | オオクワガタ検証等

 

 

今年の夏休みも世界陸上と共に終わりました。

今年は仕事も多少あったので、遠出はせず都内中心でしたね。

 

その中で、我が家で評判が良かった小イベントとしては

雑誌に掲載されていて「美味しそうなので行ってみない?」などと

力まずとぶらっと行った「パンとエスプレッソと」

裏表参道にあるフレンチトーストやパンの美味しい穴場レストラン。

甘党なもんで。

 

そして別の日には、六本木ミッドタウンの公園敷地内仮設レジャースポットで遊び

 

お昼は六本木「リッツカールトンホテル」のランチ。

 

プチ贅沢ですが、夏休み=行楽地=渋滞といった定番ではなく

逆に比較的空いている都内で、美味しいものを食べながらのんびり過ごす。

嫁と娘たちにはとっても好評ですし、私も昼から堂々と飲みながらゆっくりと出来る。

まぁそんな夏休みの過ごし方もありですね。

 

 

 

 

 

さて前回で2012年度の統括を終え、ようやく2013年度のブリード話題へ。

実績に乏しかった我が家だけに、ここ数回の備忘録ブログ記述のモチべはイマイチ。

ですが、なんと 前回のブログアップ当日の訪問者数が304人と

ブログ開設後初めて300アップを達成しました。

 

毎月、毎年数字に追われている営業マン。

どうも数字が気になる習性というのは否定できず・・・

また私が把握している情報のみですが、ヤフーのアカモビさんは

1日300人以上の訪問者数を過去に幾度も達成されていましたね。 

(ブログ内容のレベルが違い過ぎますが)

 

ちなみにgooブログですが、我が家ブログ過去記事で

「その日、どの記事にアクセス数が多かったか?」

上位ベスト10までを毎日知ることが出来ます。

するとどうやら、前回記述だけではなく、過去記事に対して訪問下さる方も

かなりいらっしゃいますね。

それでも完全にコアな趣味なだけに、訪問者数が増えることは

自己満的に励みにはなります。

 

「ちと実績が伸びず、こんな事で少しでも残念な気分を紛らわし

且つ違う切り口で、ちゃっかり自己PRをしつつ、何かしらモチべを見出そうとする

切り替えの早い営業気質だが、なんだか案外セコ~イタイプなわけですが・・なにか

 

ただ閲覧数は未だ800を超えず。

マジックフォレストの店長曰く、

「全盛期はHP訪問者数が2,000人以上はざらだった」ようで。

その「マジックフォレスト紹介」記事や「マツノインセクト初訪問」などは

上位10位に入っている回数が多いですね。

次の目標は1日のアクセス数800アップ

 

 

 

 

さて今年2013年度の検証テーマです。

 

AKVプロジェクト共同飼育

これは以前取り上げたメインテーマ。

同じ種親から採取した幼虫を、高添加仕様を中心とした餌で

6名による飼育下で、果たしてそれぞれ違う環境下でどう育つのか?

 

 

ブリードスペース温度管理検証

今期から実家ブリードスペースにて・エアコン管理を始めた我が家ですが、

現在温度測定器「おんどとり」で、10分間隔の温度計測設定にして

エアコンの送風やら、温度やらを色々試しています。

ですが、これが温度がなかなか安定しない。  

どうでしょう、8月上旬でエアコンの温度設定を26度とした場合、

1日の中で上と下最大3.5度程ブレておりまして、これはちと予想外でした。 

一応窓なし、小スペースのブリードスペースなんですけどね。

マンションだとここまでブレないような気がしますが・・・ どうなんでしょう?

 

目指すは上下1度。

実はまだサーキュレーターや、スタイロフォームは取り入れていませんので

これから幾つか対策を実践する予定です。

果たして上手くいくのかな? 

 

 

早期羽化温度検証

これは今年ワインセラー飼育を早期羽化組用として使用しております。

能勢YGと比べると、成長曲線の遅い久留米では難易度が高いようです。

我が家では全頭数の1割に当たる23頭でひとまず今期実践しています。

ちなみに現在ワインセラーの温度は28度。

♀のみを2本目交換時にもこのまま温度を下げず、2本羽化を目指します。

 

 

低温飼育検証

これは今年もう一台のワインセラーを併用してトライしてみたいと思います。

28度で育てた幼虫のうち、♂のみをワインセラーで低温度帯で飼育します。

 今のところの予定では10度~13度で管理する予定。

一応仮説としては、高温で育った幼虫を、低温管理へと移行し

菌床を劣化させず長期間育てる何かしらの優位性が生まれるのではないか?

