悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

首都圏久留米党オフ会&奈良輪血統の話題について

2013年08月28日 00時25分23秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 OOKUWA BLOOD トップページにRSSリーダー機能を設置しました。

クワ友さん最新のブログ更新状況が一目瞭然に確認出来るのは良いですね。

 

 

小学生の長女詩織は今日から2学期が始まりました。

次女美織も、この夏の成長には目を見張るものがあります。

 

そんな今年は、まさに「酷暑」の夏でしたが、ようやく少し暑さが一段落しました。

8月12日は、高知県四万十市で国内観測史上最高となる41度を記録。

3日連続で40度を超えたのも、全国の観測点で初めてという。 

東京でも9年ぶりに38度を超えましたからね。

 

私は昔から暑さには強い方でして。 夏合宿で鍛えられたのか?

暑いといえば、今から5年前の2008年7月。

ドバイ出張時が人生で最も暑い体験でした。 

あの時は日中43度以上。

10分まともに外にはいられないほど、まさに危険な状態。

あの時は流石に頭がクラクラしましたね。

 

ふとあの暑さを思いだし

「果たして今年は一体どれ位暑いのか?また暑さへの耐性はどうか?」

記念すべき2013年8月12日。 

実際に暑さを肌で体感してみようと、午後から1時間程ランニングをしてみました。

が、途中20分でギブアップ 

あの時ほどではありませんが、なかなか暑さは厳しいものがありました。

やはり実体験と検証が好きなようです。

 

 

 

 

 

 先週金曜は首都圏久留米党オフ会でした。

 メンバーですが下町の裏党首・主水さん 

元祖天の邪鬼な実力派・kazさん 

ライバルは同世代の虫蔵氏?!・若手代表ポチさん 

神奈川支部代表・兼任ブリーダー大御所・paxさん

と久し振りに5名が集まりました 

 

そしてオブザーバーとして

拘りのブリーダー兼作詞家・す~やんさん

 

今回のオフ会ですが、今回偶然の必然か?

川西産メインのす~やんさんが参加されたこと。 

そしてこちらもかなり「熱い」夏にタイムリーな話題がありましたね。

ご存じでしょうが奈良輪強制収容所さんから

♂は87.7mm♀は59.7mmといった

ともに先日現ギネスを上回る固体の羽化報告がありました

 

また従来の常識では想像しえぬ48gという巨大幼虫サイズから

35.8gといった蛹が、今現在羽化を待つ状況であるという

奈良輪強制収容所さんの話題でもちきりでした。 

 

その囚人1号さんのブログですが、訪問者数が1日で500名を超えた

いや~久しぶりに衝撃的な話題ですので、かな~り盛り上がっていますね。

思わず囚人1号さんのブログに、「夏祭り」の気分で初コメをさせて貰いました

 

 

ここまでに至る熱意と努力と工夫は並大抵ではないでしょう。

果たして90mmを超えるオオクワガタが果たして誕生するのでしょうか

ちょっと私の想像を遥かに超えているので

「見たいようで見たくない。」 正直そんな複雑な心境ですが、

次世代可能性の追求という意味でも、完品羽化してもらいたいですね。

 

 

 

そしてギネスというと、必ず話題に上る雑疑惑的なコメントも少しありましたね。

 世の中は色々な方がおり、様々な意見を持つのは至極当然のこと。

活発な議論のぶつかり合いも大いに結構。

 

しかし私だけかもしれませんが、斜に構えた辛辣なコメントを見ると

どうもモヤモヤした気分になるんですね。

 

 

この要因は何からくるのか?