 

果たしてどうなることやら。

 

 

常温管理検証

これは我が家と、レル会長の床下飼育という常温とはいえ

今年の夏場でさえ29度を下回る常温管理下で

果たして大型サイズが誕生するか?

またエアコン飼育管理他とのサイズ格差がどの程度生じるか?

少しだけですが実験してみます。

今期まずは「目指せ常温管理下♂82mm」ですね。

  

 

 

高添加飼育♀個体による、高添加と低添加検証

 これもサンプル数が少ないですが、我が家2011年度自己ブリードで

高添加といわれているHS菌床で育った2011年度2番♀がおりますので、

その♀の幼虫に高添加と低添加の菌床を喰わせて比較するというものです。

 

 

まあ大きく分けるとこの6つでしょうか。

我ながら優良血統が揃い、産卵もここまでは順調であるだけに、

このような検証も、なかなか楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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AKVプロジェクト

2013年07月18日 19時00分48秒 | オオクワガタ検証等

 

一昨日までは過酷なロードでした。

3連休も別の催事でしたので、前橋手織絨毯展での

昼夜に渡るハイテンション状態のつけが

日曜日あたりにピークとなり・・・ 久し振りにヘロヘロ状態でしたね

それでもなんとか乗り切りました。

 

今週末は軽井沢に2泊3日の家族旅行。

少しのんびりしたいと思います。

昨年私はといいますと、トイレで電話をしていて

軽井沢駅で降りる筈が、乗り過ごしちゃいましたからね。 磯野カツオ以来の新幹線乗り過ごし?!

今年は4人で一緒に降りる事が当面の課題です

 

 

 

オオクワブリーダーさん注目の、我が家2012年度羽化報告ですが

もう少し先となりそうです。  といっておかないとスルーしちゃいそうなので

正直昨年より厳しいかと。

チャレンジと検証と失敗が色々ありましたので、正直期待薄・・・

この失敗の経験が生きるんですョ きっと・・・ 

 

ちなみにワインセラーは7月末頃。

TPレンタルスペースは8月初旬の報告予定です

 

 

 

 

さて今回はAKVプロジェクトについて簡単に記述することにします。

 

何回か当ブログでも紹介しておりますが

久留米産飼育頭数の内、現定数のみではありますが

同じ種親から採取した幼虫を、計6名によるブリーダーの飼育環境下で

「同じ菌床と添加剤」を共有して使い、検証を試みたいと考え始めたこの企画。

 

 

 

菌床(種菌、樹種、水分量、粒子、詰め方)

添加剤(配合量を設定。未知数の添加剤を使用して検証)

添加剤(additive) 

久留米(kurume) 

検証(verification) 

 名づけてAKBならぬ 

チームAKVプロジェクト!!

 

 

昨年暮れに、2度にわたる首都圏久留米党オフ会を経て

種親の選定から始まり、

ベースとなる樹種、添加剤の種類、配合量、詰め方、

粒子、ボトル重量等を久留米党メンバーで決めました。

流石に配合量レシピは記述出来ません。あしからず。

 

その後、実際に菌が回るか?

数回に及ぶサンプルテストを実施し、業者さんへオーダーとなったわけですが、

正直、限界に近い高添加配合のため裏では悪戦苦闘。

 

 

それでも、産卵担当主水さんから無事幼虫が届き

現在はそれぞれの飼育管理下にて1本目投入済みです。

 

 

親:♂82.9mm(shimaH22年6番855同腹)

※主水さんから提供頂いた種親ですが、主水さん2012年度1番はこの82.9mm。

今年羽化で84.1mmが完品で羽化しています。

 

種親A:♀52mm(sendo11ku2-02)

 

※主水さんから提供頂いた♀種親ですが、sendoさん2011年度2番はこの52mm。

昨年同腹で84mmがsendoさんブリードにて羽化しています。

メルリン2009年9番×12番と掛け合わた仔がこの52mmです。

 

 

種親B:♀52mm(マツノインセクト2011年8番)

※当方より提供させて頂いた♀種親ですが、ご存知マツノさんで

86mmが2頭羽化したスーパーラインが2011年8番血統です。

 

 

shima1007さんの82.9mmに、このメルリン系とマツノ系の2頭を掛け合わせ

同じ菌床を使い6名による、それぞれの飼育下での成長の推移の検証。

 

コラボの進化版といいますか、なんだか新しく面白いでしょ

この世代で結果が出るのか?次世代まで掛かるのか?

いずれにしても、皆さんの考え方がとても参考になるため

例え結果が出なかったとしても、有意義な企画なんです。

なにせ、諸先輩方は二つ程上のステージにいますもんでね。

 

 

今後は2本目の添加剤配合量をどうするか?

オフ会で検討していく予定です。

 

我が家としても、自己ブリード対AKVプロジェクトの行方が気になるところ。

いずれにしても、転機の年のブリードは色々策を講じました。

 

 

次回は、我が家の2013年度菌床ブランドのご紹介です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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産卵材対決結果&メルリンさんプチオフ会&雅パパさんゴルフ対決!

2013年06月30日 22時25分13秒 | オオクワガタ検証等

 

この週末はとても過ごしやすかったですね。

そろそろビールの美味しい季節となりました

さて産卵材対決の結果ですが、その前に先週の報告から。

 

 

火曜日はメルリンさんと品川でプチオフ会でした。

メルリンさんの出張が品川とのことで、私の職場から2駅でしたので夕刻から合流。

話題は色々でしたが、やはり元ギネスブリーダーですね。

ブリードの経験値が実に豊富。

私が今関心ある菌床のPH値などはとうの昔、自作菌床作成時に通り過ぎているという。

大型血統作出を目指し、累代を続ける中で、試行錯誤を繰り返し生み出してきた苦労と喜び。

ですが割と具体的な質問はしないんです。

分からないから面白いという。

また秋口に「東京でオフ会も面白いですね」という話題なんかもありました。

あの方を招いたオフ会って・・・

メルリンさんには軽くプレッシャーをかけられてしまいましたが、

そろそろ結果も欲しいところ。

焦りはありませんが、なんとか頑張りたいですね

 

 

 

 

 

さて翌日は雅パパさんと1年振りとなるゴルフ対決でした

って一年前にも記述していますが、「対決の構図」には程遠いレベル差があり・・・

 

場所は「栃木サンヒルズゴルフクラブ」

 

画像は晴れの日のコースでして。

本当素晴らしいコースです。

御予約いただいた雅パパさんありがとうございます。

しかし当日は朝から雨の予報・・・  午後から一時集中豪雨

 

私も3年前くらいまではお遊びですが、年に10回程度ラウンドしていました。

ですがこの趣味を始めてからは年2回程度・・・

 

 

全く練習もしておらず妄想トレだけですので

「とりあえず100は切りたい」程度のお気楽ゴルフなわけですが、

ご一緒の雅パパさんは、競技会レベルのシングルプレイヤー 

「今は全く練習してない」状況でも、これまで培ってきた情熱と努力とモノが違います。

 

結果雅パパさんは前半雨混じりの中でも3オーバー 

私はショートパターが全く入らず前半16オーバー

そのスコアの違いは、下のスイングの違いにきっちり表れており・・・

 

 

どうです? ここまで違うんですね

連続写真で見ると、とても良く分かります。

左は当てにいった感じで振りが小さく窮屈で、無理をしていない分

楽をした打ち方。 昔はもう少し大きなスイングだったんですが・・・

 

それに比べて雅パパさんは軸が安定し、捻転の効いた力強く、これぞお手本といった

ドライバーショット

 

それでも楽しくゴルフを満喫することが出来ました。

雅パパさんありがとうございます。

次回は90台前半でラウンドしたいですね

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、我が家2013年ブリード・産卵ステージにおける

4種類の産卵材の結果をご報告いたします。

 

※この検証ですが、以下状況下による、あくまでも我が家の産卵結果です。

どの産卵材も昨年実績がある(DRオオヒラタケ菌はクワ友さん情報)

信頼のおける業者様からの産卵材。

要するに我が家で選んだ、産卵させるための最適な選択であり

決してネガティブな実験目的ではありませんのでご了承願います。

 

 

 

産卵SET数:12SET

産卵SET期間 : 5/11~6/8

産卵温度:25~27度(色々変化をつけてみました)

SET管理:コバシャ大4×コバシャ中8 (計12)

産地: 久留米産のみ

♀平均サイズ:52.9mm

セット数:12セット×4本(48本)

産卵数について:卵を含む産卵数とする

 

 

 

  

※ 画像は8番ライン

三階松・黒カワラタケ植菌材  合計38  

 

 

 

 

 

 

TP産卵材L材・特A及びA‘込み  合計49

 

 

 

 

 

 

 

DRオオヒラタケ菌植菌材・Lサイズ  合計64

 

 

 

 

 

 

TPカワラタケ菌植菌材・Lサイズ  合計71

 

 

爆産がないのは、♀の大きさも影響しているのでしょうか。

結果は平均19頭と4本セットの割には、正直少し物足りない結果なわけですが

卵を含む合計で222。(マットにこぼれた幼虫数は除く)