 

 

 

これは

「目的に向かって真摯に取り組んでいる事に対して、

飼育の醍醐味を楽しんでいることに対して、

それを否定されたような、馬鹿にされたような感じがするから」

などと自己分析。

 

簡単ではないだけに、情熱と時間とお金をかけ、そして目標に向かって夢中になる。

自己満足と分かりながらも、仲間と毎回大きさに一喜一憂して楽しんでいる。

記録と記憶の軌跡。

 

そういったことを全否定されるようなコメントを見ると、正直妙にガッカリだなと。 

もっと盛り上げようぜ ってね。 

きっとなにかの縁で出会った趣味ですから。

縮小させず、大きくさせたいなぁと。

私は気持ちの切り替えが早いので、気にしませんが。

 

 

 

そのオフ会ですが首都圏久留米党独自のオリジナル菌床を使用した

AKVプロジェクトについて次のステージの方向性が決まりました。

 

今年羽化個体の報告

2本目の添加量について

2014年AKVプロジェクトの方向性について

来期の種親について

 

 

AKVプロジェクトボトルですが、1本目の添加剤配合量は1ブロック当たり

驚異の200g

固定概念に捉われず実際にチャレンジ。

2本目交換は10月初旬の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2013年度・検証について

2013年08月20日 00時47分13秒 | オオクワガタ検証等

 

 

今年の夏休みも世界陸上と共に終わりました。

今年は仕事も多少あったので、遠出はせず都内中心でしたね。

 

その中で、我が家で評判が良かった小イベントとしては

雑誌に掲載されていて「美味しそうなので行ってみない?」などと

力まずとぶらっと行った「パンとエスプレッソと」

裏表参道にあるフレンチトーストやパンの美味しい穴場レストラン。

甘党なもんで。

 

そして別の日には、六本木ミッドタウンの公園敷地内仮設レジャースポットで遊び

 

お昼は六本木「リッツカールトンホテル」のランチ。

 

プチ贅沢ですが、夏休み=行楽地=渋滞といった定番ではなく

逆に比較的空いている都内で、美味しいものを食べながらのんびり過ごす。

嫁と娘たちにはとっても好評ですし、私も昼から堂々と飲みながらゆっくりと出来る。

まぁそんな夏休みの過ごし方もありですね。

 

 

 

 

 

さて前回で2012年度の統括を終え、ようやく2013年度のブリード話題へ。

実績に乏しかった我が家だけに、ここ数回の備忘録ブログ記述のモチべはイマイチ。

ですが、なんと 前回のブログアップ当日の訪問者数が304人と

ブログ開設後初めて300アップを達成しました。

 

毎月、毎年数字に追われている営業マン。

どうも数字が気になる習性というのは否定できず・・・

また私が把握している情報のみですが、ヤフーのアカモビさんは

1日300人以上の訪問者数を過去に幾度も達成されていましたね。 

(ブログ内容のレベルが違い過ぎますが)

 

ちなみにgooブログですが、我が家ブログ過去記事で

「その日、どの記事にアクセス数が多かったか?」

上位ベスト10までを毎日知ることが出来ます。

するとどうやら、前回記述だけではなく、過去記事に対して訪問下さる方も

かなりいらっしゃいますね。

それでも完全にコアな趣味なだけに、訪問者数が増えることは

自己満的に励みにはなります。

 

「ちと実績が伸びず、こんな事で少しでも残念な気分を紛らわし

且つ違う切り口で、ちゃっかり自己PRをしつつ、何かしらモチべを見出そうとする

切り替えの早い営業気質だが、なんだか案外セコ~イタイプなわけですが・・なにか

 

ただ閲覧数は未だ800を超えず。

マジックフォレストの店長曰く、

「全盛期はHP訪問者数が2,000人以上はざらだった」ようで。

その「マジックフォレスト紹介」記事や「マツノインセクト初訪問」などは

上位10位に入っている回数が多いですね。

次の目標は1日のアクセス数800アップ

 

 

 

 

さて今年2013年度の検証テーマです。

 

AKVプロジェクト共同飼育

これは以前取り上げたメインテーマ。

同じ種親から採取した幼虫を、高添加仕様を中心とした餌で

6名による飼育下で、果たしてそれぞれ違う環境下でどう育つのか?

 

 

ブリードスペース温度管理検証

今期から実家ブリードスペースにて・エアコン管理を始めた我が家ですが、

現在温度測定器「おんどとり」で、10分間隔の温度計測設定にして

エアコンの送風やら、温度やらを色々試しています。

ですが、これが温度がなかなか安定しない。  

どうでしょう、8月上旬でエアコンの温度設定を26度とした場合、

1日の中で上と下最大3.5度程ブレておりまして、これはちと予想外でした。 

一応窓なし、小スペースのブリードスペースなんですけどね。

マンションだとここまでブレないような気がしますが・・・ どうなんでしょう?

 

目指すは上下1度。

実はまだサーキュレーターや、スタイロフォームは取り入れていませんので

これから幾つか対策を実践する予定です。

果たして上手くいくのかな? 

 

 

早期羽化温度検証

これは今年ワインセラー飼育を早期羽化組用として使用しております。

能勢YGと比べると、成長曲線の遅い久留米では難易度が高いようです。

我が家では全頭数の1割に当たる23頭でひとまず今期実践しています。

ちなみに現在ワインセラーの温度は28度。

♀のみを2本目交換時にもこのまま温度を下げず、2本羽化を目指します。

 

 

低温飼育検証

これは今年もう一台のワインセラーを併用してトライしてみたいと思います。

28度で育てた幼虫のうち、♂のみをワインセラーで低温度帯で飼育します。

 今のところの予定では10度~13度で管理する予定。

一応仮説としては、高温で育った幼虫を、低温管理へと移行し

菌床を劣化させず長期間育てる何かしらの優位性が生まれるのではないか?

 

果たしてどうなることやら。

 

 

常温管理検証

これは我が家と、レル会長の床下飼育という常温とはいえ

今年の夏場でさえ29度を下回る常温管理下で

果たして大型サイズが誕生するか?

またエアコン飼育管理他とのサイズ格差がどの程度生じるか?

少しだけですが実験してみます。

今期まずは「目指せ常温管理下♂82mm」ですね。

  

 

 

高添加飼育♀個体による、高添加と低添加検証

 これもサンプル数が少ないですが、我が家2011年度自己ブリードで

高添加といわれているHS菌床で育った2011年度2番♀がおりますので、

その♀の幼虫に高添加と低添加の菌床を喰わせて比較するというものです。

 

 

まあ大きく分けるとこの6つでしょうか。

我ながら優良血統が揃い、産卵もここまでは順調であるだけに、

このような検証も、なかなか楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プチオフ会&2012年検証報告

2013年08月14日 01時20分17秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

OOKUWA BLOOD 

※2013年度飼育データ追加しました。

今期、最終的に当初の予定通り240頭程でスタートしています。

転機の年を経た2013年度ブリードですが、

1年目、2年目の2.5倍以上の飼育数となりまして、なかなかペース配分が掴めず。

またフェロモン検証含め、余計な検証もあったりと、何かとバタバタとしており

ましたがどうにか落ち着きました。

 

 

 

そしてまずは「首都圏久留米党オフ会」開催のご連絡。

日時:8月23日(金)

時間:19時~

場所:秋葉原駅近辺の個室居酒屋

※場所は決まり次第ご連絡します。

参加メンバー: 

今のところ、主水さん、kazさん(kazさんクワ友さん)、

ポチさん、paxさん、そして私の予定。

 

かなりマニアックなオフ会ですが、参加希望の方はご連絡下さい

クワガタブリードに熱い想いのある、そんな新たな風も

首都圏久留米党には必要じゃね ってことで。

 

 

 

 

先週はレル会長とココペリさんとのオフ会でした。

場所なんですが、昨年3月20日。

ちなみ幹事長主催 関東大鍬形研究会・中野編

懐かしの塚田農場中野北口店。 

 

オフ会の目的なんですが、

レル会長には我が家2013年の検証に少しだけお付き合い願うため。

 

 

カブクワブログ界では、当時カブトムシゆかりちゃんより

2ポイント程人気の高い塚田農場アイドルハスキーボイスクミちゃんですが、

残念ながら既に中野店は卒業してしまいまして・・・ 最後は苦しまなかったようで 

ですが、愛嬌あるキャラクターと、しつこいオヤジを受け入れる(受け流す)

術を弁えたヤングブラッズ・メグちゃんが、

我々を癒しの世界へと導いてくれました

 

 

 

 

レル会長ですが、火曜日と週の前半ではありましたが、

会長だけに快調に飛ばしレモル8杯目を飲み干し、

流石にちょっとほろ酔いどころか、泥良いに向かいつつあるちょうどその時、

ちなみ幹事長の刺客Mrココペリ氏がオフ会初登場

 