エース12ライン全てから採卵出来たことは、昨年を思えばかなり嬉しい状況に違いなく

なんといいますか、良質の材は雰囲気を感じるなと。

2013年の産卵ステージの結果に対しては十分満足しています。

 

 

材の堅さ。 乾燥度合い。 菌の強さ。 

同じ産卵材でも特色が色々ありました。

堅い材と柔らかい材をセットした場合、大半が柔らかい材から産卵しています。

基本的には、どの産卵材にも平均して産卵するという状況が見えました。

産む仔は万遍なく産むという。

 

また12ライン中、全て産んだというパーフェクト産卵材は今回ありませんでした。

逆に産卵材にしか産卵しないライン、ある植菌材のみ産卵したケースなど。

やはり個体差が存在するのでしょう。

また産卵しても菌が強すぎて、卵が菌に撒かれてしまったケースもありました。

 

検証目的で始めた、この贅沢三昧な産卵セットは流石に今年限り。

反省点もありますが、材の質と個性の見極めを含め、2013年の産卵ステージにおける

経験は今後に生きてくるものと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2013年度・産卵材対決

2013年05月18日 00時29分11秒 | オオクワガタ検証等

 

 

 本決算前で何かと多忙な日々・・・

今週は、カタログ通販部署の型落ち品ラグ&マットの処分即売会。

都内インテリア専門店、雑貨店約50社を対象にショールームで

仕入即売会を実施しました。

 

まぁここはインレンジ。

ルート営業ですからね。

気心知れた得意先様ばかり。

オヤジギャグ満載、漫談会場の雰囲気もあり。

 

 東進ハイスクール編 

「このラグいつ買うの? 今でしょ!」

「このラグ何処に敷くの? 居間でしょ!」

   ビックダディ編 

「このラグはこういう商品だ」

「これ以上でも これ以下でもない」

「これはこういう商品!」

「もうこの値段は普通じゃない」

「それはもう普通じゃない」

「普通なわけがない!」

 

  

 

週の半ばには重~い部内会議もありました。

来期もまたきつい数字のプレッシャーを背負うわけです・・・

 

そんなヘビーな気持ちのまま会議後は、青山の〇〇忠商事本社へ。

 さすが「不毛地帯」のモデルとなった

繊維部門に強い日本を代表する総合商社の東京本社。

 

セキュリティーも凄く流石に緊張します。

 

そこでは来春アパレルブランドによる「インテリアライフスタイルショップ出店」の打合わせ。

 TARGET IMAGE

価値観や情報を身近な仲間と共有する事に喜びを感じる。

身近な人と過ごす時間に必要な物にお金を使う。

STANDARDが物選びの基準。

決して背伸びをせず、等身大を好む。

デザイン製を意識した雑貨+ウェアで、カップルが共有共感できる展開を目指す。

 

なるほど。若い世代はこういった文化が主流なんでしょう。

やはり新ジャンルの開発や取り組みは楽しいですね。

そんな商品が当社で作れるかは別ですが・・・

 

 

 

その後、窓装飾メーカーの展示会会場の新宿へ。

展示会コンセプトはどこも「国産、機能、デザイン製」

その中で興味を惹いたのは、

遮熱生地と蓄熱生地がツインになったプリーツスクリーン。

それと部屋の外から遮熱する室外型ロールスクリーン。

デザイン製の変化としては、スラット(羽根)に穴の空いていない

形状のブラインド。

密閉性も従来品より高く、遮熱と保温性が優れいてる。

 

 

  

今、私のポジションはメーカーとはいえ販売会社。

上からの数字プレッシャーは半端ではありませんが、

慣れ親しんだ専門店オーナーとのやり取り、

新業態の新しい取り組みや、仕入先との色々な協力で

なんとかプレッシャーとのバランスを取ってしんどいながらもやっている。

 

  皆さんもバランスの取り方は様々でしょう。

 

それだけに、自己満足の境地といえる趣味の世界は、勝手気ままに楽しみたいですね。

プレッシャーなぞ存在しません。

皆さんからも良い刺激を貰って、自分のスタイルでやっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回の記述「ブリードスペース紹介」ですが、

想像以上の反響にちょっとビックリ

昨年12月8日「ブログ2周年&HP1周年記念」

のコメント数を超え過去最多。 

ブログ開設も893日目。

皆さんから反響があったことは、ブロガーとしてはとっても嬉しいこと。

そうそう、稚拙ブログに訪問して下さるだけで十分でございます。

 

 

また主水さんご指摘の通り、前回はオヤジギャグは封印した記述。

果たして「オヤジギャグ」があるとコメ&訪問数が減るものか? どうでしょう?