ココペリ氏ですが、本格ブリードは今年初参戦の方でして、

ちなみ幹事長の美形川西産をヤフオクにてゲットされ、

オオクワブリードの世界へ

その類稀なる好奇心と、先見性もあって、次世代大型血統産地候補

として注目の「香川産」を2ライン程ブリードされており、

あのメルリンさんからも直接補強されているようで。

そして我が家主催の昨年末プレ企画にも参加されており・・・

 

幸か不幸か オオクワブリードの入口に接点をもった方が

私以外はとっても強烈だったという・・・

 

またレル会長、私のブログをかな~り熟読されており、ちょっとビックリ 

そしてなんだか嬉しくもあり

更には塚田農場の社長という、かなりの塚田農場マスター

やはり社長ですので待遇はVIP 裏情報もかな~り通 クワブリードの素質ありです。

 

また偶然にも、なんと住まいが我が家の近所だという

世間は狭いですな。 人間悪さは出来ません

ココペリさん、またラーメン談義を交わしましょう

レル会長、検証の程宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年は久留米産としては裏年でもあり、どちらかといえば

検証寄りの我が家。

結果はともかく備忘録ブログとして記述することにします。

 

2012年の我が家検証テーマを振り返ってみると・・・

 

1. 還元率の検証

 ※shima1007・6番(3月最終体重26g→6月羽化81.7mm)

 この種親にそれぞれ特徴をもつ♀を掛け合わせ検証。

 

2. ♂84.3mmギネス・血の濃さ(配合量)の検証

※インライン、同系統アウト、別系統アウト含め

配合量(血の濃さ)から「奇跡の配合量」を見出せるか?

 

3. 良血統・同腹インライン3♀の比較検証

※メルリン5番血統インライン3♀による比較

※同腹・同サイズであっても雌雄の組み合せや

個体差により違いが明確に表れるものか?

 

4. インラインによる遺伝子の検証

そもそも累代を重ねると血の濃さの影響が表れるのではなく

対立する遺伝子の内マイナス要因を含む遺伝子が発現しただけ

ではないか?孵化不全、幼虫不全、成熟の成長等を検証し、

マイナス要因のある遺伝子を選定し、取り込まぬことで、むしろ

優秀な子孫のみの累代が可能ではないか?

 

そして対決の構図として

TPレンタルスペースエアコン管理飼育VS実家ワインセラー管理飼育 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは1.の検証テーマですが、我が家のshima1007.6番♂81.7mm

の還元率(変換率)がどうのと、語れる状況ではありません。

KU-206が2本目交換時5.8gから30.2g→80.9gというのが

いますがこれは論外。

♂81.7mmとの掛け合わせは当初予定していた、エース♀個体含め

産卵失敗と産卵数が少なく撃沈でしたからね。

 

これは我が家よりも主水さんの2012年度飼育データが参考になります。

我が家♂81.7mmと同腹兄弟となる主水さん♂種親である

2010年shima.1007.6番.♂82.9mm。

この♂82.9mmを掛け合わせたラインは

大型の84mmアップも出ていますが、

それほど特出した還元率ではありません。

 

それよりも注目すべきは

2009年shima.1007.6番♂82.8mm

特に主水さん2012年4番の還元率は特出しています。

(やはり表年のポテンシャルは凄いのか?)

これは相性もあるかもしれません。

ブリード相手となる♀は、やはり還元率の良いメルリン2010年7番ラインなんです。

 

血統と組み合せによる相性

 

選別した個体による累代をされているshimaさんの当たりラインは

潜在的なポテンシャルを感じますね。

 

 

 

次に2.の検証テーマですが、これも我が家ではマツノ843の血を色濃く残す

掛け合わせがことごとく失敗しました。

ですが我が家の最大個体はマツノ843配合率が割と濃い65%となる5番ライン。

 

この検証テーマは仮説の域ではありますが、「血の配合」という観点で

もしかしたら?といった2つのプラス要因が見えてきました。

OOKUWA BLOOD ですからね。

血統(血)にはかなりの拘りがあります。

これは、今後確かめていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

3.については、以下の通りです。

メルリン2010年5番♂81mm×メルリン2010年5番♀52mm3頭

2012年6番

♂平均75.3mm ♀50.2mm

2010年7番

♂平均77.4mm ♀49.6mm

2010年8番

♂平均76.6mm ♀50.6mm

 

結果ですが、インラインは3ラインともに羽化個体は80mmオーバーを

達成せず、そしてサイズ的に50歩100歩といった実績となりました。

よって♀のポテンシャルについてですが、同腹同サイズの個体ですと

どれも似たような結果に落ち着きましたね。

あまり大きな差は感じられませんでした。

 

残念だったのは8番ラインですね。

♂羽化個体は♀に偏り結局1頭のみ。

そして3本目交換時31.5gのKU-801ですが

完品羽化で82mmを超えていましたが、掘り出した時にそのまま★に。

ですが8番ラインは、里子先で81mmアップが2頭という報告がありました。

果たして次世代どうか?

この8番の優良♀個体は、来期アウトラインでブリード予定です。

 

 

 

 

 

そして4.の検証テーマですが、

我が家では2012年度は当初6ラインのインブリードで挑みました

ですが、産卵の失敗の他に、どれも産卵数が少ないという

結果が顕著に出ました。

久留米はアウトライン主体ですので、インラインによる血の濃さの

影響があるように感じましたね。 

 

これは一世代では判断出来ません。

また我が家は補強個体のみで挑みましたので、

♀の成長推移等は良く分かりませんからね。

特出した個体を選定し、ブリードしないことには良く分からない

当たり前ちゃ当たり前。

これがブリード経験による飼育の醍醐味か

反省点と今後の課題点となりました。

 

 

 

最後にTPレンタルスペースエアコン管理飼育VS実家ワインセラー管理飼育。

これはワインセラーに軍配が上がりました。

TPレンタルスペース管理飼育

♂平均76mm ♀49.6mm    (自己ブリードのみ)

最大羽化個体80.9mm   ♀51.6mm (自己ブリードのみ)

 

実家ワインセラー管理飼育

♂平均79mm ♀51.6mm     (自己ブリードのみ)

最大羽化個体♂82.5mm ♀54.8mm(自己ブリードのみ)

 

 

この要因もはっきりしています。

レンタルスペースは前回記述した通り、ボトル投入のズレによる影響と

菌床の状態を把握出来なかった点が大きいですね。

 

 

 

 

 

しかしこうして振り返ると、色々考えていたようでも、考えが浅はかですね。

我ながら。

 

この寂しい結果ですので2013年度ブリードは、

流石に少し実績重視寄りではありますが

大型作出と飼育方法の研究

の2軸のスタンスで、これからも楽しみたいと思います

 

 

次回は「2013年検証テーマ」についてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年度・レンタルスペース飼育管理組・羽化報告

2013年08月07日 23時37分51秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

次女美織は早いもので2歳を過ぎました。

怒るときは、どこで覚えたのか「アプッ!」という表現をします。

最近朝も「パパ!アッチ!」と手を引かれ美織に起こされます。

多少親バカ的ですが「ちょっと気が利くかも?」ってことが多々ありまして。

私が着替える時に、ソファに置いたベルトを「ハイッ!」

と私に渡してくれたりするんです。

こういう気が利く行為ですが、果たして大人になった時に、どうなってしまうのか

こういう出来事は、ちょっと覚えておきたいですね。

 

※HP:OOKUWA BLOOD 

2012年度飼育データ及び2013年種親情報を更新しました。  

※2013年度飼育データは来週更新の予定です。

 

 

1週間前ですが、7月30日大阪出張の合間に名古屋のTPさんへ寄ってきました。

そうです、預けている幼虫掘り出し作業のため。

その結果ですが、残念ながら予想通り大きくなっておらず・・・

これはちとやらかしました。 

 

前回記述したマイナス要因に加え

投入時期と交換時期のズレによる影響が最後まで響いたようです。

 

 