 

  

前置きが長くなりました。

 

 

 

 

 

 

今期の産卵セットをご紹介します。

昨年は♀を産卵のみに集中させるべく「エコ産卵セット」と名づけ、

コバエ小の中央にスライドを入れて縦置き2本で組みました。

 

しかしワインセラー小の管理温度が、私のミスもあり庫内温度が29度を越えていた影響もあって 

1セット目の割り出しで大半が産卵数0という散々たる結果。 

 よって今年はセオリー通り、産卵材を数本入れた産卵セットを組みました。

 

そして今回「産卵材対決」と銘打って、実績のある業者3社から仕入れた

産卵材による産卵数比較を実施します。

   

 

 

  

TP植菌カワラ材

 こちらは、全体的に一番柔らかい材ですね。

既に樹皮が剥いてあります。

  

 

 

DRオオヒラタケ植菌材

 こちらは菌が強い印象があります。

TPさんに比べ多少材質は固く、芯のある材もありました。

 

 

 

三階松黒カワラ植菌材

 こちらはL材ですが、特Lといった太い材。

黒いシミが最も少なく、表面がきれいな材といった印象。

 

TP産卵材


植菌材を嫌う♀もいるだろう配慮から、通常の産卵材も投入しています。

 

 

 

 

 

我が家2013年産卵セット・7つのアイテム

  

 

 

 DRオオヒラタケ植菌材

 

 

 

 

どれも堅すぎず、柔らかすぎず、材質は素晴らしく、水分量も適正値。

ブリーダーとして安心できる材といえます。

そして「他業者と植菌材の質の違いを比べて下さい」とありますので

今年比べてみます

 

我が家16セットの内、2大エース12セットについては

上記4本計48本の産卵材による産卵セットを組みました。

果たして我が家の久留米産♀達は、どの産卵材を好むのでしょう

サンプル数を計48本と揃えましたので、この検証(対決)は私も注目しております。

我が家の 菌床ボトル投入は6月中旬~6月下旬の予定です。

 

 

次週はdapさんオフ会、及び関東大鍬研究会、クワカラオフ会の記述を予定しています。

 

 

 

 

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決断&ペアリング誘発効果・昆虫・性フェロモン剤

2013年04月28日 10時41分47秒 | オオクワガタ検証等

 

 

2013年GWも始まりました。

皆様はどうお過ごしでしょうか?  我が家は今年も近場で休日を過ごす予定です。

 

さて、ちょっと前半は備忘録の真面目モードで。

 

 「何かを得れば何かを失う。

そして何ものを失うずに次のものを手にすることはできない。」

                                        開高健

 

 

今回の「決断」の首題にまつわる話題から。

仕事で学んだ、教わったことに、開高健さんの言葉と同じような意味として

 「過去を捨てる勇気」というのがあります。

過去を捨てるからこそ、新しいものを受け入れられる。

 

 

仕事の話題ではありますが、今回それを痛切に感じるある決断がありました。

 先週末、来期となる6月1日より、私が管轄する課の最重要得意先の

営業担当変更を決め、それを営業担当者に伝えました。

 

 

その得意先はインターネット販路としては、最大の売上を誇る

最重要得意先ですが、ここ直近大きく売上が低迷しています。

 

 

前任担当者は、その得意先を6年程前から、それこそインターネット部門に

進出し始める創成期から、得意先のオーナーと一緒になり

あらゆることにチャレンジし、大きく売上を伸ばしてきた優秀な営業マン。

 

 

また売上低迷は営業マンの責任ではなく、得意先要因です。

その営業マンには、来期からは低迷するチェーン系家具店と

新規家具店を担当し、課はおろか部全体を含め建て直して貰います。

 

 

本人はそれでも、最重要得意先に拘る思いが強いわけです。

 

「過去を捨てないと、未来に進めない」

 

人は過ぎ去った時間に対してよく執着するが、

自分が過ごした時間を無駄ではなかったと思うがために過去を正当化してしまいがち。

そうすると、気がつけば同じことばかりを繰り返す自分がいて、未来に進みにくくなる。

次へのチャレンジ、前に進むためには過去を捨てる勇気が必要。

大切なことは、過ぎ去った時間ではなく、今から過ごしていく未来の時間。

 

 

「何かを得るには何かを失う」

 

その最重要得意先を来期も継続しながら、という選択肢もありましたが、

今回は、私の担当する課内ではとても大きな決断となりました。

大きな売上を誇る得意先の担当変更ですからね。

  

それが来期どんな結果をもたらすのか?