昨年、高添加プリンカップに投入した幼虫ですが、

千葉の市川にある実家から名古屋のTPレンタルスペースへ送ったのが7月19日。

そしてTPレンタルスペースでの2本目交換は10月5日。

1本目投入からは80日。

TPレンタルスペースの管理温度は27~25度。 

プリカ投入後1ヵ月経過していましたが、1本目交換期間としては短か過ぎました。

 

逆に2本目は120日間後の1月末と4ヵ月程引っ張りましたが、

これは逆に交換が数週間遅かった。

ワインセラー組は劣化しておらず、TPエアコンスペースも冬温度管理時期で

あったので、正直安心していたのですが、菌床の加水分解による劣化が

進み、ボトル交換時には表面を覆う白い菌床膜が殆ど残っておらず

幼虫も暴れていたという。

 

そして交換から4週間後の2月末からは、レンタルスペースは加温を開始。

リカバリーは無理ですね。

結局TPレンタルスペース飼育管理組最大は2番♂80.9gという・・・

 

投入時期がズレたことで成長段階の途中で交換し、

更にその後温度を下げていき次の交換時期は遅れ、

交換からの体重回復の前に加温するというタイミング。

 

 

当たり前ですが、エアコン管理下であれ、それでは大きくなる筈もなく・・・

如何にスケジュールを考えた温度管理が重要か?

幼虫もそうですが、生き物である菌床にとってもでしょう。

いくら血統が優れていても、環境下が安定したエアコン管理下で

あったとしても幼虫の成長を妨げる状況で結果は出ない。

 

今回は悪い例としてご紹介するという形になってしまいました

 

 

遠回りですが、これもある意味リアルな大型作出ストーリーブログ。

趣味ですので失敗を体験することはその分また発見が多いという。 

ただTPさんのPRは負のPRといった形となったことは、誠に申し訳ない気持ちです。

 

 

正直菌床の持ちだけで見ると、荒粒子タイプのブレンドである神長さん、三階松さん

ブランドに多少軍配が上がるものの、TP菌床の幼虫成長曲線は遜色ない印象です。

しかも、昨年実施したTP高添加パターン6段階の中で、最も成績の良かった

ST2-EX.800の配合を今期使用しています。 

またオオヒラタケ菌ヒラタケ菌といったリレーも今期は全てで実施していきます。

 

 

2013年度の菌床対決は実家ブリードスペース環境下での飼育管理。

神長さん、三階松さんの菌床と同条件となりますからね。

我が家の菌床対決 及びTP菌床のリベンジなるか

2013年度は、ここも楽しみにして下さい。

 

インブリード羽化個体及び、その他検証事項は後日記述したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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2012年度・ワインセラー飼育管理組・羽化報告

2013年08月01日 21時44分12秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

  

 さて、我が家でも2012年度羽化報告の時期となりました。

2011年度から大型血統によるブリードをスタートし

いつのまにやら、チョネキャラクターが一人歩きを始め

全国のオオクワガタブリーダーさんとのオフ会参加数だけは

トップブリーダー級 といった2012年度の2年目もピリオドを迎えました

 

 

たまに対決好きの血が騒ぐものの 

どちらかといえば興味あること。本当なのか?といった情報を実際に実施し

検証してみること自体が楽しいという「試行錯誤であると自負している

我が家はありますが、目的はオオクワガタ大型作出を目指した当ブログ。

 

 

普段交流あるクワ友さんも、今年羽化実績において

ドカーンってな発表をされ、遥か遠くへ行ってしまった方や

 

よっしゃー来年へリベンジや・・・  

 ってな方もいらっしゃいます。

 

 

 

広報担当を自負するも「首都圏久留米党」党首という立場でもあり

幼虫体重が今一つ乗らなかった我が家でも

正直ドカーンってな発表をしたかったのですが・・・

 

 

 

 

それではワインセラー飼育管理組を記述しておきます。

 

まずはドルクスハンター粕谷さんから2011年7月我が家に届いた

新潟県魚沼産・採集固体♂1×♀2による自己ブリード固体から。

種親(2011年OOKUWA BLOOD(♂54.4mm×♀37.3mm)