まあやるしかありませんがね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、首題のテーマですが、一応実験とまではいきませんが

結果を報告したいと思います。

 

種親 ♂2011年マツノインセクト17番

       ♀2012年オオクワブロード6番(予備♀)

使用性フェロモン剤「富士フレーバー�」

「イチモンジカメムシ用性フェロモン剤1錠」

Piezodorus hybneri

  

「ミカンコミバエ用性フェロモン剤1錠」

Bactrocera dorsalis

 

実験方法

1.ケース内にそれぞれのフェロモン剤をケース内部に1錠ずつ貼り付ける。

 

 

2. 約5分間放置した中にオオクワガタ♂♀を投入し蓋をする。

 

 

3. 15分間の間にペアリング行動を起こすか監視下ペアリングにて観察。

 

 

 

 

実験結果

 

おっと早くも産卵誘発効果か

 

 

 

 

 

 

 

 

スイマセン。カプセルQでした

 

 

 「イチモンジカメムシ用性フェロモン剤」

ペアリング行動への動きはあるもののペアリングは不成立。

 

「ミカンコミバエ用性フェロモン剤1錠」

ペアリング行動への動きはあるもののペアリングは不成立。

 

 

昆虫は数百万もの種が存在し、そのなかで同種を認識するために、

種ごとに異なるフェロモンを用いているため、想像とおり結果となりました。

 

 

 

いくらフェロモン剤に害は無いとはいえ、こんな取り組みをやる方は、

まずいないでしょうしマイナス要因も気になりますからね。

流石に2大エースには使用を控えました。

 

 

しかし3月羽化のニジイロクワガタには、イチモンジカメムシであろうが

関係がありません。

恐るべしニジイロ

 

 

 

それでも気温上昇に伴い、2大エースの内ペアリング意欲に乏しかった

83.2mmは活性が上がってきましたね

また監視下ペアリングでは、当初ケース内をぐるぐると動き回っていた

♀が、♂を受け入れるといいますか、じっとするようになりました。

 

皆さんのところでは、そんなことはありませんか

 

 

 

そして、いよいよ我が家も実家の方ですが専用ブリードルーム

(ブリードスペース)を設置します。

そして我が家の産卵セットは、ブリードスペースの防音カーテンが

完成する5月11日の予定です

 

 

 

 

 

 

 

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ペアリング誘発効果・人用フェロモン香水

2013年04月15日 22時20分38秒 | オオクワガタ検証等

 

 

今週は都内家具店でGWまで開催する「大人のデイズニー・インテリアフェア」

準備作業のため、計6名でPM10時から早朝まで搬入展示陳列作業。

久し振りの徹夜仕事だったので、暫らく調子が戻りませんでした。

 

 

 

決算が5月ですので、営業サイドとしては数字的な思惑もはらんでおり、是が非でも成功させたいといったところ

 同時期に実施している「春需メーカーチラシ」。 こちらも同じく成功させたいですね。

 

などと仕事の方は気力充実 気合いも十分なわけですが、

このところ休日も営業外イベントの催事続きでして。

冬の間に申し込んでいた「マラソン大会」もキャンセルの連続。

 

まぁ仕事が忙しいにこしたことはありませんし、問題が頻発したとしても

気持ちの切り替えだけは自信がありますが(ただ右から左という噂も・・・)

ですが、最近どうもスタミナ不足といいますか・・・ 

ちょっと顎が上がっとります

これでは今話題の「ハンター」に追いかけられても逃げ切れません。

体力には自信があったんだけどなぁ~  

 

 

 

 

まぁそんなこともあり、仕事モードといいますか、最近当ブログ「チョネキャラ」も

ギャグのキレがイマイチといった、裏クワ業界のタレコミ情報が入り

また「不安先行ブリード」が続いている状況でもあり・・・

 

 

ですので、今回は私が密かに実行している裏技を当ブログでご紹介することにしましょう

 

 

 

我が家の種親はどうも「エロ」が足りないようで。

これは逆の発想から勘案するに、「我が家の久留米種親♀のフェロモンが絶対的に足りないのだ」

という仮説。

 

 

ではどうするか

そうです いつやるの今でしょ

 

2013年春のペアリング誘発対策・第一弾

 

念のため、既にペアリングが成功していると思われる種親ペアを準備します。

その♀の上翅に「フェロモンの香りを噴射したシール」を貼りつけてみました

 

 

これでフェロモン効果はバッチリ でしょ

果たして効果は如何に  

 

以上ちょっとくだらない「コネタ」の御紹介でした。 

何気に半分は本気だったりして

 

私も「フェロモン香水」を全身に噴射して、これから夜の繁華街へ繰り出すとしますか

それでは行ってまいります

 

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2013年・組合せの構想

2013年03月03日 00時37分02秒 | オオクワガタ検証等

 

 

 

 先週のオフ会の余韻からか、知的好奇心が目覚め始めまして。

我が家で今期トライしております、たんぱく質添加剤配合量パターン比較の検証ですが、

その実験結果と、オフ会での情報から、ひとつひとつ結びつく事柄を幾つか発見することが出来ました。

詳細について現段階では記述出来ませんが、

どうやら、炭素原子と窒素原子の比率(所謂、C/N比)を考慮し、添加剤の量を調整すべきのようです。

また加水分解の分解速度についてや、環境、湿度により、大きく変ることも今回で体験出来ました。

菌床は完全に生き物ですね。

アカモビさんありがとうございます。(__)

 

幼虫にとって吸収の良い栄養源となる餌を長く喰わせ続けること。 

分解の速い栄養源は雑菌に侵されるリスクが考えられる。

 

環境の違いによる影響については、2013年AKVプロジェクト(添加剤・久留米・検証)

で見えてくるように思います。

そのAKVプロジェクトですが、同じ種親から採れた幼虫(♂×♀2)を、菌床及び添加剤配合量と重量を統一し

6名によるそれぞれの飼育環境下で、10頭(5頭×2)ずつ計60頭を1年間飼育する企画です。

 

 

そんな環境と餌による検証も楽しみなところですが、

やはり2013年自己ブリードが一番の楽しみには違いはありません

その自己ブリードの組み合せについては、目下構想中(妄想中)なわけですが、

今期はマツノ843ギネス(マツノインセクト2003年.久留米♂84.3mm.KUWATAギネス個体)

の配合量の濃さについて、検証を試みたものの、ブリードの失敗(血の濃さの影響も考えられる)

となり道半ばとなりまして・・・

マツノ843配合量100%のブリードとなるインラインF3

(shima1007.H21-7-3♂82.7mm×H21-7-17番.♀52.5mm)の産卵失敗が痛かった

そして配合量75%の組み合せとなる

(shima1007.H22-6-23♂81.7mm×H21-5-14番.♀52.5mm)は産卵したものの5頭が全て★に。

 

血の濃さによる影響か、そもそも弱い個体であったのか、それとも血が濃いから故に弱かったのか・・・

良く分かりませんが、血の濃い組み合せですとメルリンさんでも不全が多い要因に挙げられることは事実。

shimaさんにもインラインの組み合わせは反対されましたからね。

反対されると、やりたくなりませんか

その次の世代の組み合せ如何では大化けする可能性もあるわけでして。

 

よって今期の反省を踏まえ、2013年の我が家では、

サラブレットの配合論をヒントにして以下のような組み合わせを構想中です。

 

 

 

4分の3同血 血統を2代遡り、父父、父母、母父、母母の4つの内、3つが同じ。

 血統の系統は父と母で異なっても構わない。

4分の2同血 血統を2代遡り、父父、父母、母父、母母の4つの内、2つが同じ。

 血統の系統は父と母で異なっても構わない。

4分の1異系 血統表の祖父母において、3頭が比較的似たタイプの血統で

 残りの1頭だけが異系血統(強くインブリードされていればなお望ましい)。

 

 

その他に

マツノ2003年843の血

メルリン2007年19番の血

メルリン2009年10番の血

shima1007.2009年6番の血

久留米産地では、とてつもない実績と可能性を秘めた血。

当然ながら超優良個体を生んだ「血と配合」を、構想(妄想)する日々

この段階がブリードの楽しみですね

 

私の場合、飼育管理について、もっとシビアにやらないと駄目なわけですが。 

どうも性格がO型気質でして拘るところはとことん拘りますが、基本的に大雑把なんですね。

ベーシックな部分がとても大事です。

と、備忘録で残しておくことにします 有言実行ですな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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配合量についての検証2

2011年11月10日 00時03分55秒 | オオクワガタ検証等

 

次女が3ヶ月を過ぎた頃から笑うようになり、

それから1週間後、今度はう~う~と声を発するようになりました。

 目は完全に見えています。 

そろそろ首が座るのかな? 成長は早いものです。 

 

 

 

 

我が家は3本目交換予定まであと1ヶ月。

早く掘り出したい衝動を、来期の妄想で紛らしている状況。

 