12WD-204 7月21日:T×GT866.800へ

10月13日:17.8g→T×GT866.1400へ

2月7日:19.8g→EX.1400

6月下旬:羽化 72mm

サイズは72mmですが、機敏な動きと、大顎の長い形状はまさに父親譲り。

♀も2つあるラインからそれぞれ無事羽化しております。

 

大顎の長い形状のまま、もう少し大きくさせてみたいと。

2013年はお休みして、来年累代出来る様に大切に育てたいですね。

 

 

 

 

 

続きましては自己ブリード最大個体はこちら。

先日ご紹介した蛹体重24.7gあった我が家ワインセラー飼育管理組。

種親(shima1007.6番♂81.7mm×メルリン2010年.6番♀48mm)

12KU-501 7月21日:パターン4.TPオオヒラタケSP.800へ

10月13日:28.2g→パターン5.TPヒラタケST2-EX2.1400へ

2月7日:33.5g→TPヒラタケST-EX.1400

6月下旬:羽化 82.5mm

無事羽化したものの82.5mmに終わりました。

産卵に苦戦した我が家の予備♀48mmからの仔でしたが

蛹室が大きく、期待してはいましたが残念ながらもう一つでしたね。

 

 

 

 

そして我が家ワインセラー飼育管理組最大羽化はこちら。

種親(2010年MATSUNO INSECT.12-37(♂81mm×♀52mm)

12KU-37-1 7月21日:パターン4.TPオオヒラタケSP.800へ

10月13日:21.5g→T×GT866.1400へ

2月7日:32.1g→EX.1400

6月下旬:羽化 83mm

 

 

 

 

ちょっとwaizuさん風に画像を加工してみました。

 

 

この羽化個体ですが、残念ながら自己ブリードではありません。

産卵に苦戦した昨年、マツノインセクトさんから幼虫で購入した5頭の幼虫の1頭。

マツノインセクトさんからの種親候補を残したかったもので

それはそれで大変嬉しいわけですが・・・

 

自己ブリ最大は予備♀から、最大個体は補強幼虫からってね・・・

 

自己ブリードに対する熱い想いからすると、この結果はなんなの

かなり、お恥ずかしい状況となりました。

 

完品羽化固体数は30頭と、昨年とほぼ同数ながら

昨年80mmアップ11頭に対して、2012年度はTPエアコン管理組含め4頭のみ

インライン3♀による掛け合わせと、マツノインセクト2010年17番によるインブリードは

残念ながらともに全て80mmに到達せず。

 

なにしろ「血統と配合」の観点 から素質ある個体を選定していく段階と位置付け

 来期はとにかく傾向を掴みたい。有望なラインを見出す」こと。

 

過去のブログでは上記のような記述をしておりましたが、

当初立てた目標が達成できなかった不甲斐無さはありますね。

 

 

産卵失敗によるエースライン欠如の影響

高添加剤比較検証の弊害

インブリード検証

裏年による種親ポテンシャル

  

考えられる要因は幾つかありますが、

私が考える我が家久留米における2012年度最大のマイナス要因。

 

 

マツノインセクト幼虫がそこそこ大きくなったが、(マツノ幼虫♂3頭は83mmと82mmが羽化)

その割に飼育数の多い自己ブリード組はもう一つ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうです。

自己ブリードは、全て初令から高添加プリンカップに1ヶ月程投入したことが、

影響しているのではないだろうか?

というより産卵失敗により、プリカ高添加による食性の選別が全く出来なかった。

これが大きな敗因と考えています

現に2012年度2番ラインは、幼虫が拒食症状の傾向も見られました。

ただ2012年度という点だけで結論づけるのは良くありませんね。

  

よって今年は基本的にプリカへの投入は実施していません。

それでも20頭程をプリカ高添加組による飼育を実施しています。

 

 

2013年度・添加を抑えたパターンと高添加パターンとの幼虫成長推移と羽化実績比較。

高添加を喰える(消化吸収分解出来る)バクテリアを有する幼虫の選定。

高添加を喰えることが出来る幼虫の仔が、次世代で更に高添加を喰える

 ようになるかどうかの検証。

高添加を喰える次世代累代幼虫による高添加、低添加の比較検証。

 

興味深いテーマにつき当ブログで実践して検証していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (38)
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