来期の配合量(血の濃さ)による検証テーマですが、

マツノ2003年3番84.3mmを特別な存在の個体であると仮定し、

その配合量の割合を数パターン(数ライン)用意して検証していく予定です。

 

 

 

 

組み合わせの当たり外れ。これもまた楽しみなわけですが

「美しく丈夫なオオクワガタ大型血統作出」をテーマとした場合、

1頭の巨大サイズ作出よりも、我が家ではラインの当たり外れを重要視しています。 

  

インライン、アウトライン含め、配合量(血の濃さ)の

マイナス要因の影響が少ない系統(ライン)を生み出したい

 

  

 

その先に、テーマに見合う血統作出があると思っています。  

 

よってマイナス要因と思われる

(孵化不全率、幼虫の★率、暴れ率、還元率、羽化不全率、

80mm以下サイズ比率、羽化個体のディンプル率等)

これらののデータをライン別に取り、す~やんさんが仰るように「傾向」を掴んで、

次につながるような課題や問題点が見えてくれば良いなと思ってます。

 

 

  

◆配合量からみる来期組み合わせ予定

 

 まだ変更があるかもしれませんが、

上記のような配合量によるインライン、アウトラインの組み合わせ予定しています。

 

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配合量についての検証

2011年11月05日 18時05分50秒 | オオクワガタ検証等

先月テーマにした「血統と血の濃さについて」



丈夫で大きなオオクワガタ血統作出を目的とした場合、

果たして血の濃さはどれ位の配合量が適正なのか?



来期のブリードについて構想(妄想)を考える中で、

血統管理をされているブリーダーさんの累代作出実績から血統表を作り、

寝る前に色々見比べています。o(^-^)o 

 



我が家の場合は大型血統は久留米産のみですが、

その中ではっきりしていることは「ある祖先の特別な血筋の存在」です。




来期我が家では、その幾つかある特別な血統個体と思われる中から

「マツノインセクト2003年3番血統」をターゲットに絞り、その血の濃さの割合(配合量)

による比較検証を実施することに決めました。


 



来期ブリード予定

1.配合量100%

3代前祖先が全て84.3mm3番累代血統のライン
12.5%×8=100%
(♂の父方祖父祖母と母方の祖父祖母、♀父方祖父祖母と母方の祖父祖母が全て84.3mm3番血統)
インラインブリード

2.配合量87.5%
12.5%×7=87.5%
アウトラインブリード。

3.配合量75%
12.5%×6=75%
インラインとアウトラインブリード。

4.配合量62.5%
12.5%×5=62.5%
インラインとアウトラインブリード。

5.配合量.50%
12.5%×4=50%
インラインブリード。

6.配合量37.5%

12.5%×3=37.5%
アウトラインブリード。
(もしくは50%配合の組み合わせになるかもしれません)
※種親は改めてご報告します。




来期の検証目的は、餌、温度管理とあるのですが、

オオクワガタ血統についてはサラブレッドの血統にも共通し、

私自身が興味関心のある配合量に着目してみたいと思っています。

 


血統表から察するに、♂♀の組み合わせの当たり外れの要因もあるし、

♀のポテンシャルも大きな要因のようです。




ですがある一つの超優良個体をターゲット絞り、その配合量の割合による

比較検証を実施している方はあまりいないようで面白いかなと。

そして血の濃さによる優位性と進化、血統重複遺伝子説を結びつけた仮説・・・ 




遺伝子の変化(進化)に生存を困難にする程の変化はない。

逆に重要な遺伝子の突然変異の制御は、ホメオティック遺伝子のように

生物の形状を制御するような仕組みが存在する。



遺伝子には数多くの重複があり、同じ遺伝子が幾つも存在するが、

重要なもの程重複が多く突然変異の影響が少ない。



逆に考えれば、重複の一方が正常に機能していれば、

生物の生存に支障がないため単一の遺伝子よりはるかに進化があり得る。

同じ機能を持った遺伝子はそのままに、新たな遺伝子を作り出すことを可能にする。


 




要するに同じ祖先から伝わった遺伝子は、ホモ接合体になる確率が高くなり

遺伝子が均一になりやすく、ある程度の血の濃さを作り出した中で、

別血統を掛け合わせる事で進化(突然変異)の可能性があるのではないか?


正常なる進化


素人発想につき、間違っていたらご指摘下さい(^O^)

この仮説どうでしょう?



昨年は別血統アウトラインでしたが、今年は84.3mm3番の配合比率を変えた

インラインと、同血統アウトラインライン(クロスライン)ブリード中心です。

まぁ数年のテーマになりますね。o(^-^)o

 

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